後少しだったのに!とがっかりすることも多いであろう500点台での不合格。
ITパスポートの合格ラインは総合600点以上なので、あと僅かに届かなかったということになります。
500点前半ならまだしも570点・595点といったあと1~2問あっていたら合格していたかもしれないという方はショックを隠しきれないでしょう。
ですが、そこで諦めずに合格を目指す方向けに、次合格するために何をすればいいのか解説していきます。
500点台の方向けの対策方法
ITパスポートで500点を取れているということは、ある程度ITパスポート取得に関する知識を持っているということになります。
そのため、これから初めてITパスポート勉強する人と同じような勉強をするのは非効率です。もう少しピンポイントで勉強していくべきです。
500点台だった方に向いている勉強方法を紹介しますので、自分に遭った方法で勉強を進めてみてください。
700点 or 800点を合格ラインと思って勉強する
500点台で不合格になってしまった方の中には、600点を取るための勉強をしていた方も多いのではないでしょうか。
確かにその方法は全く間違っていないのですが、知らず識らずのうちに600点を満点と思って勉強していて600点を大きく超えるための勉強をしていない方も多いのではないでしょうか。
600点はITパスポート試験の最低合格ラインであり、600点取れたことに満足して試験に行くのは不合格になりやすいパターンなのです。
練習で600点取れても本番でその力をフルに発揮できなければ、簡単に500点台に落ちて不合格を告げられることでしょう。
理想的なのは、ITパスポート試験の本来の合格ラインよりも少し高い700~800点を合格ラインと思って勉強する事です。
700点を合格ラインとして勉強すると500点はただの通過点であり、600点に到達してもまだまだ勉強しなければ合格できないという意識がついてくるので、本番の試験で合格しやすくなります。
練習で700点取れる知識を持っている方なら、多少本番で失敗しても600点台を保てる確率が高まるので、ITパスポート試験の勉強をしている時は600点ではなく700点以上を合格ラインとして勉強すると受かりやすくなります。
特定の分野だけ点数が低かった場合
ストラテジー・マネジメントのどちらかの点数が極端に低いという方もいるでしょう。
テクノロジー分野は別の対策ポイントがあるため後述します
そういう方は、点数を取れていない苦手分野の点数を少しでも伸ばすようにしてください。
80点のテストを100点にするよりも40点だったテストで60点取るほうが簡単なので、苦手分野を優先的に対策することで合格ラインに届きやすくなります。
疎かになりやすいマネジメントとストラテジの点数が低くて足を引っ張っていることが珍しくないので、そういう場合は重点的に対策するようにしましょう。
テクノロジー分野の点数を伸ばす
ITパスポート試験で最も問題数が多いのがテクノロジー分野です。
そのため、それなりに点数が取れていた方でもテクノロジー分野の点数を伸ばした方が結果的に点数が伸びるということがあります。
特にテクノロジー分野の分野別得点が600点を下回っていた方は優先的にテクノロジー分野の勉強を進めましょう。
テクノロジー分野で700点を超えられる程度になれば総合600点を超えられる可能性が高くなるので、テクノロジー分野で満足の点数を取れていない方は、テクノロジー分野を優先的に勉強するようにしてください。
試験会場付近に数時間前から向かっておく
試験対策と何も関係がないと思うかもしれませんが、実はかなり意味のある行為です。
早く試験会場わかる現地に到着しておくと、近くのマクドナルドなどの飲食店・喫茶店で直前の試験対策を行えるからです。
人は1時間後には50%のことを忘れ、1日前のことは74%を忘れているという調査結果があるため、試験直前にITパスポート試験の勉強をするのは、あなたが想像しているよりも遥かに効果のあることなのです。
特にITパスポート試験の対策方法は変えていないけど、試験日当日に試験直前に勉強をしたら合格できたという話も少なくありません。
ITパスポート試験当日は、現地で勉強できるくらいの余裕を作れる時間に向かうといいでしょう。
ラムネを食べてブドウ糖を補給する
脳の働きを活性化させるにはブドウ糖が必要であり、ブドウ糖を摂取することで集中力が高まります。集中力が高まるので問題をしっかり考える余力も生まれ、合格できる可能性が高まります。
500点後半の方なら集中力次第で合格できることも珍しくありません。
ブドウ糖はラムネを食べれば効率よく摂取できるので、移動中などにラムネを食べてブドウ糖を蓄えて備えるといいでしょう。
ラムネが苦手なら果汁グミがおすすめです。ラムネと比べると含まれているブドウ糖の量は少ないですが、手軽にぶどう糖を補給できる手段の1つです。
小ワザ的な対策が役に立つ
500点取れる方というのは、少しの勉強と試験を受ける工夫だけで十分合格できるラインに到達しているので、
- 一番点数が低かった分野の点数を伸ばす
- テクノロジ分野の点数を伸ばす
といった勉強の他に、
- 試験日は早めに現地入りする
- ラムネなどを食べてブドウ糖を補給する
のような小ワザ的なテクニックも実践するといいでしょう。
ITパスポートに限らず、試験など頭を使う物事においてはかなり有効なテクニックですし、お金も全然かかりませんので自分のパフォーマンスを高めたい方は試してみてください。