事あるたびにささやかれるSEOオワコン説。
SEO対策がオワコンだということはまるで不定期開催のイベントかのように話題になり、今もなおどこかで言われ続けています。
そんなSEO=オワコン説ですが、なぜSEOはオワコンと言われ続けているのでしょうか。今回はSEOオワコン説の理由やSEOがオワコンでない理由について見ていきましょう。
SEOがオワコンと何故言われ続けるのか?
これまでの手法で稼げなくなった人の嘆き
8年以上SEO界隈でひっそり身を置いていますが、ブログやアフィリエイトのSEOがオワコンと言われるのは今に始まったことではありません。毎年言われ続けています。
そのようなオワコン説を唱えている方に共通するのが、
- これまで稼げていた人
- 検索アルゴリズムの変更などでアクセスが急落した人
- ブログ・アフィリエイト収入が月数百万円あるような人
このような項目に当てはまる人です。
- これまで稼げていた手法で稼げなくなったからオワコン
- 検索アルゴリズムの変更などでアクセスが急落した現実を受け入れられずオワコンと嘆く人
- ブログ収入が月100万円超えていたけど収益が半分(50万円)になった人など
今まで「SEOはオワコン」といっている人のほとんどがこのようなパターンに当てはまっていました。
昔は初心者でも記事を書くのが苦手な人でも数をこなせば簡単に収益を上げられるのがブログ・アフィリエイトの魅力でしたが、現在は参入者が増えてきた関係で稼げなくなって脱落している古参の人が増えています。
特に検索アルゴリズムが大幅に変動するコアアップデートでこのような嘆きの声が目立ちやすくなるのですが、コアアップデートは毎年どこかのタイミングで行われているため、まるで不定期イベントかのようにSEOはオワコンと言われています。
そのため「SEO=オワコン説」について信頼性は皆無であるため、これからブログアフィリエイトで収益を稼ごうとする初心者ほど「SEOオワコン説」を信じてはいけません。
シンプルに良質なコンテンツを作り続ける=SEO対策になりつつあるから
昔のSEO対策は高品質がコンテンツを作りというより、検索アルゴリズムの抜け穴を突いて検索順位を上げる、いわゆる小細工的なテクニックが多くありました。
- 相互リンク
- 日本語ドメイン
- 内容の薄い大量のテキストコンテンツ
などなど。
現在は検索アルゴリズムの精度がかなり高まっているため、小手先のテクニックは通じづらくなっており、正当に評価されやすくなっています。
そのため「良質なコンテンツを作る=SEO対策」となりつつあり、そういう意味で「小細工的なSEO対策はオワコン」という意味で「SEOオワコン説」を訴えている人も少数ながら存在します。
企業サイトが上位に来るのが目立ち始めた
これも「SEO=オワコン」と言われている理由の一つでしょう。
昔はブログでアフィリエイトをするのは個人がやることが一般的ですが、インターネット広告市場の成長に合わせて企業が自社メディアを持ち始めるケースが増加しました。
その影響で弱小個人サイトが下位に押し下げられてSEOとはなんだったのかと脱落してしまう方がいます。
詳しくは後述していますが、2020年12月のコアアップデート以降は企業サイトがほぼ無条件で優遇されるアルゴリズムは確実に変更されています。そのため「企業サイトが上位に来る可能性」というものが低下しています。
SEOがオワコンではない理由
SEOにしか頼ってていない当サイトは伸び続けている
当サイト「Acceliv」SNS施策なし・広告出稿なしのSEOのみに依存しているブログメディアですが、右肩上りで成長しています。
そのため時代の変化(検索アルゴリズムの変化)に合わせたSEO施策を常々行っていけば検索流入に依存しているサイトでも十分伸ばしていけるのです。
検索ユーザーは減ることがない
検索アルゴリズムが変化したからといって検索ユーザーが減るわけではありません。そのため、検索アルゴリズムの変化でアクセスが減ったサイトもあればアクセスが伸びるサイトも同じようにあります。
そのため、しっかり良質な記事を作ってSEO対策で検索順位を上げていけばしっかりSEO対策効果によるアクセス数アップに繋げられるのです。
サブドメインの企業サイトが優遇されなくなった
企業がドメインオーソリティの高いドメインのサブドメインを使ってランキングサイトなどを作成していたことがありましたが、これらサブドメインによるサイトは、内容がイマイチでも元のドメインオーソリティが高い関係で運営歴が短いサイトでも検索上位に来ていた時期がありました。
ですが2020年12月に実施されたコアアップデートでこのようなサブドメイン優遇がなくなり、企業が運営するメディアでも内容が伴っていなければ検索順位が大幅に低下する・あがらないようになりました。
