サマージャンボや年末ジャンボなどのジャンボ宝くじと違い、自分で数字を決めて購入できるナンバーズ4。
いざ4桁の数字を考えるとなると、あまり思い浮かばなくて誕生日にしているという方も多いのではないでしょうか。
そこで疑問に挙げられやすいのが、誕生日の数字でナンバーズ4を購入すると当選しやすくなるというジンクスです。
そのジンクス、実は間違っているかもしれません。それだけではなく当選確率を下げる買い方をしている可能性もあります。
今回はナンバーズ4を誕生日の数字で買うと当選確率が上がるのか、当選確率を下げてしまう買い方をしてしまっていないかどうかについて解説します。
ナンバーズ4を誕生日の番号で買うと確率は上がる?
残念ながら変わりません。
本当の意味で0.00001%も変わりません。
ナンバーズ4の抽選は年月日関係なく完全ランダムに行われるため、どんな番号で買っても確率は同じなのです。
例えば1万本のくじ引きから1本引くとしましょう。このとき、当たりくじは1本のみ。当たりを引く確率はナンバーズ4のストレートと同じ1/10,000です。
自分の誕生日が11月23日で、左から1123番目のくじを引いたとしましょう。
このとき、誕生日の数字にちなんだくじを選んだことで当選確率は上がったでしょうか?
冷静に考えてみると、くじの本数や当たりの本数が変わったわけではないのですから、何も変わらないという答えになるはずです。
そのため、ナンバーズ4で当選するには自分の誕生日の数字を入れないといけないというジンクスは、何の意味もないのです。
誕生日を抽選数字にするデメリット
当選確率が変わらないのであればメリットもデメリットもないのではないかと思うかもしれませんが、実は当選金額が下がりやすいというデメリットがあります。
誕生日は良くも悪くも誰もが思いつく4桁の数字なので、ほかの人と数字がかぶりやすいのです。
ナンバーズ4は当選金を当選者で山分けする方式なので、同じ数字を選んだ人が多ければ多いほど一人当たりの当選金額が少なくなります。
誕生日を指定する人が多いということはそのぶん当選金額が下がりやすい傾向にあり、せっかく当選しても平均当選金額よりも少なかったというケースに遭遇しやすいデメリットがあるのです。
当選確率は変わらないのに当選金額が下がってしまう可能性があるということはデメリットしかないので、特に理由がなければ誕生日以外、具体的には数字を並び替えても年月日にならない数字(9625など)を指定したほうがいいでしょう。
同じ数字が二つ以上あると確率が下がる可能性アリ
でもやっぱり自分の誕生日の数字を信じて買っていきたいという方もいるでしょう。
そういう人の中で以下の二つの条件に当てはまる方は、少し数字を変えた方がいいかもしれません。
- 4桁の数字の中に同じ数字が二つ以上使われている(例:1123)
- ボックスもしくはセットで購入している
この二つの条件両方に当てはまる場合は当選確率が低くなる買い方をしてしまっています。
ボックス抽選の場合は数字の並びが関係ないため、4桁の数字を並び替えてできる組み合わせが多ければ多いほど当選確率が上がります。
この並べ替えてできる数字の組み合わせですが、最も多くなる組み合わせが4桁の数字全て異なる数字で構成されていたケースです(例:1234)。
逆に同じ数字を二つ以上使ってしまった場合は数字の組み合わせが少なくなってしまい、ボックス抽選で当選確率が下がってしまうのです。
- すべて異なる数字(例:1234):10,000分の24
- 同じ数字が2つ(例:1123):10,000分の12
- 2つの数字だけ(例:1122):10,000分の6
- 同じ数字が3つ(例:1112):10,000分の4
- 同じ数字が4つ(例:1111):10,000分の1
このように、使っている数字の種類が少なくなればなるほどボックス抽選における当選確率が下がってしまうのです。
数字の並びまですべて一致しなければいけないストレートの場合は関係ない話ですが、当選確率を上げるために ボックスで購入しているのに当選確率を下げてしまう買い方をしているのはもったいないです。
心当たりある方は一度見直した方がいいでしょう。