キャッシュカードやクレジットカードで4桁の暗証番号を設定しますが、推測されやすい暗証番号は絶対に設定してはいけません。
推測されやすい暗証番号を設定してしまうと、カード番号が盗まれただけで不正利用・不正出金の被害に遭ってしまう可能性があります。
そこで今回は、推測されやすい暗証番号とはどういうものを指すのか、推測されにくい暗証番号の決め方を解説します。
推測されやすい暗証番号とは?
推測されにくい暗証番号といっても、そもそも推測されやすい暗証番号とはどういうものなのか理解しているでしょうか。
まずは推測されやすい暗証番号を解説します。
生年月日の年
1960年生まれなら「1960」という暗証番号設定したくなると思いますがこれは駄目です。
誕生日と年齢さえわかれば生年月日を特定できるため、バレてしまう可能性が高いです。
生年月日の月日
こちらも先ほどと同じ理由です。
こちらは誕生日さえわかれば年齢バレしていなくても特定できるので最も危険です。
固定電話・携帯電話番号の下4桁
固定電話や携帯電話番号の下4桁も危険です。
電話番号の下4桁は使いやすいことから暗証番号の推測に使われやすく、リスクが高いです。
郵便番号の下4桁
郵便番号の下4桁もやめておきましょう。郵便番号は住所さえわかれば特定できる番号なので、ある程度住所の目星がついただけで暗証番号が特定されます。
車のナンバー
車のナンバーは絶対に NG です。ナンバープレートは誰でも見ることができるので、暗証番号の推測に使われやすい番号のひとつです。
乗らない時は車を車庫に入れて隠してるから大丈夫と思うかも知れませんが、乗る時や車庫入れするときに見られたら関係ありません。
それに、ナンバープレートの数字は大きくてくっきりしているのでかなり遠くから見えてしまいます。
マンションの部屋番号
マンションの部屋番号もやめておきましょう。311号室住まいなら覚えやすいよう「0311」にしたくなりますが、結構推測されやすいパターンですのでやめておきましょう。
推測されにくい暗証番号の決め方
推測されにくい暗証番号というと、全く規則性のないランダムな数字列にすればいいと思うでしょう。
確かにそれが一番ですが、肝心の暗証番号を自分が忘れてしまっては元も子もありません。
そこで、覚えやすく推測されにくい暗証番号の決め方を紹介します。
クレジットカードの4桁
これは意外と推測しづらいです。
クレジットカードは「0123 4567 8901 2345」のように4桁区切りになっていますが、この中のどこか4桁を暗証番号するといいでしょう。
ランダムな数字列であるほか、万が一暗証番号を忘れてしまっても、「〇〇のクレジットカードの◯桁目~◯桁目を暗証番号にしていた」ということさえ覚えておけば、暗証番号を確認できます。
例えば「4980 0562 1134 8921」で「5~8桁」を暗証番号に設定する場合、暗証番号は「0562」です。
手持ちのクレジットカードでも試してみてほしいですが、自分の電話番号や生年月日・生まれたときの体重など全く関連性のない番号になったはずです。
クレジットカード番号の最初の4桁はクレジットカードのブランド・種類ごとに固定になる番号なので、パスワードには不向きです。
この方法は結構おすすめですので、推測されやすい暗証番号を設定している方はこの方法で用意した暗証番号に変えてみると良いでしょう。
Discordの番号
かなりニッチですが、Discordを使っているならこの方法もおすすめです。
Discordにはユーザー名の後ろに必ず4桁の番号が付いています。
この番号が暗証番号に使いやすい4桁数字であり、まさかDiscordのユーザー IDをキャッシュカードやクレジットカードの暗証番号にしているとは思わないはずですので、この方法もアリといえばアリでしょう。
好きな歴史の年
好きな歴史上の出来事が起きた年を暗証番号にするのも一つの手です。
例えばバブル崩壊の年なら1991
。第二次世界大戦開戦年なら1939
のように、暗証番号を決めるネタはたくさんあります。
こちらはどのように暗証番号をつけたかどうかの理由付きであるため覚えやすく、歴史の知識があるならこの方法を使ってみると良いでしょう。
推測されやすい暗証番号を避けるように!
今回紹介した暗証番号の設定方法以外にも、推測されにくい暗証番号を決める方法はたくさんあるはずです。
その反面、推測されやすい暗証番号もたくさんあるので、以下を暗証番号に設定している心当たりある方、
- 固定電話・携帯電話番号の下4桁
- 郵便番号の下4桁
- 車のナンバー
- マンションの部屋番号
こちらの暗証番号を設定している方は、暗証番号を変えることを検討してみてくださいね