この記事の概要
コストパフォーマンスの優れたレンタルサーバーを探していると必ずと言って見つかるのが、「エックスサーバー」です。
私のこのブログでもエックスサーバーを利用していて、非常に安定して速度を出せています。別のブログを引用していた時期と合わせると、使用歴は今年で3年目ですね。
今でこそエックスサーバーを使い続けている私ですが、あなたと同じようにレンタルサーバーの評判を調べたりして、悩んでいた時もあります。
その時にロリポップやさくらのレンタルサーバーやExpressWeb(現在はサービス終了)を使って試行錯誤していましたが、最終的にパフォーマンスに納得がいったサーバーがエックスサーバーです。
ですので、私と同じように時間だけがただただ過ぎていくことを避けるために、実際の私がエックスサーバー利用してわかったことをレビューしていきます。
私が現在利用しているのはX10プラン X20,X30は不要 です
私が使ってるのは エックスサーバーのプランの中で一番安いX10プランです。
X10プランでもブログ記事約1億文字以上書けます
レンタルサーバー選びで必ずと言っていいほど確認する項目の一つが、サーバーの容量です。
エックスサーバーの容量はX10プランでも200GBありますが、WordPress を使用する場合において、注目すべきポイントはそこではありません。
WordPress でサイトを運用することにおいて最も重要なのがデータベースの容量です。
WordPress の記事情報は全てデータベースに保存されているので、このデータベース容量が小さいと書ける記事数も少なくなってしまうのです。
エックスサーバーはその重要なデータベースの容量が1GBもあり、これは10億文字分に相当します。
あくまで理論上ですが、1記事5000文字と考えると、20万記事分です。
一人~十数人程度では到底20万記事なんて書けないので、実質無制限に近いです。
画像や動画などのリソースファイルはデータベースに保存されないので大丈夫
画像や動画はどうなるのと思うかもしれませんが、そのようなデータ量の多いものはデータベースではなく、ディスクスペースに保存されます。
X10プランのディスクスペース容量は200GBですので、画像1枚1MBの高画質画像だとすると、最大20万枚保存できます。
実際には WordPress本体のファイルなどでほんの少し容量を圧迫するので、実際は画像1枚1MB計算で最大で19.5万~19.9万枚が上限になると思いますが、それでも十分だと思います。
うちのサイトでは1画像あたり0.02~0.1MB程度ですので、理論上は200万~1000万枚も画像を保存できる計算ですね。無理です(笑)
他の有名なレンタルサーバーのディスクスペースを比較
X10プランの200GBは、果たして多いのか少ないのかいまいちピンとこないと思うので、X10プラン(月額900円)とディスク容量が同じくらいプランと比較してみました。
比較したのは有名でよく使われている「ロリポップ・さくらのレンタルサーバー・mixhost」の3つです。
サーバー・プラン | ディスクスペース | 1GBあたり料金 | 月額料金 |
さくらのレンタルサーバー プレミアムプラン |
200GB | 7.7円 | 1,543円 |
ロリポップ スタンダードプラン |
120GB | 12.5円 | 1,500円 |
mixhost プレミアムプラン |
250GB | 7.1円 | 1,780円 |
エックスサーバー X10プラン |
200GB | 4.5~6.0円 | 900~1,200円 |
1GBあたりの料金を見ると一目瞭然ですね。
エックスサーバーの料金にムラがあるのは、3ヶ月更新の契約と36ヶ月更新の料金が異なっているためです。
契約期間 | 月額料金 |
3ヶ月更新 | 1,200円 |
6ヶ月更新 | 1,100円 |
12ヶ月更新 | 1,000円 |
24ヶ月更新 | 950円 |
36ヶ月更新 | 900円 |
できるのであれば36ヶ月更新が一番お得なのですが、途中でやめるかもしれないということが少しでも考えられるのであれば、3ヶ月更新が6ヶ月更新に止めておいた方が賢いです。
私は初めは3ヶ月更新で続けていて、しばらく経ってから6ヶ月更新に切り替えました。ちょっぴりお得になりましたよ^^
できるだけ安くてディスクスペースが大きく、Wordpressも使えるサーバーがほしいという方は、1GBあたり4.5円~6円しかかからないエックスサーバーとの相性がいいですね。
データベースも比較してみた
WordPress を使うならデータベースの容量も気にするべきです。
