在宅ワークの室温は何度がオススメ?電気代にも注意

テレワークなどで在宅ワークを続けていると、室温が気になってくることがあります。

オフィス勤務であればオフィスのエアコンを遠慮なく使えるので、常に24~27度程度をキープしつつ、湿度も快適な具合に調整されますが、自宅だとそうは限りません。

エアコンを節約しようとするあまり、仕事をするには不快な環境になっている可能性があります。

自宅で仕事をするとイライラする、全然はかどらないというのは、もしかしたら室温・湿度が関係しているかもしれません。

今回は、在宅で仕事をするにおいてどれくらいの室温・湿度がベストなのか解説します。

室温次第で集中力が変わってくる

実は室温次第で仕事への集中力などが大きく変わってくるのです。

これは実際に行われた研究・調査によって判明しており、以下のことが判明しています。

室温を20度から25度に上げることで、従業員のタイピングミスが44%減少し、タイプする文字量も150%増加した

引用:Study links warm offices to fewer typing errors and higher productivity

室温を快適な温度に保つことで、労働者1人につき1時間あたり2ドル多くの利益を生み出せる

引用:Study links warm offices to fewer typing errors and higher productivity

もちろんこれは在宅ワークにも当てはまります。

調査結果を見てわかるように、最適な室温で仕事をすることで、仕事のパフォーマンスが大きく増加するのです。

そのため、今まで仕事に全然集中できない・オフィスで仕事をしていた時よりも仕事が進まないというのは、室温が原因の可能性があります。

特にエアコンを節約している方は、この傾向が顕著に現れている可能性が高いです。

余談:クールビズに科学的根拠はない

毎年、夏になるとクールビズ期間ということでエアコンの温度を28度に設定したり、暑苦しくないラフな服装を推奨することがあります。

この「クールビズ」で決められたエアコンの設定温度を28度にするというものですが、実は科学的根拠は一切ありません。

これは昭和45年に環境省が制定した建築物環境衛生管理基準で「室内の温度を17度~28度以内」から来ており、ただただなんとなく上限である28度を設定温度にしようとしたことが独り歩きしたのがクールビズにおける「エアコンの設定温度は28度」なのです。

当然ですが、この問題が明らかになったときは物議を醸しました。

科学的根拠はなく決められた温度であるため、当然ながら仕事のパフォーマンスが上がるとは限りません。

むしろ28度という設定温度は比較的高い温度であるため、環境によっては仕事のパフォーマンスが低下するでしょう。

仕事の種類によって適切な室温は異なる

では一体何度くらいの温度に設定して仕事をすればいいのかっていう話ですが、仕事の種類によって適切な室温は変わってきます

クリエイティブな職種の仕事

デザイナーやプランナー・作家などクリエイティブな仕事を行っている方は、室温を少し高めにしたほうがいいと言われています。

具体定期には26~27度ぐらいがいいでしょう。

30度に近づくとパフォーマンスが低下する可能性が高いので注意してください。

文書の処理・計算・電話対応等のオフィスワーク

繰り返し行われる単純タスクをこなすオフィスワークが中心だった方は、室温が21~22度が良いという実験結果がでています。

21~22度だと作業効率が上がった(中略)。最も仕事の生産性が高い温度は22度だった。例えば、30度だと22度に比べ、パフォーマンスが8.9%低下した

引用:Effect of Temperature on Task Performance in Offfice Environment by Olli Seppänen, William J Fisk, QH Lei

逆に温度が高すぎると仕事のパフォーマンスが大きく低下します。

8.9%と聞くとあまり少なくないと思うかもしれませんが、8.9%のマイナスというのは年収300万円の方の年収が27万円減るのと同じです。

こう考えると、パフォーマンスが8.9%低下するというのはかなり大きな問題ということがわかると思います。

そのため、文書処理など繰り返す仕事が多い方は、室温を21~22度、電気代を意識するにしても湿度が仕事のパフォーマンスに悪影響を与えづらい24~25度に設定することをおすすめします。

エアコンの設定温度22度は、直接エアコンの風邪を浴びると風邪を引くレベルなので、エアコンの風邪が当たらないように風向きを調整して下さい

風向きさえ気をつければ仕事のパフォーマンスを改善できるでしょう。

総合的には22~24度がベスト

在宅で仕事をするといっても様々な仕事があると思いますが、総合的に評価すると室温は22~24度が適切かつ現実的という調査結果がでています。

それと同時に、室温が25度以下なら湿度による仕事パフォーマンスへの悪影響はないという結果も出ています。

25~32度の間で1度上がるごとに2%パフォーマンスの低下が見られ、21~25度の間では温度の変化によるパフォーマンスへの影響はなかった

引用:Effect of Temperature on Task Performance in Offfice Environment by Olli Seppänen, William J Fisk, QH Lei

