Windows10には一定時間操作していない時間が続くと自動的にスリープ状態に移行する設定があります。
この設定を活用することで無駄な消費電力を増やすことがなくなりますが、なぜか設定している時間よりも早い時間(2~3分)でスリープ状態に移行してしまうことがあります。
例えば4時間無操作状態が続いたらスリープ状態に移行する設定にしていたとしても、ちょっと放置しただけでスリープになってしまうことがあります。
これは無人スリープという機能で、机が揺れるなどでマウスが反応するなどしてスリープ状態が解除されてもすぐにスリープ状態に戻してくれる機能です。
無人スリープ機能がないと、パソコンを使用している環境によってはスリープ状態にしたはずなのになぜかサインイン画面が表示されているという現象が頻発することになります。
ですがマウスの誤動作などが無縁の環境ではかえって邪魔な機能だったりします。今回は、無人スリープ機能を無効化する方法を紹介します。
無人スリープ機能を無効化する
無人スリープ設定を表示する
無人スリープ設定はデフォルトだと非表示になっており編集できません。まずは設定を表示するところから進めていきましょう。
はじめに Windows Power Shell を管理者権限で起動します。

起動したら以下のコマンドを入力して実行(Enterキーを押す)します。
powercfg -attributes SUB_SLEEP 7bc4a2f9-d8fc-4469-b07b-33eb785aaca0 -ATTRIB_HIDE
コマンドはかなり長い上に一文字でも間違えたら失敗するのでコピーペーストすることをおすすめします。

実行しても何かメッセージが表示されるということはありません。逆にメッセージが表示されていたらコマンドを間違えている可能性があります。
コマンドを実行できたら、無人スリープ設定が表示されるようになります。
無人スリープ設定を変更する
電源オプションから行います。
スタートメニューを右クリックして
を選択しましょう。
電源オプションを開いたら「関連設定」の
を選択してください。
アクティブな電源プラン(◉が付いているプラン)の
をクリックします。
をクリックしてください。

をダブルクリックして展開し、 があることを確認します。

ない場合は最初に紹介したコマンドを正常に実行できていませんので、もう一度コマンドを実行し直して電源オプションを開き直してください。
をダブルクリックして展開し、”0分”に設定します。

これでスリープ復帰直後にスリープ状態に移行してしまう問題を解決できます。
設定を変更した後
を押すのを忘れないでください。 を押すまでは変更が反映されません。