ということでエックスサーバーを含めて先ほど比較したレンタルサーバーのデータベース一つあたりの容量を比較してみました。
データベースの容量は必然的にディスクスペースよりも少なくなることは理解しておいてください。
サーバー・プラン | データベース容量 | 1GBあたり容量 | 月額料金 |
さくらのレンタルサーバー プレミアムプラン |
0.5GB | 3,086円 | 1,543円 |
ロリポップ スタンダードプラン |
120GB(ディスクスペースに依存) | ディスクスペースに依存 | 1,500円 |
mixhost プレミアムプラン |
250GB(ディスクスペースに依存) | ディスクスペースに依存 | 1,780円 |
エックスサーバー X10プラン |
1GB | 900~1,200円 | 900~1,200円 |
さくらのレンタルサーバーが割高なのは一目瞭然ですが、ロリポップとmixhostはディスクスペースに依存します。
ですので、1GBですら使うことが困難なデータベース容量も実質無制限です。
ですが、私としてはそんなにデータベース容量はいらないと思っていて、このブログも現時点で60記事近くあるのですが、記事で使用しているデータベース容量は1.6MBです。GBになおすと0.0016GBです。
エックスサーバーの場合、このペースで書き続けた場合、37,500記事かける計算です。
はい、無理です。そんなに記事書けません(笑)
つまり、データベース容量無制限というのは大したメリットじゃないんですね。
ですので、ロリポップやmixhostのデータベース容量無制限は、冷静に考えるとあまり魅力的ではないということを覚えておきましょう。
WordPress でブログ運営するレベルならエックスサーバーのX10プランで十分です。
WordPressの表示速度はものすごく速い
少し話が脱線しましたが、当ブログは WordPress で運用しています。
少し下に紹介している動画を見るとわかると思いますが、他のレンタルサーバーと比べてかなり早いです。
試しに私自身が、このブログこと「Acceliv」でページを読み込みまくった動画を撮りましたので、どれだけ早いのか目で見て確認してみてください。
※クリックした場所が赤くなる(ページの読み込みを開始した時間がわかる)ようになっているので、クリックしてから何秒で表示されているのかよくチェックして下さいね。
閲覧したなら分かると思いますが、記事内やサイドバー・関連記事に画像が合計で20枚以上あるページでも1秒もかからずにページを表示できています。
ページの表示速度はユーザー離脱に直結しており、ページを表示する速度が少し変わるだけで、直帰率が大きく上がることが分かっています。
- 表示速度が1秒から3秒に落ちると、直帰率は32%上昇”
- 表示速度が1秒から5秒に落ちると、直帰率は90%上昇”
- 表示速度が1秒から6秒に落ちると、直帰率は106%上昇”
- 表示速度が1秒から7秒に落ちると、直帰率は113%上昇”
- 表示速度が1秒から10秒に落ちると、直帰率は123%上昇”
1秒から3秒への速度低下はまだ許容範囲内かもしれませんが、そこから2秒増えてページ表示に5秒かかると、直帰率が90%も上がると言う結果が出ています。
このデータは Google が公開したものなので信憑性はかなり高いです。
参考
New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed – Think With Googlewww.thinkwithgoogle.com
そのことを考えると、私のブログと同じようにエックスサーバーを使うことは、それだけのことでユーザー離脱を大きく減らすことができるということでもあります。
厳しくなったPage Insightsの評価もほぼ満点
ほぼ満点というか、パソコン表示に関しては文句なしの100点です。
モバイルでも92点です。
この点数がどれだけすごいのかわからない人は、ほかの有名な方のサイトやブログのPage Insights評価も見てみてください。
どれも最適化されていて比較的表示速度が早く、パフォーマンスが高いと思われているサイトを分析させてみましたが、なかなか悲惨なスコアが出ています。
それに対してエックスサーバーを利用して最適化を行った私のWordpressブログでは審査がとても厳しいモバイルで92点、パソコンで100点を出すことが出来た当ブログはかなりパフォーマンスにおいて高い評価を得ているということでもあります。
最適化を全く行っていない場合の分析スコアは?
