好きな人は大好きなウニ。
ですがウニはナゼこんなにも高いんだろうと疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
ウニが高いことにはちゃんと理由があるのです。
今回はなぜウニの値段が高いのかについて詳しく解説していきます。
ウニが高い理由
ウニが高い理由は様々な要因が重なっています。
ウニが高騰している主な要因は以下の通り。
- 一度に大量に取れない
- 鮮度が落ちやすく管理が大変
- 需要に対して供給が少ない
- 養殖しても出荷まで最低2年かかる
- 漁獲制限を行う産地が多い
一度に大量に捕れない
ウニはいわばの海藻を食べて成長するため、ほとんどのウニは岩場周辺で生活しています。
岩場周辺にいるため網を使って一気に水揚げしようにも岩が邪魔して行えず、人が一つ一つ手作業で捕まえなければなりません。殻付きのままだとかなりかさばるので身を取り出す作業もしなければなりません。
ウニの価格が高い一番の理由と言えるでしょう。
こちらは実際のウニ漁のシーンを動画に収めたものです。動画を見るとどれだけ手間がかかっているかがわかるかと思います。
こういった大変ちまちました作業を必要とし、機械などを使って一度に大量に漁獲できないことが、ウニの価格が高止まりしている大きな理由です。
鮮度が落ちやすく管理が大変
ウニは漁獲だけでなく、保存も大変です。
ウニは他の海産物と比べて鮮度が非常に落ちやすく、鮮度を保ったまま保存しておくことが難しいのです。
鮮度の管理や輸送にも大きな手間がかかるので、これもまた価格が高騰する理由の一つです。
需要に対して供給が少ない
一度に大量に捕れないため供給が少なくなってしまうのは当然のことですが、その数少ない供給に対してウニを食べたがる方が多いため、ウニを水揚げして売りに出してもすぐに売り切れてしまいます。
需要に対して供給が追いついていないとどうしても価格を上げざるを得ないため、結果的にウニがかなり高価になっているのです。
養殖しても最低2年かかる
もしウニの養殖が安定していたら今ごろ安くウニを買えて食べれていたことでしょう。それこそ回転寿司で100円で食べられるかもしれません。
ですが、残念ながらウニの養殖は難しく、成功しても出荷までに最低2年かかります。
最低2年なので、もっと時間がかかることもあるでしょう。
そのため養殖のウニがあっても数が少なく、相変わらず需要に対して供給が追いつかないのです。
供給が追いつかないということは価格が下がることもありません。
漁獲制限を行う産地が多い
ウニは需要がありながら高価格な関係で、一時期乱獲されていたこともありました。
その際、絶滅に近づくまで乱獲されすぎたことはありませんでしたが、ウニの漁獲制限を行う産地が増えたため、それに伴いウニの漁獲量が減少しました。
今現在もウニの個体数を安定させるなどの理由で漁獲量が減少傾向にあり、その分供給量も減少しています。
外国のウニは安い代わりにハズレが多い
ウニが高いと言われていますが、特段高いのは国産のウニです。
外国産のウニは品質の区別なく箱や瓶詰めされているため、ものすごく美味しいあたりのウニがあれば苦くて全然美味しくないウニが混ざっていることもあります。
はずれウニの苦味をミョウバンの苦味と勘違いする方も珍しくありません
いわゆる当たり外れが激しいウニであるため、価格が安い傾向にあります。
価格だけは国産ウニと比べるとかなり安いので、ただただウニを食べたいだけの方なら外国産のウニを買うといいでしょう。
海外産のウニなら200gあたり3,000円~5,000円程度で購入可能です
美味しいウニを食べたいなら国産を買うこと
非常に高価ですが、とにかく美味しいウニを食べたいのであれば国産以外ありえません。
国産のウニは安くても100gあたり5,000円を超える高級食材ですが、外国産のものと美味しいウニと不味いウニが選別されているため、どれも美味しいです。
価格相応の甘みと旨味が詰まっているので、とにかく美味しいウニを食べたい場合は国産ウニを食べるのがオススメです。
ミョウバン不使用の国産ウニはAmazonや楽天などのネットショップで直接購入可能です。産地直送なので新鮮なウニを食べられます。