パーマリンクとは?
パーマリンクとは、Webページごとに設定されているURL部分のことです。
例えばこのページのURLはhttps://acceliv.com/2020/06/wordpress-permalink-techniqueですが、このうち2020/06/wordpress-permalink-technique/がパーマリンクの部分です。
パーマリンクを適切に設定することで、サイトのURLがスマートになり管理しやすくなります。
パーマリンクを設定するメリット
URLがコンパクトになる
Googleは短くてわかりやすいURLを推奨しています。そのため、長いURLをシェアすると「スパム(詐欺)なのかな?」と不審がられてしまうこともあるため、短いURLを設定することでシェアによるアクセス流入も増やせる可能性があります。
Google Analyticsが見やすくなる
Google Analyticsなどのアクセス解析ツールでは、記事ごとにアクセス数などを調べることがあります。
この際、記事タイトルではなくURLのパーマリンク部分がページタイトルに使われることが多いです。
自分がわかりやすいパーマリンクを設定しておくことで、どのページのデータなのか一目でわかるようになります。
もしこれが「~/123」「~/2020-02-03」みたいなナンバリングや日付だけだどどの記事のアクセスデータなのかわからないので、アクセス解析効率が大幅に落ちてしまいます。
自分がアクセス数などを分析する際にも役立つので、パーマリンクを設定しておいて損はありません。
パーマリンクはできるだけ早く設定しておくこと
パーマリンクは、WordPressをインストールしたら即設定しておくべき項目です。
既にWordPressを運用している人もこれ以上記事が増える前にパーマリンク設定を変更しておきましょう。
というのも、パーマリンクを変更すると以下の問題が発生します。
- URLが変わる
- SNSなどのシェア回数がリセットされる
- 記事別アクセス解析データが実質リセット(新しいページとして解析される)
というデメリットがあります。
SEO評価に関しては、URL変更に伴って低下するものの、Google検索エンジンが変更を検出次第自動的にSEO評価が戻っていくケースが多いです。
ですが、それでもURLを途中で変えるべきではないため、パーマリンク設定は最初に行っておきましょう。
パーマリンクを設定できない?
インストール直後のWordPressは記事ごとにパーマリンクを設定できず、「acceliv.com?p=1」のようにナンバリングされているだけです。
これを「acceliv.com/permalink-settings」のようにパーマリンクを設定するには設定を変更してなければなりません。
設定の変更方法がわからない方は、以下の記事を参考にして設定を変更しておきましょう。
おすすめのパーマリンク設定
おすすめは、「投稿名」のみです。
「投稿名」だけにしておくと以下のメリットがあります。
- URLが短くなる
- カテゴリーを変えてもパーマリンクが変わらない
- 自動でナンバリングされないのでダサくない
カテゴリ名は絶対に含めないように
パーマリンクはカスタム構造にすることでカテゴリ名を含めることもできますが、おすすめできません。
カテゴリ名を含めると「wordpress/permalink-setting」のようにわかりやすいパーマリンクを効率よく設定できるのですが、記事のカテゴリーを変更するとパーマリンクも変わります。
つまりURLが変わることになるため、アクセス解析データの実質リセットなどたくさんのデメリットを受けることになります。
カテゴリーを変更するのはどのタイミング?
記事のカテゴリはいつ達成したら変更しないから大丈夫と思っている方もいるでしょう。
ですが、記事が増えてきて整理目的で小カテゴリーに分けたいと思ったときはどうでしょうか?カテゴリを変更することになるのでパーマリンクが変わってしまいますよね。
カテゴリ名をパーマリンクに含む設定にしておくといざというときに困ってしまうので、 パーマリンクにはカテゴリー名を含めないようにしてください。
上手なパーマリンク名の設定方法
パーマリンクは自由に決めることができますが、以下のルールに則ると、パーマリンクをつけやすくなります。
- 記事タイトルから重要なワードだけ抜き取る
- 英語に翻訳してハイフン「-」で繋げる
- 日本語などの全角文字は使わない
例えばこの記事のタイトルは【WordPress使い方】パーマリンクのメリット・上手な付け方まとめですが、この中で重要なワードは、
- WordPress
- パーマリンク
- 上手な付け方
- メリット
です。
このうち「上手な付け方」をGoogle翻訳で翻訳すると「How to wear well」になりますが、これでは長すぎるので「上手な付け方」を「テクニック(technique)」に置き換えます。
すると、かなりコンパクトになったはずです。
あとはこれらをハイフンでつなぎ合わせると
「wordpress-permalink-technique-merit」となります。個人的にはこれでも長く感じるので「merit」を省いて「wordpress-permalink-technique」にしています。
キーワードを削るかどうかについては「なんとなく・気分」でやって構いません。
このように記事タイトルから重要なキーワードを抽出し、それらを英単語化して並べると、効率よくわかりやすいパーマリンクを考え出せます。
パーマリンク設定で5分~10分もかけてしまうのはもったいないので、私のこの方法のような機械的に素早くパーマリンクを設定できるやり方を身につけておくことをおすすめします。