アルバイト先に到着したら必ずやることの1つ「タイムカード」。
タイムカードを押すことで店長らが各従業員の勤務時間を把握できるため、正しく給与計算できるようになります。
ですが、タイムカードを押す時間というのは大体のきまりがあります。
今回は、アルバイトがタイムカードを押すタイミングについて解説していきます。
タイムカードは出勤時間直前に押すのがベスト
タイムカードはアルバイト先に着いたタイミングではなく、勤務開始時間直前に押すのがベストです。
勤務時間直前というのは、給与計算に影響を及ぼさない時間になります。
アルバイトの勤務時間は、給与計算しやすいように15分単位・30分単位で管理されていることが多く、その時間の区切りが変わらない範囲であればいつ押しても問題ありません。
例えば10:00が勤務開始時間でタイムカードの時間の区切りが15分単位だったとしましょう。
この場合、9:45~9:59までの間であればいつ押しても、10:00に押した扱いになります。そのため、9:45~9:59分の間であれば忘れないうちにタイムカードを押していても大丈夫です。
記録としては分単位・秒単位で残りますが、給与計算には影響しません。
タイムカードは勤務時間の管理と正しい給与計算に使われるデータなので、打刻が早すぎるとそのぶん勤務時間や給与にズレが生じます。
最近は1分単位で勤務時間・給与を計算する企業が増えてきています。その場合に限り、早く押しすぎるべきではありません。
一部例外こそあれど、給与計算に影響のない範囲なら早く押しても大丈夫と思っておきましょう。
早く押すのはダメな行為
少し考えるとタイムカードを早く押せば押すほど勤務した時間が長くなって給与も増えると思うかもしれません。
ですが、それは給与詐取なる詐欺行為に値するので、勤務時間より早くタイムカードを押すのはダメな行為です。
勤務開始時間よりも早い時間にタイムカードを押すということは、働かずに給与を得ることに等しい行為です。
タイムカードの打刻時間は店長など管理職の立場にある方たちが正しく修正できるため、明らかにおかしな出退勤時間が見つかれば随時修正していますが、タイムカードを正しく押していたらする必要がない作業です。
タイムカードを早く押しすぎても指摘されず勝手に修正されていることもありますが、頻繁にタイムカードを早く押すことをやりすぎると、信用を失う可能性があります。
1回2回程度であればタイムカードの打刻時間についての注意だけで済むと思いますが、注意を受けた上でやっていると、悪意がある・学習能力がないと判断されてしまうでしょう。
その結果、シフト減らされたり、事実上の解雇状態になる可能性があるので注意してください。
タイムカードを押し忘れたら必ず報告するように
勤務開始時にタイムカードを押し忘れた場合は必ず店長などの現場責任者に報告するようにしてください。
退勤の押し忘れなら出勤の記録があるのですぐに気づいてもらえますが、出勤時にタイムカードを押していなかった場合は、そのまま見逃されて記録上では出勤していない扱いになってしまうことがあります
働くときはタイムカードは押して当然であることが普通の考え方であるため、出勤のタイムカードを押していない場合は忘れられてしまうことがあります。
タイムカードを押し忘れていても働いていたことには違いないので、忘れていた場合は必ず報告して記録を付けるようにしてください。