IT系国家資格の登竜門でもあるITパスポート。試験範囲が広くて勉強するの大変ですが、実は参考書を一切使わずに合格することが可能です。
それこそ今までITと縁がなかった方でもITパスポート試験に合格して国家資格を手に入れられることでしょう。
今回は、なぜITパスポート試験は参考書なしで合格可能な資格なのか、参考書を使った方がいいケース・必要なケースについて解説していきます。
ITパスポートは参考書なしで合格可能
冒頭でも触れたようにITパスポート試験の参考書を使わずに合格することが可能です。
ITパスポート試験にはとある重要な特徴があるのですが、その特徴というのは「過去問題がほとんどそのまま出題されることが多い」ということです。
ITパスポート試験はCBT方式で実施されており、1年中いつでも受験できる資格となっています。
いつでも受験できるということは、ほかの受験時期の問題と被らないようにたくさん問題を用意しなければならないわけですが、被らないようにするにも限界があります。
そういうこともあって、ITパスポート試験は選択肢が異なるだけで過去に出題された問題とほとんど同じ問題が出題されたり、数字が違うだけの計算問題というのも頻繁に出題されます。
過去問を大量に解いた状態で試験本番に挑んだら「進研ゼミでやったやつだ!」を実体験できます
そのため、極端な話ITパスポート試験に対する特別な対策をしなくても、ひたすら過去問題集を解いて学習していただけで合格できるようになっているのです。
過去問題は対策サイトやアプリで挑戦可能
ITパスポートの過去問題ですが、ITパスポートの過去問題を使った模擬試験を自由に受けられるITパスポート試験ドットコムなどの対策サイトが存在します。
そういった対策サイトは無料かつ会員登録無しで利用できるため、好きなだけ過去問題を解くことができます。
ITパスポート試験合格の近道である過去問題を転職サイトなどを使って閲覧・挑戦できるため、参考書を一冊も買わなくても合格できるのです。
参考書が必要になるケース
ITパスポート試験は過去問題だけで合格することが可能ですが、人によっては参考書があった方が良いケースもあります。
参考書があった方がいいケースとは以下の2つです。
- 対策サイトの解説が分かりにくい
- 参考書に書き込んで覚えていきたい
対策サイトの解説がわかりにくい
対策サイトは有志の方が無償で制作しているサイトということもあり、解説が分かりづらいということがあります。
解説がわかりづらいということは、実際に試験本番でわからなかった問題を解けない可能性が高まるため合格率が下がります。
過去問題だけで合格できると言っても、それは過去問題を解いていく中で出題される用語や計算の公式などを理解していけることが前提です。
そのため過去問と解答の簡単な解説を見ていくだけでは覚えられない、何度やっても模擬試験で点数が上がらないという方は参考書を使って勉強するのが確実です。
ITパスポート試験はいつでも受けられる試験ではありますが無料ではありません。一回5,700円とそれなりに高いので、過去問題だけではダメだと感じた方はITパスポート対策テキストを頼るようにしてください。
書き込んで覚えていきたい
参考書などに直接書き込んでいって覚えていくという方もいるでしょう。
そういう方は参考書を買うのがおすすめです。対策サイトに書き込んで覚えるということはできないので、書き込んで覚える方法が得意なら参考書を使うしかありません。
使っている参考書が過去問題集だった場合は書き込んでしまうと過去問を解けなくなってしまいますが、過去問は対策サイトアプリで見ればいいので全く問題ありません。
何より対策サイトやアプリの場合は毎回順番をランダムにして問題を出題してくれる機能が用意されているので、設問の順番で問題の答えがわかってしまうことがありません。
参考書の過去問題集だと「今この問題だから次の問題の答えはAだな」という試験本番であまり役に立たない覚え方をしてしまいますが、対策サイトやアプリの過去問題を使った模擬試験であればランダム出題が可能なのでその心配はありません。
安心して参考書に書き込んでいくといいでしょう。
絶対に合格したいなら参考書を使って万全に
ITパスポート試験は参考書なしでも十分合格できる難易度ですが、やはり参考書買った方が心強いです。
対策サイトなどの過去問題は解説が簡潔に済まされていることが多いため、解答そのものを覚えられても意味などが記憶に残りにくいデメリットがあります。
参考書であればかなり丁寧に解説してくれているので、参考書を使った方が用語と意味をセットで覚えやすいです。
ITパスポートの参考書は1,500円~2,500円程度。
ITパスポート受験費用は5,700円なので、ITパスポートを2回受けて合格するより参考書を使ってしっかり勉強して一発合格を目指したほうが安くなるメリットもあります。
ITパスポートの一発合格を目指すのであれば参考書を買って勉強するとようにしてください。