高校生・大学生のアルバイトといったらコンビニを目指すという方も結構いるのではないでしょうか。
コンビニは学生さんが多いので、一見すると社会人経験のない学生でも簡単に受かるのではないかと思うかもしれません。
ですが、実際はそうとも限らないのです。面接に落とされる時は普通に落とされますし、採用される時はその場で採用を告げられます。
今回は、コンビニバイトは本当に誰でも受かる仕事なのか紹介します。
コンビニバイトは誰でも受かる仕事ではない
先に言っておくとコンビニバイトは誰でも受かる仕事ではありません。
コンビニバイトは品出しや郵便対応など意外とやることが多く、接客も同じようにこなしていきます。
そのため、面接を担当した店長が「この人をうちで仕事は任せるのは怖いな」と思われた場合は採用されません。
逆に「この人なら仕事もしっかり覚えて頑張ってくれそうだな」と期待されたら採用されることもあります。
応募した人全員を採用するということはないので、面接に合格する人もいれば落とされる方もいるのです。
たまたま応募した全員が超優秀でどう考えても全員採用されるような人だったとしても、採用枠が足りない場合は必ず誰か落とされます。
ですので、「コンビニバイトに落ちる=バイトの才能がない」ということは決してありません。単純に運が悪くて3連敗・5連敗するケースもあります。
受かりやすい店・受かりにくい店がある
コンビニは全国にたくさんありますが、受かりやすい店とわかりにくい店に種類があります。
これはコンビニに限った話ではありませんが、コンビニは特にその傾向が強いです。
コンビニはコンビニ本部が直接経営している店舗(直営店)とフランチャイズの店舗の二種類があります。
簡単に言うと、個人事業主・会社がコンビニ本部と契約してブランドを借りて経営しているコンビニです。
ローソンやファミリーマートなどの有名なブランドを利用できるので、オープン直後から経営を軌道に乗せやすいメリットがあるほか、契約を遵守しておけば自由に経営できます
本部が経営している直営店は厳しいマニュアルなどで管理されているため、採用基準もそれなりに高くなっていることが多いです(マニュアル通りにしっかり仕事をしてもらう必要があるため)。
それに対してフランチャイズのコンビニは、経営者・店長の裁量でコンビニを経営しているので、店長次第ではよっぽど大きな問題がなければ採用するスタイルでバイトを募集していることも少なくありません。
コンビニバイトの面接で落とされやすい人の特徴
基本的にコンビニバイトで落とされてしまう主な原因は基本的な人となり・人柄や相性が原因であることが多いです。
よくある落とされるのが以下の5つ
- 挙動不審
- 面接での質問に全然答えられない
- 身だしなみを整えていない
- 声が小さすぎる
- 希望シフトが合わない
挙動不審
面接に来たと同時にレジ前であたふたする程度であれば、「バイトの面接は初めてかな」「緊張しているのかな」程度で流されるので気にする必要はありません。
ですが、面接中もずっとキョロキョロするような挙動不審な動きを続けていると「本当にこの人に仕事を任せてもいいのか」と思われてしまい、面接で落とされてしまいます。
冷静に振り返ると気づけますが、接客をしないといけないコンビニの仕事を挙動不審な方が上手くこなせるとは到底思えないのです。
店長からの質問に何も答えられない
面接なので応募した理由や通勤手段・時間などいくつか質問されますが、あまりに緊張しすぎて何も答えられないようであれば絶対に面接に受からないでしょう。
これはコンビニに限った話ではなく、コミュニケーションを取れないのは大問題なのでどのお店でも落とされます。
面接の場である以上、緊張しているということを隠す必要はないので、自分なりの答えを持って質問に答えていくようにしましょう。
身だしなみを整えていない
ヨレヨレの服にシミの付いた上着など、身だしなみを整えずに面接に行くと大きなマイナス評価になってしまいます。
第一印象は非常に重要で、身だしなみが悪くて面接に通りにくくなってしまうのはもったいない以外何者でもありません。
「この人は仕事ができそう」というような強い印象を残せても採用されるかは五分五分でしょう。
声が小さすぎる
コンビニは接客の仕事です。一対一の会話もスムーズにできないくらい声が小さすぎると面接に落とされる可能性が高まります。
希望シフトが合わない
コンビニは、シフトに空きがあるからバイトを募集しています。既に今の人員で安定してコンビニを回せているのであればバイトを雇う必要がありません。
そのため、バイトの面接時に希望シフトに関して質問されることが多く、自分の希望シフトと店側が期待している希望シフトと合わなければ、店側も採用したくてもできないのです。
例えば、月・火・水・木・金の5つの採用枠のうち、店側が求めているのは火曜の枠。ですが応募者が希望しているのは既に人が埋まっている他の曜日の枠だったときに採用できないといったケースです。
- 店側は採用しても火曜のシフトが埋まらないので別の人を探さないといけない
- 応募者は採用されても火曜のシフトに働けないので、実質席を置いているだけの働けない状態
希望シフトが合わないことに関してはどうしようもありません。面接の対応が下手だったどうかは関係ない不採用要因なので、シフトが合わないときは諦めて次に行きましょう。
髪色は明るい茶髪が限度
コンビニもある程度髪を染めていても採用されることが多いですが、流石に明るい金髪など派手な髪色はやめておきましょう。
限度としては明るい茶髪程度です。金色寄りの茶髪だと髪色を指摘されるか、何事もなかったかのように不採用になることもあります。
相性が良ければ中卒でも受かる
コンビニバイトは事前知識が必要なく、働きながら研修を通じて仕事を覚えていくことになります。
いわゆる学力を全然要求されない仕事なので、中卒でも面接でしっかり自分は仕事ができるということをアピールできれば普通に採用されます。
コンビニバイトは覚えるまで大変ですが、誰でもできるアルバイトの1つです。高校生・大学生になってアルバイトデビューしたいといった方は、清潔感や面接での対応などに気をつけながらコンビニの面接に何回か挑めば採用されることでしょう。