これにより個人ブログなどドメインオーソリティが低いサイトも検索上位に来やすくなりました。実際に大きな企業がバックに付いているサブドメインを使ったメディアはほとんど検索でヒットしなくなっています。
最近目立ったものというと、誰でも自由に記事を投稿できるnote。noteはサブドメインではないですが、おそらくサブドメインが評価されなくなったことと同様の理由でSEO評価が大幅にマイナスになっており、昨年12月までに2,000万PVを超えていたにもかかわらず、12月のコアアップデート以降大幅にPV数が減少し、わずか1ヶ月で50%以上ものPV減を受けています。
noteから1,000万PVが消えたということは、その1,000万PVがほかのサイトに流れていったということになります。
かなり単純な考え方ではありますが、これまでnoteに流れていた検索流入がほかのサイトに分散されたことは確実です。
このように、一部の大きなサイトに集中していたアクセスが、本当に価値のあるサイトのページに分散されるようになったため、ライターを雇えない小さなメディアでも検索順位が上がって検索流入が増えるようになっています。
当サイトはこのパターンに当てはまり、12月のコアアップデート以降アクセスが増えました。
当然ですが、内容が薄い記事ばかりを投稿しているサイトだともともとの評価が低いため検索上位には来ないでしょう。
「サブドメイン=SEO的にマイナス」ではない
ここで勘違いしてはいけないのが「サブドメイン=SEO的にマイナス」というわけではないということです。
正確にはドメインとサブドメインは全く別のドメインとして扱われるようになったといえるでしょう。
これまではドメインの評価をサブドメインも受け継いでいたと思われるため、作りたてのサイトでも元ドメインの評価が高いサブドメイン下で運用すればすぐに検索順位が上がっていったのだと思われます。
そのためサブドメインでWebサイトを運用する際は、全く別のサイトだと思ってSEO施策を打っていく必要があります。
SEOに強いWordPressテーマを使うべき
WordPressを使っている場合、WordPress テーマ選びは非常に重要です。デザイン性がとても優れているテーマだったとしても内部の SEO 施策は全くされていないことがあり、テーマを変更するだけで検索順位が上がる可能性があります。
なぜテーマを変更すると検索順位が上がる可能性があるのかという理由ですが、
- 検索アルゴリズムが解析しやすいHTML構造
- Webページ表示速度の最適化
- コアウェブバイタルスコアの最適化
- ユーザー体験(UX)の向上
この4つの効果に期待できるからです。
これら4つのSEO効果はとても有効であり、3つ目のコアウェブバイタルについては2021年5月から採用されることが明確に発表されています。
同じクオリティの記事が2つあった場合、Webページ表示速度やコアウェブバイタルのスコアが優れている方が検索上位にきやすくなるので、せっかくクオリティの高い記事を書いていたとしてもWordPressテーマのせいで優劣をつけられてしまうのは大変もったいないです。
ですので、少しでもアクセスを増やすためにもSEO的に効果のあるWordPressテーマを使うようにしましょう。最近のトレンドはこちらの「ザ・トール」という国産WordPressテーマです。
SEO・集客・デザイン・収益性などサイト運営に置いて必要なあらゆる要素が詰め込まれたテーマであり、かなりおすすめです。
ザ・トールに限らず、国産の有料WordPressテーマはSEOに強い傾向にあるため、適当に直感で選んだテーマなど、SEOに強いかどうかわからないWordPressテーマを使っている方は国産テーマを一つ導入してみてください。
SEOスキルを高めるには?
アフィリエイトやアドセンスブログを始めたばかり、企業ブログを始めたばかりでSEOについて知見がない場合、SEO対策をしたくても何をやればいいのか全然わかりません。
そういう時はSEOに特化した参考書を一つ読んでみてください。
SEO関係の本はたくさんありますが、SEO初心者ならまずは難易度が低いこちらの一冊がおすすめです。
SEO対策をするにも基礎がなっていなければ難しいSEO施策はできない・何をやっているのかどういう意味があるのか理解できないという曖昧な状態で施策することになるので、最初はサクッと読めるスピードマスター 1時間でわかる SEO対策がおすすめです。
SEO初心者に慣れた段階で、Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]・沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—など、本格的にSEO対策をしていけるためのノウハウが詰め込まれた参考書を読んでみるようにしてください。