試しにこのサイトに導入している最適化プラグインだけ無効化(最適化プラグイン以外は有効化したまま)で計測してみました。
結果はというと…
さすがに点数は下がりましたが、それでもほかのブログよりも高いスコアを出しています。
ここで注目スべきなのは、ひたすら機能追加のためにプラグインをたくさんインストールして有効化しているにもかかわらず、このスコアを出したということです。
最適化用のプラグインを使わないと重くなってしまうプラグインを導入していたので、それでこれはかなり高いスコアです。
試しに、全てのプラグインをオフにした状態で計測してみましょう。
はい。これが本当のエックスサーバーの力です。プラグインを全部オフにしているので、最適化でスコアを上げやすい画像遅延読み込みもしていません。
エックスサーバーを利用しているというだけでこのスコアを出すことができるのです。
この分析結果を見てわかるように、エックスサーバーは何もしなくても高いパフォーマンスを引き出すことが出来るのです。
もちろんWordpressをガッツリカスタマイズする場合は、たくさんプラグインを入れることになるので、重くなるかもという不安がありますが、そういう問題はAutoptimizeなどの最適化プラグインを導入すれば解決する話です。
関連HTML/CSS/JSすべて圧縮して高速化出来るプラグイン【Autoptimize】最適な設定方法まで解説
今のところキャッシュ系プラグインで問題を起こしたことはない
WordPress を使う場合、高速化の一環としてキャッシュ系プラグインを導入すると思います。
私のブログでは「Autoptimize」と「WP Fastest Cache」いう無料で使えるかなり強力なプラグインを使っていますが、今のところこれらのキャッシュプラグインで問題が起きたことは一切ありません。
ほかにも現在使用している最適化プラグインには一歩及ばないものの、他のキャッシュ系プラグインよりも圧倒的なパフォーマンスを誇る「YASAKANI Cashe」というキャッシュ系プラグインを使っていたこともありました。
このプラグインでは、サーバーの重要な設定ファイルである「php.ini」を直接編集するぐらいにはサーバー機能に干渉していたのですが、それでも不具合が起きたことは一切なし。
安定性においても抜群です。
エックスサーバーとよく比較されるmixhostは、稼働率がやや低くサーバーの稼働が一時停止することがよくあるということを耳にするので、安定性においてもエックスサーバーの方が上です。
mixhostは12月分のサーバーデータを紛失している
2018年12月にmixhostのサーバーに不具合が発生し、いくつかのサーバーの12月分のデータを復元できずに無くしたそうです。怖い…
うわー、Mixhost使ってたサイトの記事が10記事ぐらい無くなっとる!!!!!
— ミヤ (@miya_si2) December 9, 2018
ちなみに、エックスサーバーはmixhostよりも運用歴が長いですが、データを消失させたことは一度もありません。
サーバーというのは消耗品ですので、いつかは必ず壊れるものですが、それでもデータを消失させたことがないのです。
それだけでなく、ユーザーの不注意で消失してしまったデータの復元も可能だということ。
参考
WordPressが消えた!?X(エックス)サーバーデータ復旧が神すぎる! | ビジネスアーティスト永田武(たけやん)公式サイトビジネスアーティスト永田武(たけやん)公式サイト
エックスサーバー自動フルバックアップが自動的に有効になっていて、バックアップデータの申し込みを行うことで、エックスサーバーが保存したバックアップデータで復元してもらうことが出来るようになっています。
私はまだ自分のミスでデータを消失させたことはありませんが、いざという時はお世話になりそうですね。
ドメイン・サブドメインは無制限! 追加登録も簡単です
エックスサーバーは全プランで、ドメイン・サブドメインの設定が無制限であり、たくさんのサイトを作る人でも安心です。
レンタルサーバーによっては、上位プランは無制限だけど安いプランは制限ありということがありますからね。
さくらのレンタルサーバーやさくらのレンタルサーバーがいい例です。
これら二つのサーバーは、最上位プランでしかドメイン・サブドメインを設定数が無制限ではありませんが、エックスサーバーであれば一番安いプランも設定数無制限ですので、安心ですね。
WordPress のインストールもとても簡単です
WordPressのインストールもサーバー管理画面から専門知識なしで簡単に行えます。
- サーバー管理画面から[WordPress 簡単インストール]をクリック
- インストール先のドメインを選択
- インストール済みWordPressの一覧が表示されるので、[Wordpressインストール]をクリック
- ここでブログ名・ユーザー名・パスワードなどを設定して[インストール(確認)]をクリックしてインストール
たったこれだけでWordPress をインストールすることができます。
エックスサーバーのように WordPress を簡単にインストールできる機能がないサーバーを利用した場合は、Wordpress本体をFTPソフトを使ってアップロードして、データベースの接続設定も行う必要があり、専門知識が必要になってきます。
ですので、この機能があるエックスサーバーはとても便利ですよ。
Googleは表示速度を 検索順位に反映させているくらいに はサーバースペックも重要です
Google の検索結果にはページの表示速度を評価しているということを明言しています。
参考
Using page speed in mobile search rankingOfficial Google Webmaster Central Blog
英語ではありますが、公式発言ですので、評価されてるのは確実です。発言によるととても遅いサイトの評価を下げると言っていますが、それでもページの表示速度はユーザーの直帰率にも関わる重要な要素ですので、。早いに越したことはありません
ですので、何も考えずに安いサーバーを選ぶのは、少し踏みとどまってほうが良いですよ。
検索上位を狙うノウハウがほとんどない方であれば、少しでも優位に立つためにエックスサーバーを利用するのは賢い判断だと思います。
無料で10日間、クレジットカードの登録不要でWordPress の簡単インストールなどを含んだほぼすべての機能が使えますので、気になる方は一度エックスサーバーを使ってみると良いでしょう。
継続したくない場合は、支払いを行わずに放置しておけば勝手に凍結されるので大丈夫です。