WordPressに画像をアップロードすると、サイズが異なる同じ画像が複数枚生成されます。
執筆する記事に合わせて画像サイズを選択できるというメリットこそありますが、全く使わないサイズに関しては完全に無駄になってしまいます。
その場合、使わない画像サイズの生成を停止して勝手に他のサイズの画像を作らせないようにしましょう。
WordPressで自動生成されるデフォルトのサイズは3種類
WordPressではデフォルトだと以下の3種類のサイズが自動生成されます。
サイズの種類 | サイズ(幅・高さ) |
---|---|
サムネイルのサイズ | 150 x 150 |
中サイズ | 300 x 300 |
大サイズ | 1024 x 1024 |
この3種類のサイズにアップロードしたオリジナルを含めれば4種類です。ただし、各サイズの幅・高さを超えない分は生成されません。
例えば画像の幅・高さが(600px・800px)だった場合、大サイズである1024pxに届いていないので、最大幅・高さ1024pxに拡大されたサイズは生成されません。
異なるサイズの画像を生成しないようにする
異なるサイズの画像を生成しないようにする場合は、WordPressのダッシュボードの
→ で行います。次に、無効化したいサイズの各項目の数値を0にします。
こちらは大サイズの自動生成を無効化する場合の設定です。
このようにすることで、不要な画像サイズの自動生成を停止させることができます
生成されるサイズを変更する
異なる画像サイズの生成を無効化するだけではなく、生成される画像サイズを変更することも可能です。
画像生成を停止した際は幅と高さの上限を0にしましたが、ここを任意の値にします。
するとこのように
を選んでいるにも関わらず最大幅が指定した数値になっているのが確認できます。サイトに合ったサイズを登録しておくことで、WordPress 側で理想のサイズにリサイズしてくれるので、アップロード前に自分でリサイズする手間を省けます。
画像サイズを最適化するということは、画像の容量を削減できるメリットがありますので一石二鳥です。
過去にアップロードした分は変わらない
サイズ変更前にアップロードした画像に関しては、設定を変更したら自動でリサイズされるということはありません。過去のアップロード分はそのままですので注意しましょう。
容量に余裕があるなら各サイズ生成したほうが良い
もしサーバー容量に余裕があるなら、無理して不要な画像サイズを生成しないようにするメリットはありません。
WordPressがわざわざサイズの異なる差分画像を生成するのは「ページ読み込み速度の高速化」と「ページ容量の最適化」のために行うものであり、不要な画像サイズを生成しないようにしてしまうと常にフルサイズなどの不必要に大きい画像を表示しか表示できず、ページ容量が大きくなってしまいます。
ページ容量が大きくなるということはページ読み込み速度に影響が出るということであり、SEO的にもよろしくありません。
最近のレンタルサーバーは200GBも使えるものがある(エックスサーバーやConoHa WING)ほか、差分画像はオリジナルより小さくなる分、容量も小さくなるので実はそこまで気にする必要がなかったりします。
当サイトではテーマの仕様も含めて10サイズほど差分画像を生成しています。サイズが異なる同じ画像が10枚あっても実際の容量は2~3枚相当ですので全く気になりません。
不要な画像ファイルが生成されてしまうことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、複数サイズの画像が生成されることにはちゃんと意味があります。
容量が5GBもない貧弱なサーバーを使っていることでもない限り、複数サイズ生成させても問題ないでしょう。