ですので、在宅ワーカー・テレワーカー・リモートワーカーの方で、快適に効率よく仕事をこなしていきたいのであれば室温を22~24度に設定するようにしましょう。

電気代が気になる場合は体感温度を調節する

エアコンで室温と湿度を調整したいけど、在宅勤務だとエアコンを使う時間が非常に長くなるので電気代が高くなります。

一人暮らしの方でも一か月の電気代が1万円を超えることが少なくないので、初めて在宅勤務した方は電気代の高さにびっくりした人もいるでしょう。

快適な室温と湿度で仕事をしたいけど、できれば電気代を節約したいというなら、扇風機などを使って体感温度を調節する方法がおすすめです。

扇風機などの風邪を浴びると体感温度が下がり、エアコン無しでも丁度いい気温で仕事をすることができます。

直接浴びることが理想ですが、何も対策せず一般的な大きい扇風機の風を浴び続けると風邪を引いてしまう可能性があるので、長袖のシャツを着たり、扇風機の首振り機能を使って扇風機の風の当たり方にムラを作るようにしましょう。

デスクワークなら卓上扇風機もおすすめです。

卓上扇風機であればどこにでも置けますし、電気代なんて無いようなものです。

寝るときはベッドの近くにおいて、弱風を起こしておくこともできるので、在宅勤務の方で小型の扇風機を持っていない方は一つ持っておくことをおすすめします。

冬なら卓上ヒーター・発熱ウォーマーがオススメ

扇風機を使って風を浴びる方法は夏場に取れる対策方法です。

冬場に風を浴びるなんてことをしたら、体が必要以上に冷えて簡単に風邪を引いてしまうでしょう。

ですが、冬にも対策できる在宅ワーカー向けのアイテムがあります。おすすめなのはどこにでもおける卓上ヒーターと発熱ウォーマーです。

お風呂は首まで浸かると温まりやすいと言われているように、首元を温めると全身が暖かくなりやすくなります。

睡眠の質も良くなるので、在宅ワークになった途端、なかなか眠れなくなった・夜ふかししがちになったという方は発熱ウォーマーを使うといいかもしれません。

小型のセラミックヒーターもおすすめです。セラミックヒーターと言うと電気代がかなりかかる暖房器具ともしれませんが、それは大型だったらの話です。

セラミックファンヒーターも大きなものだとエアコンと電気代が大差ないことが多いですが、小型だとエアコンの4分の1程度しか電気代がかからないものあり、非常にお得です。

今回紹介したセラミックファンヒーターは消費電力最大300Wしかかかりません。エアコンは暖房だと1000Wは軽く超えるのでかなりお得です

デスク付近を中心に温められるので、室温はあまり高くなかったとしても、体感温度は十分暖かい環境を作り出せます。

ただし、「室温が高い × 湿度も高い」状態だと、さすがに仕事のパフォーマンスは低下するので、部屋における除湿機を置いておくことをおすすめします。

エアコンの除湿は電気代が暖房よりも高くなることがありますが、部屋におけるタイプの除湿機は200~300W程度であり、エアコンの除湿と比べると70~80%近くも電気代を節約できます。

意外と知らない方も多いですが、これからの電気代のことを考えるとエアコンの除湿に頼らずに済む除湿機はかなり優秀だったりします。

オススメの除湿機は1.5万円前後のものです。

3,000円~4,000円の除湿機もありますが、除湿能力が低すぎて全然除湿できないのでオススメできません。

部屋の湿度を下げる目的で除湿機を選ぶなら、それなりの性能を持った信頼できる除湿機を選びましょう。

本体は1.5万円ほどかかっても月の電気代はエアコンの4分の1程度なので、総合的に見るとかなりお得です。

自宅でも高いパフォーマンスを引き出そう!

自宅はオフィスと違って自由に仕事をできるので、慣れれば非常に快適です。

周りに人がいないことで、オフィスで働くよりも仕事に集中できるという方もいるでしょう。

そんな環境をさらに良いものにするためにも、仕事が捗る室温に設定して、仕事のパフォーマンスをより良いものにしていくことがおすすめです。

結果的にこなせる仕事量が増えて給与にも良い影響が出るかもしれません。特に裁量労働制の方は仕事にかなりゆとりをもたせることもできるでしょう。

カテゴリー:
関連記事