ノートパソコンを使っていて、ラグ(ping)を少なくしたい・通信速度をもっと早く・安定させたいときに有線LAN接続しようと思ったら有線LANポートが見当たらなくて困っていたりしないでしょうか?
そこそこ分厚いノートパソコンであれば有線LAN端子が標準搭載されていることがありますが、最近の薄型ノートパソコンには有線LANポートが用意されていないことがあります。
こんな感じですね。有線LAN端子は厚さがそれなりに必要なので、厚みのない薄型ノートパソコンは有線LAN接続できないモデルが増えています。
こういう時、諦めて無線LAN・Wi-Fi接続で妥協する方もいるかも知れませんが、実はUSB端子を使って有線LAN接続することが可能です。
パソコンのUSBポートにこのUSBデバイスを装着すれば、有線LAN端子を持たないノートパソコンでもルーターと有線接続してインターネットを利用できます。
有線LAN接続のメリット
電波が安定する
有線接続の場合は、ルーターとパソコンとの間に障害物がないので電波が安定します。
電波が安定するということは通信速度にムラができないということであり、ケーブルで繋がってさえいればどれだけ離れていても問題ありません。
50mのLANケーブルを使ってルーターから50m離れていても(無線接続だと電波を受信できない距離)ケーブルで繋がっていたら全く問題なくインターネットを利用できます。
周辺家具にも影響されない
電子レンジや水槽などの電波を遮ってしまうものを部屋に置いていると通信速度が大幅に低下してしまいますが、有線LANだと関係ありません。
光回線やADSL回線を使っている場合は何も問題なく、ルーターを金庫に入れていてもケーブルをつないで動いてさえいればインターネットを利用できます。
セキュリティが高い
有線接続の場合、ルーターとのデータの送受信をケーブルで行うため、通信内容を盗聴されてしまう心配がありません。
無線LAN接続だと、暗号化されていない通信を盗聴されてしまう可能性がありますが、有線接続なら関係ありません。
モバイルルーターにも有線 LAN 接続できるモデルが有り、なぜ有線LANポートがあるのか不思議に思った方もいるかもしれませんが、有線LANポートを使えば無線接続特有のセキュリティ問題に晒されないので、安全にインターネットを利用できるメリットがあります。
有線接続するためには有線LANポートが必要
パソコンとルーターを有線接続する場合は有線LANポートが必要です。
LAN端子は有線LAN専用のものであるため、USB ポートでは接続できません。
デスクトップパソコンは無線LAN機能を持たない物が多いため、パソコン背面に有線LANポートが必ずと言っていいほど搭載されていますが、冒頭でも解説したようにノートパソコンは搭載されていないことがあります。
-例えばこちらのPCは薄すぎて有線LANがありません。
こういうときは最初に紹介したUSBポートを利用して有線LAN接続するUSBデバイスを活用しましょう。
こちらを取り付ければ有線LANポートを持たないノートパソコンでも有線LAN接続できます。
もちろん500Mbps以上出せますし、高品質な光回線(NURO光10Gsなど)を使えば1Gbps以上出すこともできます。
ただし数少ないUSBポートを一つ塞ぐことになるので、USBハブを使ってUSBポートを増やしておくと良いでしょう。恐らくマウスと有線LAN用デバイスあわせてUSBポートを2つ専有してしまうので、USBハブを一つ持っていると安心です。
USBハブは上記製品のようなUSB3.0対応のものを購入してください。USB2.0だと仕様上通信速度が最大480Mbpsしか出せません。
また、有線LAN接続にあたってLANケーブルも必要なので、持っていない方はそちらも購入しておきましょう。少し長さに余裕をもたせておくことをおすすめします(長さが足りないと買い直す必要があります)。
無線LAN接続と有線LAN接続ではインターネット接続のパフォーマンスが桁違いですので、有線 LAN 接続できる環境がある場合は有線LANポートがないノートパソコンでも有線 LAN 接続してみてください。
ダウンロード速度などが大幅に向上します。