Bandicamは負荷が小さい動画キャプチャソフトとして好評です。ですが、低スペック PC でも動くと聞いたのに重くてキャプチャーどころではないということがあるでしょう。
それどころかグラフィックボードを搭載していてちゃんとスペックもあるのにBandicamでキャプチャーした動画がカクつくということもあります。
そこで今回は、
- Bandicamが何故重くなってしまうのか。原因と対処法
という点についてくわしく解説していきます。
動画キャプチャーが重い原因と対処法
キャプチャーにGPUを使用していない
結構ありがちなのが、Bandicamのキャプチャ時にグラフィックボード(GPU)を使っていないパターンです。
Bandicamをデフォルト設定のまま使っている場合、動画キャプチャーの処理をCPUで行っている可能性が高く、パソコン本来の力を発揮できていないことがあります。
動画キャプチャーはGPUが得意とすることなのですが、肝心のGPUを使わない設定になっていると、GPU単体で10万円を超えるようなハイスペックGPUを使っていても動画キャプチャーの処理が重くなってしまい、キャプチャーした映像がカクつくことがあります。
GPU を搭載している場合はこのようにGPUを使う設定(コーデック)が用意されているので、設定を切り替えておくようにしましょう。
これまでBandicamが重いと悩んでいた方はそれだけでこれだけで解決する可能性があります。
必要以上に高いビットレートを設定している
Bandicamでは自由にビットレート設定できます。ビットレートを上げることで動画の画質を高めることができるのですが、動画によって最適なビットレートが異なるため闇雲にビットレートを上げていいというわけでもありません。
また、ビットレートを上げれば上げるほどパソコンへの負荷が大きくなるほか、キャプチャーした動画ファイルの容量も大きくなります。
そのためビットレート関係の知識が無い方はあまりビットレートを設定すべきではありません。
Bandicamには自動的に最適なビットレートでキャプチャできる画質設定が用意されているので、初めのうちはそちらを使用するといいでしょう。
フレームレートが高すぎる
Bandicamでは最大480FPSにまで対応しています。ですが動画は基本的に60FPSまでで十分であり、高FPS対応のゲーミングモニターでも144FPSまでがほとんどです。
そのためわざわざフレームレートを高くしてもほとんど意味がなく、そもそもそこまで高いフレームレートで動かせるゲームやソフトウェアはほとんどありません。
YouTubeなどに動画を投稿する場合であればなおさら高FPSでのキャプチャーは必要ありません。YouTubeなどの動画投稿サービス最大60FPSまでしか対応しておらず、それ以上のフレームレートの動画は自動的に60FPSに下げられます。
フレームレートを上げればハイクオリティな動画を撮れるというわけではなく、ただただ負荷を高めて重くしている可能性が高いので、高くても60FPSまででキャプチャーするようにしましょう。
適切に設定したら低スペックPCでも十分動かせる
Bandicamはちゃんと設定したら低スペックPCでも十分動かせるソフトウェアです。1万円台のパソコンでもBandicamでキャプチャすることは可能です(ゲームが動くかどうかは別として)。
ほかのキャプチャーソフトは重くて使えなかったという場合でも、Bandicamであれば何事もなかったかのようにキャプチャーできるということはよくある話なので、キャプチャーソフトの乗り換えを考えている人はBandicamがベストでしょう。
すでにBandicamを使っている方はいろいろ設定を変更して何回かキャプチャーし、納得行く画質で快適にキャプチャーできるよう試行錯誤してみてください。