キーボードを長時間触っていると次第に疲れてきます。
できればキーボードを長時間触れるように疲れにくい姿勢を保ちたいとこですが、そこで気になるのが以下の疑問です。
- キーボードを触るとき、手首をつける?つけない?
どっちでもいいのではないかと思うかもしれませんが、疲れにくい姿勢を考える場合ではとても重要です。
そこで、キーボードを触るとき手首を付けた方がいいのかつけない方がいいのか紹介します。
手首をつけるほうが良い
結論から言うと手首をつけた方がいいでしょう。
手首をデスクやテーブルにつけておくことで、腕を浮かした状態を自分の力で維持する必要がないため、疲れにくくなります。
「椅子に座っている」「空気椅子に座っている」のどちらが疲れにくいかと聞かれたら「椅子に座っているほうが疲れにくい」と答えますよね?
それと同じ理由で、キーボードを操作するときは手首をつけていた方がいいのです。
デスクが低すぎる場合
デスクの高さが低すぎて、どうしても手首や肘が全てが浮いてしまう方もいるでしょう。例えば以下のような状態です。
このような状態だとすぐに疲れがきてしまうでしょう。
デスクの高さが低すぎるのであれば高さを上げてしまえばいいという話ですが、デスクの高さを上げるということは、デスクそのものを買い替えなければいけないということでもあります。
昇降型であれば買い換えずに済みますが、ほとんどの人は高さをカンタンに変更できないデスクを使っているでしょうさすがにパソコンのためだけにデスクを買い換えるのは大変です。
組み立て作業や処分作業、不用品回収業者を使うとさらに費用がかかるでしょう。
そういう時はテーブル脚台がおすすめです。

使っているパソコンデスクの脚の下にこちらの脚台を置くことで、高さ調節機能が無いデスクでもデスクの高さを調整できます。
一つにつき高さを5cm上げられますが、使っているデスクによってはデスクのそれぞれの脚に一つずつ置いても高さが足りないという場合もあるでしょう。
そういう方でも大丈夫なように2つ上に重ねられるようになっています。


10cmも高さが上がれば相当低くない限りデスクの高さが低すぎる問題は解決するでしょう。
ノートパソコンスタンドでキーボード高さを変更できますが、キーボードの高さが変わるだけでデスクの高さは変わりません。
つまり、手首をつけてキーボードを操作するというのができなくなるのです。
手首をデスクにつけられるようにノートパソコンスタンドを購入するのは間違いなので、手首を付けられるようにしたいのであれば、デスクの高さを調整できるテーブル脚台を買ってデスクの高さを調整するようにしてください。
手首にこだわる必要はない
- デスクの奥行きが短すぎる
- 自然体だと手首と肘の間がデスクにつく
などなど。人によって色々パターンがあるかと思います。
重要なのは疲れにくい姿勢を取ることなので、あなたにとってその姿勢が楽なのであればその姿勢をキープするといいでしょう。
例えば筆者が使っているキーボードは大型で厚みがあり、なおかつ奥行きがないのでキーボードとの距離がとても近いです。そのため、手首をしっかりデスクにつけて触ろうとすると逆に疲れてしまいます。
ですので、手首と肘の間になる部分をデスクの角に当たるようにおいて、腕が完全に浮いた状態にならないようにして負担を和らげています。
あくまで理想的・一般的な楽な姿勢というのが「手首をつけてキーボードを操作する」なので、それに当てはまらないのであれば別に従う必要はありません。
無理な姿勢を取ると、手首だけでなく首や肩まで無駄に疲れてしまいかねないので注意してください。
とにかく手首が疲れないようにするならエルゴミクスも知っておこう
エルゴノミクスとは、キーボードやマウスなどのハードウェアやソフトウェアを快適に使いやすくするための設定・デザインのことです。
いわゆる人間工学に則ったデザインです。
エルゴノミクスに則ったキーボードでは以下のようなキーボードです。


一目見ただけで普通のキーボードではないことがわかるでしょう。
逆に使いづらくなるのではないかと思うかもしれませんが、実はこれこそが疲れにくくて使いやすい設計なのです。
自然体でキーボードに手を置くと左手と右手が中央を向くような角度になっていますよね?

この中央に向く角度が疲れにくい自然な腕の角度であり、その角度のままキーボードを操作できるように設計されているのがエルゴノミクスデザインのキーボードなのです。

このように、手首の角度を意識した作りになっているため操作しやすくなっているのです。
手首の負担が気になっている方は、この機会にエルゴノミクスデザインのキーボードを買ってみるのがおすすめです。
中央に少し隙間があるので慣れるまでは少し苦戦するかもしれませんが、疲れにくくなることを考えるとメリットのほうが大きいです。
キーボードで手首の疲れを起こしたくない・腱鞘炎になりたくないという方はエルゴノミクスキーボードを使ってみてください。