偽のポップアップ広告の見極め方

パソコンを使っていろんなサイトを見ていると突然ポップアップ広告表示されることがあります。

ポップアップ広告自体は広告手法の一つであるためごく普通の事なのですが、中にはユーザーを騙す目的で作られたポップアップ広告が表示されることもあります。

そこで今回は通常の広告と偽の広告を見極める方法についていくつか紹介していきます。

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偽のポップアップ広告の見極め方

突然「ランサムウェアに感染しました」「ウイルスの除去が必要です」などが表示される

ウェブページを閲覧している以外、別に何かしたわけでもないのに突然「ランサムウェアに感染しました」などのポップアップが表示された場合、100%偽のポップアップ広告です。

まともなセキュリティソフトの場合そのような通知方法を行わず、ウイルスを検出次第自動的にウイルスの除去を行います。

セキュリティソフトを導入していない場合でも、Windows PCは「Windowsセキュリティ(旧Windows Defender)」というセキュリティ機能を標準搭載されており、そちらがウイルスの除去などを行います。

日本語がおかしい

広告の本文をよく見てみると日本語がおかしいことがあります。まるで英語や中国語をGoogle翻訳などを使って機械翻訳したような作りになっていることがあり、そういったポップアップ広告は偽物であることが多いです。

偽物ではなく正規の方法で出稿された広告だったとしてもあまり質が良い広告とは言えません。突然怪しい広告が表示されてもすぐにクリックせず広告の文章を読んでみるといいでしょう。

無駄に急かしてくる

偽のポップアップ広告の傾向として、広告を見たユーザーが焦ってしまうような広告が多いです。

  • 24個のウイルスに侵入されています
  • ランサムウェアに感染しています。今すぐセキュリティソフトをダウンロードしてください

などなど、パソコン初心者を騙すような広告がほとんどです。

そもそもウェブページを見ただけでパソコン全体のウイルススキャンをできませんし、いきなりでてきたポップアップに対して信用は何一つありません。

本物のウイルスはわざわざPCユーザーに通知しない

ハッカーはPC利用者にウィルスの侵入に関して気づかせたくありません。

そのためハッカー目線で言うとわざわざランサムウェアの侵入に成功したことなどを通知する必要ないのです。あるとしたらランサムウェア侵入完了後にパソコンを暗号化し、身代金を請求するときくらいです。

海外サイトを閲覧する際は注意

日本で作られたサイトはそういった危険な店の広告が表示されることはほとんどなくなりましたが、海外のサイトを閲覧する際は注意しましょう。

特に改造・改ざんなど危ない領域の海外サイトを閲覧する場合は、そのサイトに偽のポップアップ広告が仕込まれているかもしれないので気をつけてください。

ポップアップ広告を表示させないようにする方法

ポップアップ広告は偽物かどうかにかかわらず結構鬱陶しいものです。新しいタブで開く場合と違って新しいウィンドウで開かれてしまうためかなり邪魔になります。ほとんどの方はポップアップ広告を表示され次第すぐに消しているでしょう。

そういうポップアップ広告に困っている・ストレスを感じている場合はGoogle Chromeブラウザを使用しましょう。Google Chromeブラウザはポップアップ広告をブロックする機能が標準で有効化されており、偽の広告を含めて全てのポップアップをブロックしてくれます。

ポップアップがブロックされた場合はURLバーに[ポップアップがブロックされました]と表示されます。

[ポップアップがブロックされました]をクリックすると本来表示されるはずだったポップアップを表示できるように設定を切り替えられるので、ポップアップの内容を確認したい場合はポップアップの設定を切り替えるようにしましょう。

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