Windows 10でファイルを検索すると、絶対にあるはずのファイルが検索しても見つからないトラブルが発生することがあります。

元から検索機能を無効化していた場合であれば当然の結果ですが、そういう方は少ないでしょう。
検索機能を無効化していないにも関わらず検索結果が空になってしまう原因は、検索インデックスの不具合が考えられます。検索インデックスとは、簡単に言うとファイルを見つけやすくするためのデータのことです。
検索インデックスによって高速でファイルを検索できるようになっています。ですが検索インデックスが壊れていたり不具合を起こしているとうまく検索できず、あるはずのファイルを見つけられないという不具合が発生してしまいます。
今回は検索してもファイルが見つからない際の対処法を紹介します。
事前チェック:検索機能が無効化されていないか確認する
ほとんどの方は大丈夫と思いますが念のため確認しておきましょう。タスクバーを右クリックしてタスクマネージャを起動します。

[サービス]タブに切り替えます。

「サービス管理ツールを開く」をクリック

「Windows Search」のスタートアップの種類が「自動」になっているか確認してください。

「自動」になっていない場合は検索機能が無効化されています。「自動」になっていた場合は検索機能が有効化されている状態なので、後半の検索インデックスを修復するまで読み飛ばしてください。
無効化されていた場合は右クリックして[プロパティ]を選択します。

「スタートアップの種類」を[自動]もしくは[自動(遅延開始)に変更して[適用]をクリックします。
次に「サービスの状態」の[開始]を押します。

[開始]を押さないとPCを再起動するまで検索機能が有効化されないので注意してください。
これでエクスプローラのファイル検索機能を使えるようになります。
検索インデックスを修復する
正しくファイル名を入力してるんだ関わらず検索機能がうまく機能しない原因の大半は検索インデックスの不具合です。
ファイルの検索インデックスを再生成することで解決します。
まずはタスクバーの検索ボックスに”インデックスのオプション”と入力し、「インデックスのオプション」を起動します。

「インデックスのオプション」ウィンドウが表示されたら[詳細設定]をクリックします。

「トラブルシューティング」の[再構築]をクリックします。

[OK]をクリック

しばらく待つと「インデクスを作成中です」というテキストが表示されます。

インデックスの再構築はかなり時間がかかってしまいますが、シャットダウンや再起動さえしなければ他の作業をしていても大丈夫です。完了するまで別のことをして待っておきましょう。
インデックスの再構築が完了すると「インデックスの作成が完了しました」と表示されます。

これで見つからない場合は単純にファイル名を間違えていることに気づいていない・スペルミスをしている可能性が高いので、しっかり確認しておいてください。
タスクバーの検索ボックスが全く反応しないときは?
検索ボックスでソフトウェアなどを検索するどころか、そもそも文字を入力できない場合は別の不具合が発生している可能性があります。
タスクバー検索ボックスが反応しない際のトラブルは別の記事で解説していますのでそちらを参考にしてください。
