ブログでまとまった収入を得ると確定申告が必要になってきます。そんな確定申告で大切なのが節税するための経費です。
ブログの運営で発生した費用は経費として処理できるのですが、一体どこまでを経費にすればいいのか悩んでいる方も結構いるはずです。そこで今回はブロガーが経費にできる主な支出についてまとめましたので、少しでも節税したい方は参考にしてみてください。
絶対に経費として処理したい項目

まずは、ブロガーだからこそ経費にできる項目をいくつか紹介します。ブログを運営していて何も経費にできるものがないということはないと思うので、どんな項目を経費にできるのかみていきましょう。
サーバー・ドメイン料金
ブログを運営するためにサーバーやドメインを取得・契約している場合は必ず経費にしてください。
サーバーレンタル費用やドメイン費用は紛れもなく「ブログの運営で発生した費用」であるため経費にできます。
サーバー・ドメイン費用を経費にできないケース、は無料ブログで独自ドメインを使っていない場合のみであり、ほとんどの方が経費にできるはずです。
アドオンやプラグインの料金
WordPressの有料プラグインなど、ブログで使っている有料アドオンなどを購入していた場合はそちらの料金も経費にすることが可能です。
WordPressテーマも同じく経費にできるので、ブログ関係で購入したものは全て経費にしてあげるといいでしょう。
通信費
光回線やモバイル回線(4G/5G/LTEなど)も経費の対象です。
ブログは必ずインターネットに繋いで作業することになるので必ず通信費が発生します。通信費が発生しないブロガーは一人もいないでしょう。
ここまでまだほんの少ししか紹介していませんが、意外と経費にできる項目があるんだと気づいた方もいるはずです。
当てはまるなら経費として処理したい項目

絶対に当てはまるとは限りませんが、もし当てはまるなら経費として処理していきたい項目たちです。
全てあげるとキリがありませんが、ブロガーだと当てはまりやすい項目に絞って紹介しますので、経費計上に慣れていない方はコチラで紹介している項目を参考にしてください。
パソコン周りのガジェット
キーボードやマウスはもちろんのこと、ノートパソコンスタンドやデスクライトなどパソコン周りのガジェットもほぼすべて経費にできます。
ブログはパソコンで作業をすることがメインなので、パソコン周りの環境が仕事場だとすると、パソコン作業を快適にするアイテムは全て「ブログ作業(業務)に関係のあるもの」として処理できるため経費にすることが可能です。
- キーボード
- マウス
- マウスパッド
- モニター
- モニター台
- マイク
- ヘッドセット
- デスクライト
- ノートパソコンスタンド
パソコン代
パソコン周りのガジェットを経費として計上できるのであれば、当然パソコン本体も経費として計上できます。パソコンは毎年購入するようなものではないので毎年経費として計上できるとは限りませんが、経費にできる場合は結構な金額を節税できます。
ブログ作業を行う場所のインテリア
代表的なものを言うとパソコンデスクや椅子です。これらの費用はちゃんと経費として計上できます。ブログ作業を行うための環境にかかるものは基本的に経費として計上して大丈夫なので覚えておきましょう。
ブログの運営に関わるソフトウェア・サービスの利用料金
Microsoft Wordなどのオフィス製品やCanvaなど有料の画像作成サービスなどをブログで使っている場合、コチラも経費にできます。
使用しているソフトやサービスの毎月の料金は小さかったとしても、年間にすると結構な金額になっていることが多いため、それを経費にできるとかなりの節税に繋がります。
クラウド確定申告サービスの利用料金
マネーフォワードクラウド確定申告やfreeeなどのクラウド確定申告サービスを利用している場合も、その利用料金を経費にできます。
確定申告はブログと直接関係がないのではないかと思うかもしれませんが、確定申告作業は仕事で必要な項目なので経費として処理できます。意外と忘れがちなので経費にすることを忘れないをしてください。
灯油代
ブログ作業を行っている部屋で石油ストーブを使っている場合、石油ストーブの費用も経費として計上できます。
ブログで必要なものというより生活で必要なものというイメージが強いかもしれませんが、それをいってしまえばイスやパソコンデスクも経費にできるか怪しいところです。
快適な環境でブログ作業を行うために必要な灯油と解釈すれば問題なく経費として計上できます。ただしブログ作業中に使った分だけを経費にするようにしてください。
ブログと関係のあるセミナーへの参加
ブログと関係のあるセミナーに参加した場合は、セミナー参加にかかった費用は全て経費にできます。
セミナー参加費を経費に計上できていることが多いですが、セミナーへの参加にかかった旅費交通費を経費にすることを忘れている方が多いです。セミナー参加のために宿泊したホテルの費用やセミナー現地に向かうまでに発生した交通費も経費として計上できるので、漏れがないよう経費として処理できるようにしてください。
ブログと関係のあるサロン参加費
ブログスキルを高めるためにサロンに入っている人もいるでしょう。そういったブログと関係のあるサロンに入っていた場合はそれらの費用を経費として計上できます。
サロンにいることが当たり前になってくると経費にすることを忘れてしまうので、「ブログと関係のある出費は全て経費にできる」ということを忘れないようにしましょう。
少し難しいけど経費として処理したい項目
経費として計上するのは少し難しいけど、できるのであれば経費として計上したい項目として光熱費と家賃があります。
この2つについて簡単に見ていきましょう。
光熱費
ブログをする場合は必ず光熱費が発生します。ブログは必ずパソコンやスマホを使って運営することになるため電気代が発生するのですが、この電気代もブログの運営に必要な出費となるので
仕事用のレンタルスペースを借りている場合であれば、そこで発生した光熱費は全て経費にできますが、自宅で作業をしている場合は少し事情が異なります。
自宅の場合は仕事以外でも電気を使用するので、プライベートの電気代も含まれます。この場合は家事按分が必要となり、発生した電気代のうち何割を経費として計上するか計算する必要があります。
家賃
家賃も経費の対象となります。
なぜ家賃が経費になるのかと思うかもしれませんが、ブログの作業をするためには「作業をするためのスペース」が必要となります。そのスペースはブログの運営に必要な場所、すなわち経費にできる項目と処理できるため家賃を経費にできるのです。
ただし自宅の場合は住居の何割くらいのブログの作業スペースに当てているか計算する必要があります。いわゆる光熱費と同じく家事按分の計算が必要で、通常の経費計上と少し異なります。
家賃を正しく経費として計上できるようになるとかなりの金額を経費として処理できるようになるので、家賃の経費計上は是が非でもやっておきたいところです。
家事按分が難しいので書籍を使って知識をつけるのがオススメ
家事按分は通常の計算とは少し異なるため初心者には難しい経費計上手法です。難しいからと言ってやらずに放置してしまうと本来なら経費として計上して節税できたはずのものを無視してしまうことになるのでできれば知識をつけておきたいところです。
ブログを続ける以上毎年家事按分できる経費がでてくるはずなので、早いうちに家事按分の勉強をしておくことをおすすめします。
家事按分のことを含む節税テクニックはフリーランスのためのはじめての青色申告で解説されているので、コチラを読んでおくことをおすすめします。

