宝くじが関係者しか当たらないと言われるのはナゼ?そう感じてしまう理由

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宝くじは関係者しか当たらないと言われるのはナゼ?

宝くじは関係者しか当たらないと言われることがときたまありますが、理由は一つ。単純に当選金額が低いだけです。

宝くじは一攫千金を狙えますが、そうカンタンに一生遊んで暮らせる金額を手に入れられると、働く人がいなくなってしまうので、大変です。

それに、宝くじの当選金は宝くじの売り上げから還元されるので、当選確率を高くしすぎると赤字になってしまうのです。

例えばロト6の場合、1等の当選金額はキャリーオーバー無しで2億円です。この2億円は宝くじの売上からしはらわれるので、1等当選者一人につき最低でも2億円分の宝くじを売らないといけません。

人件費など様々な経費がかかっているので、実際には2億円の当選金を出すためには最低でも5~10億円分売らないと、宝くじ関係者サイドにとって割に合わないでしょう。

もちろん当選金を支払うのは1等当選者だけではなく、1等よりも当選者が多くなる2等~5等の方に渡す用の当選金も確保しなければいけません。

それらのことを考えて宝くじの当選確率が設定されており、結果的に高額当選となる2等・1等というのは、当選確率がかなり低くなっているのです。

抽選回数も一番多いナンバーズですら年間260回程度なので、ずっと買い続けても全然当たらないというのは普通なのです。

ナンバーズ4のストレートの場合、40年間欠かさず買い続けて1回当たれば良い方です

宝くじは当たらないのが普通ですが、その普通を素直に受け入れることができず、宝くじ当選者しか当たらない・不正が行われているんだといった行き場のない八つ当たりに等しい呟きなどが拡散されてしまうのです。

今の時代はTwitterなどインターネットを使って自由に何処からでも発信できてしまうので、自分が有名でなくても拡散されてしまう影響力を理解していない方がやってしまいがちです。

宝くじ関係者が不正をするメリットがない理由

宝くじは関係者しか当たらないと思っている方、気になっている方は、なぜそう思ったのか論理的に考えたことはありますか?

ほとんどの方は、「なんとなく思った」「ブログで見たから」といった具体的な理由がないパターンだと思います。

続いては、宝くじ関係者が不正行為を働くメリットがない理由、デメリットだらけで不正する価値がない理由を解説します。

①宝くじ購入者が減る

仮に宝くじで不正が行われていたとしましょう。

不正が行われているということは、宝くじ売り場で正規の方法で購入している方の当選が少なくなるということです。

当選をが不当に減らすとどうなる?
  1. 当選できない人が本来よりも増加
  2. 宝くじへの熱を感じる人の減少
  3. 当選して次も買いたいと思う人が減少

このような事態を引き起こすため、宝くじ関係者が不正を行っていた場合は長期的に大きなマイナスとなってしまうのです。

宝くじ購入者の減少は、宝くじの売上に直結するので絶対に避けなければなりません。

ですので、宝くじ関係者が宝くじの当選について不正を行うことはあまりにもリスクがありすぎて、不正を犯すメリットがまったくないのです。

②分配できる当選金が少なくなる

日常的に行われているナンバーズやロト6・ロト7は、宝くじの購入金額に合わせて当選金額も変わってきます。

宝くじを買う人は高額当選を狙って購入するので、当選金額が低くなっていって魅力を感じなくなってきたら宝くじを購入する人も減ってくのです。

例えば、ナンバーズ4が登場した当初はストレートの当選金額が200万円前後もありました。

ですが現在は最も確率の低いストレートで当選金額が90~120万円程度になっており、ほぼ半減しています。これは深刻な宝くじ購入者の減少を意味しています。

宝くじを購入する人が減るということは、宝くじの売り上げも少なくなってしまうので、宝くじ関係者にとってデメリットでしかないのです。

個人だと100万円でも高額ですが、公共事業に利用するとなると1億円ですら小銭に過ぎません。

わざわざ不正して当選金を独占する行為は、宝くじ業界の将来を考えても愚策・馬鹿な行為でしかないため、やる必要がないのです。

③宝くじビジネスが破綻する

  1. 宝くじ購入者が減る
  2. 宝くじの売上が落ちて分配できる当選金が少なくなる
  3. 高額当選の魅力が下がって宝くじ購入者が減る
  4. 宝くじの売上が落ちて分配できる当選金が少なくなる…

この流れがずっと続けば最終的に宝くじビジネスが破綻します。

公共事業にまわせる国の税収が大きく減ることを意味するため、宝くじ市場の崩壊だけは避けなければなりません。

既に宝くじ業界はかなりピンチな状態であるため、そんな状況で不正行為を働くメリットは全くないでしょう。

人はなにかに苛立ちをぶつけたくなるもの

一攫千金を夢見て宝くじを買っているけど、全然当たる気配がしない。それは冷静に考えたら当然のことです。

ジャンボ宝くじよりも遥かに高額当選しやすいナンバーズ4ですら、以下の条件で宝くじをやっているのです。

  1. 1万本のくじから1本だけくじを引きます
  2. 当たれば当選金ゲット!外れたらくじを戻してシャッフルし、1日待ってから①に戻る

当選確率が高いナンバーズ4でこの難易度です。毎日何本も引けたら当たる人は何十倍にも膨れ上がると思いますが、引けるのは1日1本。

当たらないのも無理がありません。

また、「今の自分なら当たりそうな気がする」という根拠のない心理的な変化の影響もあり、その期待に裏切られたということで無意識にストレスを感じてしまいます。

そのストレスが溜まっていくにつれて、

  • 実は当たらないように不正がされているのではないか
  • 自分が買っている番号が避けられているのではないか

といった、他者から見ると理不尽極まりない・発覚したら大問題じゃ済まされない国家規模の陰謀論まで含めて考えてしまうようになるのです。

1ヶ月ほど宝くじから離れてみるのがおすすめ

宝くじが当たらなくて苛立ちを感じているなら、一ヶ月ほど宝くじから離れて気分転換してください。

「明日を逃せば当たりを逃すかもしれない。だけど外れたら嫌だ」という段階まで来ている場合、宝くじを含むギャンブル関係で冷静な判断ができない状態になっている可能性が高いです。

ですので、一旦宝くじのことを忘れて一か月ほどほかのことをやってみるといいでしょう。

いきなりほかの趣味を見つけるといっても難しいと思うので、ゲームセンターのメダルゲームでもやってみるといいかもしれません。

あちらはギャンブルではないので、当たりが出る可能性が宝くじと比べて非常に高いです。

一旦そちらのメダルゲームで、当たりが出る喜びを思い出してみるといいかもしれません。いい気分転換・ストレス発散になるでしょう。

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