イカがスーパーに売ってない?スーパーからいかが消えたのはナゼ?

イカリングや刺身・姿焼きや煮物など。意外と使い道の多いイカ。

そんなイカを買いにスーパーへ行ってみたものの、イカが見当たらないなんてことはないでしょうか。

タコは見つかるけどイカだけないということはスーパーによってはよくあるのです。

そこで今回は、なぜスーパーでイカを見かけないのか解説していきます。

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スーパーでイカを見かけない理由

スーパーでイカを見かけない主な理由は以下の二つです。

  • 不良で流通量が少ない
  • 旬をすぎている

不漁で流通量が少ない

イカは漁獲量が少ない不良の時期だと市場にあまり出回りません。

そのため、あまりにも不良が続いていると売り場そのものがなかったり、あったとしてもかなり高騰していることがあります。

スルメイカだけ不良・コウイカだけ不良ということもあるので、他のイカは売っていても買いたいイカだけ全然ないということも珍しくありません。

旬を過ぎている

イカにも旬があり、旬を過ぎている時期はイカの流通量が少なくなり価格も高くなります。

スーパーに並ぶイカはいろんな種類がありますが、イカごとに旬が異なり、イカの種類ごとにスーパーで見かけやすい時期・見かけにくい時期が異なります。

スルメイカやコウイカなどよく見かけるイカの旬について簡単に見ていきましょう。

スルメイカ

いかそうめんなどで食べられることも多いスルメイカ。

スルメイカの旬は6月から10月頃となっており、だいたい夏頃に見かける事の多いイカです。

イカの中でも漁獲量の多い種類なので一年中取り扱われていることも多いですが、春の終わり秋の初めにかけた時期が最もスーパーで見かけやすい時期と言えるでしょう。

コウイカ

丸みを帯びた大きな胴体が特徴で、捌くときに中から硬い甲が出てくるコウイカ。地域によってはスミイカと呼ばれることもあります。

採れるイカスミの量がとても多いのでイタリア料理やイカスミ料理に使われることが多いコウイカですが、コウイカは冬の終わりから春先にかけた3月~5月が旬になっています。

ただし、生まれたばかりの新イカの旬は8月~10月頃となっており、小さなコウイカが欲しい方は秋ごろにスーパーに行くと見かけやすいです。

ヤリイカ

槍のように細長く尖った身体が特徴的なヤリイカ。

寿司ネタに使われやすいヤリイカの旬は、成長した大きなものが1月~3月、小さな成長中の個体が9月~10月頃とされています。

アカイカ

形はスルメイカに似ているものの、身体が赤いアカイカ。

成長すると60 cmにもなるためスーパーで加工されていない生の状態で見かけることは少ないですが、魚介類の惣菜が豊富なスーパーなどでは売られていることがあります。

そんなアカイカの旬は6月から8月の間となっています。

アオリイカ

コウイカほどではないものの、姿形が丸みを帯びているシルエットをしています。

甘みや旨味がしっかりしているイカであるため寿司ネタにも使われやすく、下処理さえすれば生でも美味しく食べやすいのが特徴です。

アオリイカの旬は4月~7月頃。おおよそ春から秋にかけた数カ月間とされています。

スーパーを数軒はしごすると見つけやすい

イカの漁獲量が減って市場に流通している数が減っているというのは事実ですが、売っているスーパーでは普通に売られています。

そのため、近くにあるスーパーを何軒かまわってみたら割と簡単に見つかることが多いです。近所を何軒探しても見つからない場合は、本当に局所的な不漁でスーパーが仕入れることができていない可能性が高いです。

その場合は日を改めるなど別の策を取るしかありません。

刺身用のイカだけないこともある

イカは寄生虫(アニサキス)に寄生されていて当然なくらい寄生されているため、刺身にして食べようと思うと入念に切り込みを入れてアニサキスを死滅させて置かなければなりません。

刺身用(生食用)として販売されているイカには必ずと言っていいほど切り目がたくさん入っているのは、寄生虫による食中毒を防止するための策です。

切れ目がないのに生で食べられる(回転寿司のイカなど)は冷凍イカであることがほとんどです。アニサキスは-20℃の空間で1~7日間冷凍することで死滅します。

そんな刺身用のイカは、イカの不漁が続いているとスーパーなどに並べられないことがあります。

そのときは日を改めて別日に行ってみるといいでしょう。ある程度期間を開けて見に行ってみると普通においている可能性が高まります。

どうしても買いたいなら業務スーパーがオススメ

あらかじめカットされたものにはなりますが、業務スーパーには冷凍のイカが販売されています。

冷凍なので弾力や旨味などが落ちていると思うかもしれませんがそういうワケではありません。普通にイカの食感と旨味を堪能できます。

業務スーパーは当たり外れが大きく、ハズレは二度と買いたくないレベルですが、イカはあたりの1つです。

切って冷凍しただけのイカ以外にも、すでにした処理済みの冷凍イカフライなどがあるので、業務スーパーの冷凍食品コーナーを今度覗いてみてもいいかもしれません。

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