いちごは夏や秋などシーズンから外れた時期はスーパーなどで見かけることがほとんどありません。
ですが、イチゴは冷凍保存がきく果物なので、冷凍保存しておけばイチゴを買うことが難しい夏場などでもいちごを食べることができます。
ですがただ冷凍保存したらいい訳ではなく、正しい方法で冷凍保存しないと逆に傷んでしまうこともあります。
今回は正しくいちご冷凍保存する方法や冷凍保存する際にやってはいけないことについて解説していきます。
イチゴを冷凍保存するときのポイント
イチゴを冷凍する際に押さえておきたいポイントは大きく分けて三つあります。
- ラップなどで包み空気に触れないようにする
- 小分けにして冷凍する
- 急速冷凍する
ラップなどで包み空気に触れないようにする
食材が傷んでしまう原因の多くは空気に触れることによる酸化です。
そのため、むき出し状態になっているいちごをそのまま冷凍してしまうと冷凍庫の中の空気に触れ続けてしまうので、冷凍しててもすぐに傷んでしまいます。
一般的に言われている冷凍焼けと言われるもので、できるだけ空気に触れないようにラップなどで包んでおかないと冷凍焼けを起こしてすぐに傷んでしまうのです。
ですので、イチゴを冷凍する際はパックから取り出しラップなどに包むようにし、徹底するならジッパーなどで密封するのがベストです。
できるだけ空気に触れさせないことが目的なので、複数のいちごをまとめてラップなどで包んで構いません。
小分けにして冷凍する
回答したいちごを再冷凍するのは絶対にやってはいけないことなので、一度に使う量だけ取り出しやすいように小分けにして冷凍するのがポイントです。
一度に一つしか使わないなら一個ずつラップで包み、5筒使うなら5つまとめてラップで包む…というように小分けして冷凍するようにしましょう。
小分けにしておくことで、使わないのに冷凍庫から取り出して空気に触れさせて傷ませてしまういちごがなくなります。
急速冷凍する
可能であれは急速冷凍をするようにしましょう。
いちごを含む食材は-1℃~-5℃の温度では痛みやすいのですが、急速冷凍すればいちごが-1℃~-5℃の温度になる時間が少なくなり、冷凍の際のダメージを少なくできます。
ですので、可能であればいちごを冷凍する時だけ冷凍庫の温度をいつもより下げておくといいでしょう。
冷凍した後は元の冷凍庫の温度に戻してもらって構いません。
できない場合は、冷凍するいちごの周りに他の食材がないようにし、冷えやすい状態にしておくのがオススメです。
いちごの冷凍保存でやってはいけないこと
イチゴを冷凍保存する際のポイントはいくつか紹介してきましたが、それとは別にイチゴを冷凍保存する際にやってはいけないことがいくつかあります。
絶対にやってはいけないのが以下の3つ。
- 解凍したイチゴを再冷凍する
- パックのまま冷凍する
- 賞味期限ギリギリのイチゴを冷凍する
それぞれやってはいけない理由についてみていきましょう。
解凍したいちごは再冷凍してはいけない
いちごに限った話ではありませんが、一度冷凍したものを解凍し、その後使わなかったいちごを再冷凍するのは絶対にしないでください。
味や鮮度が落ちるだけではなく衛生面で問題のある行為です。
いちごを冷凍保存するときのポイントでも紹介したように、いちごを冷凍保存する際は一度に使い切れる量になるように小分けにして冷凍保存し再冷凍が必要になる状態にしないようにしてください。
再冷凍するぐらいなら冷蔵保存するほうがマシなので、使わなかった分は一時的に冷蔵庫に入れておくようにしましょう。
冷蔵保存の方がマシといっても、本来の賞味期限はとっくに過ぎているはずなので、できるだけその日のうちに食べ切るようにしてください
パックのまま冷凍しない
めんどくさいからといって絶対にパックのまま冷凍しないでください。
パックのまま冷凍するといちごの周りにある空気によって急速に酸化してしまい、冷凍焼けを起こしてしまいます。
冷凍焼けを起こすと鮮度が落ちるだけでなく、味の低下・焼けたところが黒くなる・本当に食べて大丈夫なのかわからない味がするようになります。
買ってきた鶏肉や豚肉を冷凍保存する際にラップで包む理由と同じで、周りの空気にできるだけ触れさせないようにラップなどで包んで冷凍保存するようにしてください。
賞味期限ギリギリのいちごは冷凍しない
冷凍保存は鮮度の高いものを長持ちさせるための保存方法であり、鮮度を復活させるためのテクニックではありません。
冷蔵と比べるとかなりゆっくりではあるものの、冷凍保存でも徐々に鮮度は落ちていくので賞味期限ギリギリのイチゴを冷凍保存してしまうと、食べる頃には傷んで食べられないという問題が発生します。
ですので、賞味期限ギリギリのイチゴは冷凍保存せず、賞味期限が切れる前に食べきるようにしましょう。