なぜ生の黄桃が売ってなくて缶詰しか無いのかについて解説

高級果物の1つである桃。

黄桃を買いたいけどどこに行っても缶詰の黄桃しかなくて、生の桃は白桃しか見かけないなんて人は多いのではないでしょうか。

それこそ果物屋を探しても白桃しか見つからないなんてこともあります。

これは、黄桃を育てる農家さんがいなくなったのではなく、ちゃんとした理由があるのです。

今回は、なぜ生の黄桃をスーパーなどで見かけることがないのか解説していきます。

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生の黄桃を見かけない理由

生の黄桃を見かけない主な理由は以下の二つです。

  • 熱しても型崩れしにくい・歯ごたえがしっかりしている
  • 白桃と比べると甘みが少ない

熟しても型崩れしにくい・歯ごたえがしっかりしている

黄桃は熱しても柔らかくなりすぎず、歯ごたえがしっかり残ります。

殺菌処理のために黄桃を加熱しても桃の形状を保てるため缶詰にしやすく、白桃よりも黄桃のほうが缶詰で見かけることが多いのです。

反対に、白桃は熱したり熟成させると柔らかくなって形が崩れてしまうので缶詰向きではありません。

そのため、白桃の缶詰を見かけることはありません。

白桃と比べると甘みが少ない

黄桃は白桃と比べると甘みが少ないです。

白桃と黄桃を食べ比べしたことがある方なら分かるのではないでしょうか。白桃と同じ感覚で食べてみたら甘みが全然違っていたはずです。

また、黄桃は熟しても甘みが増すことはほとんどないので生食向きではなく、生の黄桃が売られることはめったにありません。

缶詰で売られている黄桃がシロップ漬けにされているのは、保存性を高めるだけでなく甘みを増やすための工夫なのです。

黄桃にはこれらの性質があるため生で販売されることは少なく、缶詰にされて販売されることが多いのです。

甘い生の黄桃はブランド付き

今でこそ品種改良が進んで甘い生の黄桃を食べることができますが、基本的には特産などのブランドが付いていて少し高いです。少なくとも普通のスーパーに並ぶことはないでしょう。

ブランドの付いた白桃と比べると安い傾向にあります

どうしても甘くて美味しい生の黄桃を食べたい場合は楽天などの通販サイトを利用するのがおすすめです。

“黄桃”と検索するとこのようにたくさんの黄桃が見つかるので、食べたい黄桃を注文するといいでしょう。

缶詰にされた黄桃ではなく、ちゃんと桃の形をした生の黄桃が送られてくるのでおすすめですよ。

とにかく甘い生の桃を食べたいなら白桃一択!

生の桃の中で一番甘いの白桃です。

白桃は柔らかくて甘い上に、ある程度熟成させるとさらに甘みが増すので、生食用としては白桃が一番と言えるでしょう。

スーパーでは生の黄桃を見かけないので、黄桃のほうがさぞ甘くて美味しいんだろうなぁと思って黄桃を買ってしまうと「思ってたよりも甘くないし柔らかくなかった」なんてことになるので注意してください。

甘さ控えめで歯ごたえがある方が好きという方には黄桃がおすすめです。

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