ニンテンドースイッチ には、標準機能として録画機能が用意されています。
ジョイコン左側の下(Switch Liteの場合は本体左下)にあるキャプチャボタンを1秒ほど長押しすることで、直近30秒間の映像を動画として保存することが可能です。
ですが、スイッチの標準機能では30秒までしか録画できず、5分10分といった長時間の動画を取ることができません。
APEXのワンゲーム分の動画を一本撮りたくても残念ながらできないのです。
そこでこの記事では、スイッチで30秒以上の動画を録画するにはどうしたらいいのか、何が必要なのか紹介・解説していきます。
スイッチで30秒以上の長時間録画をする方法
スイッチに標準搭載されているキャプチャー機能では最大30秒までしか録画できません。
30秒以上録画するにはキャプチャーボードを使う必要があります。キャプチャーボードを使ってパソコンに出力し、出力した映像をパソコンでキャプチャすることで、30秒以上の動画を録画できます。
見方を変えると、30秒以上の動画を録画するにはニンテンドースイッチだけではできないということです。
キャプチャボードでスイッチを録画するために必要なもの
キャプチャーボードを使ってスイッチを録画するために必要なものは、以下の4つです。
- ニンテンドースイッチ本体
- キャプチャーボード
- キャプチャーソフト
- USB ケーブル
- HDMI ケーブル
それぞれオススメの商品と一緒に紹介・解説していますので、持っていないものがある方は購入するようにしてください。
ニンテンドースイッチ本体
当然ですが、ニンテンドースイッチ がなければ動画をキャプチャーしようがありません。
必ず手元に用意しておきましょう。
Switch Liteはダメ
ニンテンドースイッチ の低価格版「Switch Lite」がありますが、こちらはキャプチャーボードを使っても長時間録画できません。
Lite版は低価格になった代わりに様々な機能が省略されています。
省略されている機能の中に映像出力機能(HDMI出力)も含まれているのですが、キャプチャーボードでパソコンに映像を出力するには、スイッチ本体が映像出力に対応していないといけないのです。
映像出力機能が撤廃されているLite版スイッチではPCに画面の映像を送ることができません。
Lite版は本体の仕様上どうやってもできないので、どうしても30秒以上の動画をキャプチャー・録画したい方は新しくLite版ではないニンテンドースイッチを購入するようにしてください。
キャプチャーボード
スイッチとパソコンを接続できるキャプチャーボードを用意しておきましょう。
どうやって使うかあまりイメージがわかないと思うかもしれませんが、以下のように、スイッチやPC・スイッチの映像を表示するモニターをキャプチャーボードにつないで使用します。
キャプチャーボードにも色々種類があり、価格帯も異なりますが、基本的には価格が高くなるほど以下のような違いがでてきます。
- 遅延が少なくなる
- 高解像度・高FPSに対応する
快適に高画質で録画できるキャプチャボードは、だいたい2万円台のものを購入すれば失敗しないでしょう。
キャプチャーボードの購入が初めてであれば、定番中の定番であるAVerMediaのGC550 PLUSがおすすめです。
定番ということは初心者でも使いやすいキャプチャーボードということであり、ニンテンドースイッチに対応しています。
スイッチに限らず、PS4・Wii U・Xbox One・Xbox 360にも対応しているので、スイッチ以外のゲームの録画にも使えます。
映像も低遅延なので、FPSなどのアクションゲームも遅延のせいでゲームにならない・ストレスが溜まるということがないのでおすすめです。
パソコン
ニンテンドースイッチ⇔キャプチャーボード⇔パソコン
という形で接続するので、パソコンは必須です。必須といってもハイスペックパソコンは必要ありません。
実際にゲームの処理を行うのはスイッチ本体側であり、パソコンでやるのは録画だけです。
ハイスペックパソコンじゃないといけないケースというのは、スペックを必要とするPCゲームをPCで録画するときと生放送をするときです。こういう場合は20万円~30万円程度のハイスペックパソコンが必要になるでしょう。
そうでない場合は、10万円前後のグラフィックボード搭載パソコンで十分です。
グラフィックボードがよくわからない人はゲーミングパソコンを探すのが確実です(グラフィックボード搭載パソコンはゲーミングパソコンと呼ばれることも多いです)
パソコン用のモニターがあるならデスクトップパソコンがおすすめです(同じ価格でもデスクトップパソコンのほうが性能が高い)。
先ほど紹介したノートパソコンと価格は同等ですが、性能はこちらのほうが圧倒的に上です。
デスクトップパソコンはサイズが大きくて持ち運びにむいていない代わりに、ノートパソコンよりもデスクトップパソコンのほうが圧倒的に優れています。
15万円超えのノートパソコンよりも10万円程度のデスクトップパソコンのほうが優秀ということは珍しくありません。
APEXやARKなどもともとハイスペックなゲームをPCゲームを同じPCでキャプチャする場合は最低でも20~30万円程度のゲーミングデスクトップパソコンを選ぶようにしてください。
キャプチャソフト
パソコンに スイッチの映像を出力しても、録画しなければなりません。
キャプチャーボードでパソコンに出力したからといって、スイッチの録画機能では依然30秒までしか録画できませんので、PC側で動作するキャプチャソフトを用意する必要があります。
オススメはBandicamというユーチューバーの方がよく使っているキャプチャーソフトです。
Switchに正式に対応しているキャプチャーソフトのひとつで、キャプチャーボードから出力された映像のキャプチャ用の機能も用意されています。
特にこだわりがなければBandicamを使いましょう。
HDMIケーブル
HDMIケーブルは、スイッチをテレビに映し出すために使うケーブルのことです。スイッチを購入した方は最低でも1本は持っているはずですので、コードが短くて遊びづらいということでもない限り、新しく買う必要はありません。
先ほど紹介したキャプチャボードにも付属しているので、別で購入する必要はないでしょう。
USBケーブル
パソコンに映像を出力するにあたってキャプチャボードとPCを繋ぐUSB ケーブルが必要です。
ですが、先ほど紹介したキャプチャボード「AVerMedia Live Gamer EXTREME 2 GC550 PLUS」には付属しているため、このキャプチャボードを買うなら新しく購入する必要はありません。
違うキャプチャボードを購入する場合で、そのキャプチャボードに付属していない場合は購入しておきましょう。
ものを揃えたら後はキャプチャーするだけ
キャプチャーボードやパソコン・USB ケーブルなどを揃えたら、あとはパソコンにスイッチの映像を出力し、動画をキャプチャーするだけです。
今回紹介したキャプチャーソフトであるBandicamの使い方は、コチラの記事で簡単に紹介していますので実際にキャプチャする際は参考にしてみてください。