ブログを100記事書いたけどアクセスが増えない。1円も稼げない理由

「ブログ初心者は100記事書くべし」

このような言葉を聞いたことがあるかと思います。その言葉に従って100記事書いたけどアクセスは全然増えない、それどころか1円もブログ収入がないなんてこともあるでしょう。

逆に「本当に100記事書いて何かが変わるのか?」「100記事も書かないといけないのか?」と思うところもあるでしょう。

この記事では、

  • 100記事書いてもアクセスが集まらない理由
  • 100記事未満でもアクセスを集めている人がいるのはなぜ?
  • 100記事書いた後に絶対やっておくべきこと

の3つを順番に解説していきます。

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100記事書いてもアクセスも収益も全然ない理由

有名なブロガーはみんなとりあえず「まずは100記事書こう」と言いますが、その言葉どおり従って100記事書いてもアクセスが全然増えなくて騙されたと感じている方もいるかもしれません。

100記事はスタート地点に過ぎない

ブログ初心者からすると桁が変わる100記事はかなり大きなハードルです。そのため100記事書いた頃にはいい感じに収益が増えてくるだろうと思うかもしれませんが、ほとんどの場合は100記事書いても収入どころかアクセスすら発生しないでしょう。

100記事はあくまでスタート地点であり、ゴールではありません。いろんなブログの記事一覧を見てみるとわかりますが、検索で見つかったほぼ全てのサイトが100記事以上記事を公開しています。

例えば当サイトは900記事以上公開しています。

300記事以上のサイトも珍しくありません。100記事書くというのは本当の意味でスタート地点でしか無いのです。

ユーザーニーズに応えられる記事の書き方が分かっていない

初心者なので当然のことであり気に病むことではありませんが、ブログでアクセスを増やしてなおかつ収益を発生させようと思うとユーザーニーズに応えることが大切です。

ここを押さえておかないとどれだけ記事を書いてもアクセスは増えてくれないでしょう。もちろんアクセスがなければ収益が発生しません。

記事を公開してから期間が経っていない

一般的に公開した記事がGoogleに評価されて適切な検索順位がつくまで最低3ヶ月はかかると言われています。

そのため、本気で取り組んで爆速で100記事公開しても、公開してから全然期間が経っていないなら正しく評価される前の段階の可能性が高く、検索順位が低いままになっていることがあります。

この場合は記事の公開から暫く待つしか無いので、新しい記事を書きつつ検索順位が付くことを期待して待っておくといいでしょう。

記事数優先でクオリティが低い

  • 明らかにボリューム・文字数が必要な記事なのに文字数が少ない・ボリューム不足
  • 内容がまとまっておらず読めるものではない
  • 自分が書きたいことを殴り書いているだけで読者のことを考えていない
  • 収入を発生させたいあまり、関係ない広告を張りまくる
  • 記事タイトルと本文の内容が一致していない

簡単に言うとライティングスキル不足によるものです。

とりあえず100記事書けばいいのかということで、何も考えず記事を書いてしまう方もいますがそれは絶対にやめてください。

詳しい理由は後述する「100記事書いた後に絶対にやるべきこと」で解説しますが、しっかり丁寧にクオリティの高い記事を書いた上で100記事を突破することが重要なので、記事数を稼ぐ目的で意味不明な記事、何が言いたいのかわからない記事を公開するのはやめましょう。

さすがにこれは駄目だと思ったら、公開せずに下書きとしておいておくか完全に削除してしまうのが懸命です。

「せっかく書いたんだから公開しよう」という考えもあるかもしれませんが、そうしてしまうとサイト全体のクオリティを下げてしまい、他の記事の検索順位まで下げてしまいかねないので公開しないほうが賢い選択だったりします。

100記事未満でアクセスがたくさんある人の特徴

100記事未満でも検索上位にたくさん記事があるサイトなどを見かけることがあります。そういう方には何かしらの特徴があります。

インフルエンサーとしてたくさん発信している

ほとんどがこのケースです。Twitterなどを見ているとたくさん有益な情報を発信している方がおり、その方のブログを見ると100記事未満であることがあります。

これはGoogle検索による検索流入以外にSNS流入も多く、検索上位に表示されるくらいSEO対策されている記事ではなくてもアクセスが入ってきます。

ですがブログ用にTwitterを用意していない方など検索流入にのみ依存している多くの方は100記事未満でアクセスを集めることは困難でしょう。

他のブログで十分な経験を積んでいる

こちらのケースもよくあります。

本格的にブログに取り込んでいて稼いでいる方のほとんどは2つ以上のブログを持っており、その中にはもう運営していなくて削除しているブログもあるでしょう。

そういった過去に何百もの失敗を積み重ねてきた経験を活かしてアクセスを集められるブログを書いている人であれば、100記事未満でもアクセスが右肩上りで順調に運営できていることがあります。

