Live2Dモデリング・アニメーションの制作に必要不可欠なCubism Editor。
練習にと思ってLive2Dフリー版を使っているものの、せっかく制作したモデルデータなどを保存できない問題に遭遇することがあります。
今回は、なぜLive2Dフリー版で保存・書き出しできないのか、その原因を解説していきます。
Live2Dフリー版で保存・書き出しできない原因
Live2Dフリー版は様々な機能が制限されています。
制限されている機能を制限以上に使用したときは保存・書き出しできない仕様になっているため、フリー版の制限内でLive2Dモデルの制作・編集を行う必要があります。
Live2Dフリー版で保存・書き出しできなくなってしまう原因について順番に見ていきましょう。
テクスチャの解像度が2048pxを超えている
フリー版ではモデルに使用するテクスチャの解像度は最大で2048×2048ピクセルまでに制限されています。
使用しているテクスチャーが2048×2048ピクセルより大きかった場合は縮小する必要があります。
プロ版は解像度の制限がありません。
テクスチャ画像を2枚以上使用している
テクスチャの解像度だけでなく使用枚数に制限が課せられています。
フリー版では1枚のテクスチャ画像に収める必要があり、どれだけ解像度が低かったとしても1枚しか使用できず、2枚以上のテクスチャーを使用する場合はプロ版のライセンスが必要になります。
色んなテクスチャを使用したい場合は、1枚の画像にして読み込ませるようにしてください。
アートメッシュが100を超えている
アートメッシュはプロ版だと無制限に扱えますが、フリー版では100個に制限されています。
アートメッシュはPSD画像のレイヤー一つ一つに割り当てられているため、PSD化したときのレイヤー数を100枚以内にしないといけないと思えばわかりやすいかもしれません。
パラメータ数が30を超えている
口の動きや目の動きなどを設定するパラメータの数はフリー版だと30個までとなっています。
プロ版では制限なくパラメータを設定できるため、細かな動きも実現可能です。
デフォーマーが50個を超えている
アートメッシュの頂点の一括変形・移動などに使用するデフォーマーですが、デフォーマーの数も最大50個となっています。
50を超えてしまうと保存・書き出しができません。
ワープデフォーマの分割数が9×9を超えている
ワープデフォーマは分割数を増やすことで、デフォーマーの形状に沿った繊細な動きを表現できますが、フリー版では9×9分割までに制限されています。
プロ版では最大100×100分割まで対応しているので、繊細な動きを表現しようと思うとプロ版に頼らざるを得ません。
パーツを30以上に分割している
目・眉・まつげ・鼻・口などのモデルの構成要素をグループ化できるパーツ機能ですが、フリー版では最大30個のパーツしか作成できません。
人体モデルだとパーツの数が非常に多くなるため、人体のモデリングとなるとフリー版では非常に難しいでしょう。
描画順グループ数が2を超えている
どのパーツが全面・背面に表示するかを制御できる描画順グループは不自然な挙動を防ぐためにも欠かせませんが、フリー版では2つまでに制限されています。
複数のモデルを同時に管理する際に役立つ機能であるため、同時に扱うモデル数が多い場合は描画順グループに頼ることになります。
これらの機能がフリー版では制限されており、制限を超過した状態の編集状況を保存できなくなっています。
Cubism Editorを終了させる前にプロ版のライセンスを購入→ライセンス登録を行えば、編集状況を破棄せず保存することが可能です
プロ版のトライアルが終了した後は注意
Live2DのCubism Editorで保存できない・書き出しできないという問題で困っている方の多くは、42日間プロ版を試用できるトライアルを利用していたかと思います。
フリー版では保存できない状態(テクスチャの枚数上限超過など)になると、その都度警告を出してくれます。
ですが、プロ版の場合は制限なく保存・書き出しができるので、警告メッセージは表示されません。
そのため、フリー版で保存できないようなモデルデータをプロ版で作成していた場合、トライアルが終了してフリー版に移行したときに、モデルデータのファイルを開くことはできるけど保存できないという問題に直面することになります。
プロ版のトライアルを利用していた方は、こういった問題が発生してしまうので、これからもプロ版を使いたい場合は有料ライセンスを購入するようにしてください。
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