- ウイルスに感染しています
- お客様宛のお荷物をお届けにあがりましたが、不在のため持ち帰りました
これらのようなの怪しいメール・メッセージとともにURLが貼り付けられている事が多いですが、うっかりクリックしてしまったということはないでしょうか?
そういった怪しいメールやメッセージにあるURLは、フィッシング詐欺に使われている可能性があります。
怪しいURLのクリックは危険?
基本的に怪しいメールやメッセージに含まれているURLは危険な事がほとんどということを覚えておきましょう。
- 架空請求
- ウイルス感染
- アカウントの乗っ取り(セッションハイジャック)
- クレジットカード情報の漏洩
などなど様々なリスクを孕んでいます。
怪しいURLをクリックした後に取るべき対処法
怪しいURLをうっかり開いてしまったときの対処法を紹介します。
すぐにブラウザバックする・ページを閉じる
大前提として怪しいURLをタップ/クリックして開いただけで危害が加えられることはありません。ですので間違えて開いてしまった場合はすぐにブラウザバックしてページを閉じるようにしましょう。
絶対に開いたページで個人情報入力や表示された電話番号に電話をかけるなどのアクションを起こしてはいけません。
「ウイルスに感染しています」→全て無視する
怪しい URL を開いた画面の真ん中に「ウイルスに感染しています」など不安を煽るメッセージが表示されることがあります。
これらのメッセージは全て無視してください。大前提として Web ブラウザにPC本体のウイルススキャンする機能は搭載されていません。
ブラウザを介してアクセスするWebサイトは、PC本体がウイルスに侵入されているか知る方法はないため、「ウイルスに感染しています」というメッセージそのものが間違いです。
不安を煽ってウイルスソフトをダウンロード・実行させる手法で使われやすいので、騙されないようにしましょう。
同意を得ず一方的に料金を請求する行為は支払い義務がない上に立派な詐欺行為であるため、勝手に「有料会員登録されました」などのメッセージが表示されても気にせず全部無視してしまいましょう。
ファイルがダウンロードされた場合
ダウンロードされたファイルはすぐに削除しましょう。実行しなければ大丈夫であることが多いですが、間違えてダブルクリックして起動してしまうと大変です。
セキュリティソフトを導入していた場合は怪しい挙動を検知して自動的に削除する・動作を停止させてくれることもありますが、検出が間に合わない可能性もあります。
URLを開いたら勝手にファイルがダウンロードされた場合は、すぐに削除してゴミ箱からも消してしまいましょう。
TwitterのDMで送られてきたURLを開いてしまった場合
基本的にURLをクリックしただけでアカウントが乗っ取られることは基本的にありません。画面に表示されたアカウントの連携やユーザー名・パスワードの入力を何も知らずに行ってしまった場合に乗っ取りが発生します。
昔は、脆弱なサービスのURLを開いただけでアカウントの乗っ取りが発生するセッションハイジャック・クロスサイトスクリプティングという攻撃がありました。
ですが、現在はブラウザ側で対策されているため、URLを開いただけでアカウントが乗っ取られてしまうということは基本的にありません。
もし、間違えてDMのURLをタップ/クリックして開いてしまった場合、何もせず画面を閉じるようにしてください。絶対に連携してはいけません。
基本的に怪しいURLは開かない
全く身に覚えのない連絡先からのメールやショートメッセージ(SMS)に含まれているURLは絶対に開かないようにしましょう。
そういったものはフィッシング詐欺の可能性が高く、情報漏えい等の被害を受ける可能性がありますので注意してください。