- ちょっとした買い物にコンビニ
- 税金などの支払いにコンビニ
- 配達にコンビニ
- お金をおろすにもコンビニ
- 書類の印刷もコンビニ
- お腹が痛い時にもコンビニ
などなど。コンビニ一つでなんでもできるんじゃないかというぐらいいろんなことを済ませることができます。近くに一軒コンビニがあるだけで生活は格段に楽になるでしょう。
ですが、コンビニでいろんなことができすぎるあまり、コンビニを「なんでも屋」と勘違いしている方がいます。
そこで今回は、コンビにでやってはいけないこと・求めてはいけない行為について解説していきます。
コンビニでやってはいけない・やってくれないこと
コンビニは何でも屋ではないので、コンビにが対応してくれない・コンビにに対応を求めるべきではない行為はたくさんあります。
ここではその一部をいくつか紹介します。
両替を求める
コンビニで両替を求めるのはやめておきましょう。
両替目的でコンビニを利用してはいけないという法律はありませんが、小銭の両替は安くない両替手数料が発生します。コンビニに両替を求めるということは、この両替手数料をコンビニに負担してもらうのと同じであるため、絶対にやってはいけません。
ゲームセンターの両替機に「業務目的での両替の禁止・ゲームセンター利用目的外での両替を禁止」と書かれているのも同じ理由です
商品を買わずに箸を求める
お弁当やラーメンなど箸を使って食べる商品を買ったときは無料でお箸をもらえますが、これは商品を買ってくれたお客さんに対してのサービスであり、お箸そのものが完全無料というわけではありません。
コンビニはちゃんと仕入れ料金を支払ってお箸を入荷し、お箸が必要な商品を購入したお客さんに対して提供しています。
商品は買わないがお箸がなくて困っているという、自分のことしか考えていない行為は大変失礼極まりないので、絶対にやらないようにしましょう。
どうしてもお箸が欲しいなら、箸を使って食べるおかずや買い置きできるインスタントラーメンでも買って、そのときに箸をもらうといいでしょう。
電話を借りようとする
コンビニは公衆電話施設ではありません。
バッテリーが切れて電話ができないから貸して欲しいという切羽詰まった状況になっているかもしれませんが、そもそもレジに電話があることは滅多にありません。
コンビにの電話はお客さんが入れないバックヤードにあることがほとんどであり、その電話も基本的に業務用で記録されるので、電話はあっても借りることは不可能です。
当然ですが、コンビニ店員が個人的に持つスマホを借りることもできません。仲の良い知人であれば貸してもらえると思いますが、そうでない場合は諦めて公衆電話を探しましょう。
ライターを借りようとする
素直に買いましょう。
コンビニにはライターも売ってます。普通に買いましょう。
配送する商品の荷造りの手伝い
コンビニは配送する商品を受け付けてくれますが、荷造りは基本的に手伝ってくれません。
コンビニは配送する荷物の受付を委託されているだけであって、実際に配達するのは専門の配送業者の仕事なので、荷造りはできませんし手伝うこともありません。
もちろんマニュアル化もされていません。コンビニでできるのは「事前に荷造りされた荷物の受け取り」のみです。
ダンボールのフタや紙袋を閉じるためにガムテープを貸してくれることくらいならしてもらえますが、それくらいしかコンビニ側が手伝えることは無いので注意しましょう。
郵便物の重さをはかってもらう
郵便物は重さによって郵便料金が変わり、貼る切手の枚数や金額も変わってきます。
そのため、郵送してもらう封筒の重さをはかってもらい、その場で切手を購入しようと考えている方も少なくないでしょう。
ですが、実はコンビニは郵便物の重さをはかる権利がないのです。
これはコンビニが面倒だからやらないというワケではなく、「郵便窓口業務の委託などに関する法律」に違反するからやらないのです。
宅急便の荷物の長さ・重さなどは測ります。測ってはいけないのは切手を貼って郵送する郵便物のみです。
郵便物と関係のない第三者が郵便物の重さをはかって重さを伝える行為は、郵便局の窓口しか認められていないため、コンビにでは絶対に対応してもらえません。
コンビニでできる意外なこと
コンビニはなんでも屋ではないので、できないこともたくさんありますが、実は意外な便利サービスもあります。
普通にコンビニを使ってるだけであればあまり知る機会がないものの、いざという時に便利なサービスなどを紹介します。
資格・検定の申し込み
資格検定の申し込みは、基本的に受験料を支払う必要があります。
この受験料の支払いですが、一部の資格・検定はコンビニ決済に対応しています。特にネット申し込み対応資格はコンビニ決済に対応していることが多く、クレジットカードを持っていない・親に口座を管理されていて銀行振込ができない学生でも支払いやすいのが特徴です。
住民票の写しの発行
実は、住民基本台帳カード・マイナンバーカードを持っている方なら、コンビニで住民票の写しを発行できます。
これまでは役所でしか発行できず、役所の混み具合によっては住民票の写しを取得するためだけに何十分も待たされることがありましたが、コンビニなら待ち時間はありません。
先客がいたとしても数分待つだけで住民票の写しを入手できます。
何よりありがたいのが、役所と違って土日祝を含めた24時間いつでも住民票の写しを発行できるという点です。
平日は仕事が終わる頃には役所も閉まっているという方でも安心して住民票の写しを取得できるのは大きなメリットでしょう。
ちなみに、ほかの公的証明書もコンビニで発行することが可能です。
- 住民票の写し
- 住民票記載事項証明書
- 印鑑登録証明書
- 戸籍証明書(戸籍謄本)
- 課税証明書
- 納税証明書
- 固定資産評価証明書
証明写真の作成
実は証明写真の作成もできてしまいます。
証明写真って言うとスーパーや駅などに置かれている証明写真撮影機で、そこまで高くする必要はあるのかというくらい高いお金を払って撮影するわけですが、実はコンビニにあるマルチコピー機で証明写真を作成できるのです。
写真はスマホで撮影したものでよく、費用も200円でとても安いです。証明写真機を使うよりもとても安上がりですし、納得いくまで何回でも撮り直しできます。
写真は持ち込む形になるのでコンビニで撮影するわけではありません。自宅で何度も取り直して一番良かったものを持ち込んで証明写真を作成すればいいでしょう
電子マネーのチャージ・残高照会
コンビニでは、楽天Edyや交通系電子マネーの残高をチャージできます。
例えばSuicaの場合は以下の流れでチャージできます。
- レジで店員さんに「Suicaチャージお願いします」と伝える
- レジにあるSuica用の端末にSuicaを置く
- レジのモニターでチャージ金額を選択
- 現金で支払い
チャージに使えるのは現金だけですが、わざわざ駅の券売機などを使わずともチャージできるのでかなり便利です。
「コンビニ=なんでも屋」ではないことを忘れないように
コンビニは何でもできるように思いがちですが、なんでも屋・万屋ではありません。
普通のスーパーと比べるとできることは多くても、逆に言えばそれだけなので、コンビニに無理を求めることはやめましょう。
普段使うコンビニなら相手にしたくない面倒な客としてマークされてしまう可能性もあるので、良識ある範囲でコンビニを利用するようにしてください。