家事按分といった少し難し目のテクニックから、経費を含む確定申告周りの知識をたくさん習得できるので、誰も教えてくれない税金についてくわしくなれるはずです。

経費として処理してはいけない項目
なんでもかんでも景品にして節税したい気持ちはあると思いますが、経費にしてはいけない項目もあります。初心者が間違って経費にしてしまいがちな項目について少し解説します。
食費
ブログ作業中の食事など一見すると経費にできそうと思うかもしれませんが、実は経費にできません。
食事はブログの作業をしているかどうかにかかわらず発生する支出であるため、経費として認められないのが原則となっています。
同じ理由で、会社勤務の人が休憩時間中にとった食事も経費にはなりません。もし経費になっていたら昼食時の領収書を会社が集めて節税に利用するでしょう。
食レポや取材の場合はOK
食レポをブログに掲載する場合、食レポ用の食事で発生した費用に関しては経費として処理して大丈夫です。
ただし食費は原則経費にできない項目であるため、必ず証拠となる領収書などを残しておいてください。
領収書など証拠を残しておかないと「食レポ用だから経費にした」ということを証明できず、経費として認められない可能性が高いです。注意しましょう。
プライベートの旅行
旅行レビューなどブログの運営に必要な旅行であれば経費として計上しても大丈夫ですが、プライベートの旅行を経費にするのはやめましょう。
旅費交通費は比較的大きくなりやすいので経費にできればかなりの節税にできますが、だからといってプライベート旅行までも経費にしてしまうと収入に対する経費が大きくなりすぎて税務署に疑われてしまう可能性があります。
経費にできるのは仕事に関係のあることのみ(今回であればブログに関係のあるもの)なので、バレたら確実にペナルティとして重加算税がかかってきます。
ですので経費にしたい気持ちはあったとしてもプライベートの旅行経費にしないようにしてください。
経費にする際は領収書をなくさないように

節税目的で経費にする場合は必ず領収書が必要になります。領収書がないとその商品を購入したかどうかを証明できず、経費として認められません。
Amazonなどのネットショップで購入した場合であれば領収書を必ずもらうことができますが、店舗購入の場合は紙の領収書・レシートとなるのでなくさないように注意してください。
購入したことを証明できさえすればいいだけなので、ネットショップではメールが領収書代わりになっていたりすることも珍しくなく、そういったデジタル化された領収書であれば紛失することは滅多にありません。
Amazonも必ず領収書を発行してくれるので、経費にしたいアイテムは全てネットで購入すると領収書がなくて困ってしまうということも少なくなるでしょう。
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