トレンド記事がバズった

これは運良くアクセスが増えていたパターンです。

最新ニュースを記事にしている方やニッチなテーマで書いていた記事がたまたま話題になってバズることもあるので、ブログデビュー1週間でバズって1万PV以上稼ぐことがあります。

もちろんただのバズなのでものすごい勢いでアクセスは落ちていきますが、100記事未満でも十分にありえるアクセスの増え方です。

100記事書いた後に絶対にやるべきこと

ただただ100記事書くだけではあまり意味がありません。100記事書いたころには溜まっているデータを分析するなどをすることで、さらに強いサイトを作ることができます。

続いては100記事書いた後に絶対にやっておくべきこと見ていきましょう。

記事ごとのアクセス数を見る

すべての記事のアクセスが平等に増えていく事は100%ありません。必ずアクセスをたくさん集めている記事と全くアクセスがない記事に分かれてきます。

このうちアクセスをたくさん集めている記事を分析しましょう。ここで最低限分析すべきポイントは以下の3つです。

  • どういうキーワードで検索されてているか
  • 記事の最後まで読まれているか
  • アクセスにムラがあるかどうか(バズった場合など)

これらの情報は実際に生地をたくさん公開していかないと集まらないデータであるため、非常に貴重なデータです。

これらの情報を参考にすることでよりユーザーニーズが高く検索上位に表示されやすい記事を書けるようになります。

ちなみに、記事の最後まで読まれているかどうかどうやって調べるのか分からない人も多いかと思いますが、User Heatなどのヒートマップを導入することで調べることができます。

ヒートマップを使うことでよく読まれている文章・どこまで読まれたか、どこがクリックされているかを簡単に調べられます。

分析対象おすすめのツール
検索されたキーワードSearch Console
どこまで記事を読まれたかどうかUser Heat
記事ごとのアクセス数Google Analytics

全て無料ツールですので、予算が少ない個人ブロガーでも安心です。今まで何も導入せずにブログを書いてきたという方は、今からでも遅くないので導入してみてください。

今まで知らなかったデータが手に入るはずです。

最初の方に書いた記事を見直す・リライトする

100記事も書いていると最初の頃に書いた記事が下手に見えてくるはずです。下手に見えてきたならばそれはライティングスキルが確実に上がっている証拠です。

初めの頃はユーザーニーズがわからず、どういう構成で記事を書いていけばいいのか分からないレベルだったと思いますが、クオリティを意識しつつ100記事も書けばどのように書いていけばユーザーにとって読みやすい・役に立つ記事をかけるかどうかが感覚で少しずつ分かるようになってきます。

その状態で最初の方の記事を見直し、余裕があるならリライトにも挑戦してみましょう。リライトすることでもライティングスキルを上げることができるので、全記事リライトとは言わなくても2~3記事程度はリライトしてみてください。

Search Consoleをチェックする

Search Consoleを導入していた場合は、Search Consoleで収集できたキーワードの表示回数、クリック率などをチェックしましょう。

これらの情報はブログ運営者にしか分からない貴重な情報であるため、かなり参考になる情報です。

こういった情報をもとに、これから書く記事を決めたり、新しいサイトを立ち上げる際の参考資料として使えます。ここで注目すべきポイントはこちらです。

  • 検索順位が高いキーワードは狙い目の可能性が高い(自分のライティングスキルでも検索上位を目指せる証拠)

そのキーワードに関連するキーワードの記事を増やすことで、そのキーワード周りの情報を充実させて専門性を高め、さらに検索順位が上がっていく可能性があります。

また、これから書く記事のネタ探しにも役立つので、ブロガーにとってSearch ConsoleはGoogle Analyticsなどのアクセス解析ツールよりも役に立つでしょう。

ブログは100記事がスタート地点です!

ほとんどの方は100記事すら書ききれずに挫折して辞めてしまいます。

逆に言えばアクセスが全然集まらない環境で不安になりながらも100記事も書く根気がある方は、それ以降もブログに熱心に取り組める可能性が高く、徐々に結果が結びついてくる可能性が高いです。

もちろんがむしゃらに記事を書くだけ良いのではなく、アクセス解析ツールやSearch Consoleなどで集めたデータを分析していく必要がありますが、ブログで稼ぐ以上は中途半端なやる気では満足行く金額を稼ぐことができません。

まだ100記事書いていない人は100記事を目標に。すでに100記事以上書いている人は記事のアクセスなどを分析して今後に役立てるようにしてください。

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