外部にパソコンデータを持ち運ぶ際やデータのバックアップに便利な USB メモリー。
コンパクトで持ち運びしやすくとても便利ではありますが、USBメモリーが原因でウイルスに感染してしまうリスクについて考えたことはないでしょうか?
Windows10やMacなどのパソコンはUSBメモリーを便利に扱える機能(自動再生など)がありますが、この機能を悪用してパソコンにウイルスを侵入させる手法が存在します。
今回は、そんなウイルス被害からどうやって身を守るのか、セキュリティ対策方法を紹介します。
USBメモリーのウイルス感染リスク
USBメモリーがなぜウイルス感染のリスクがあるのか見ていきましょう。
インターネットに繋がっていなくてもウイルスに感染する可能性がある
USBメモリーはインターネットに繋がってなくても使用できますが、USBメモリーがウイルスの感染経路になるのであれば、インターネットに繋がっていないオフライン状態でもウイルスに感染する可能性があるということです。
自動再生機能が悪用される
Windows10やMacにはUSBメモリーが接続された際に自動的にエクスプローラを開いたり、規定のソフトウェアで再生する自動再生機能があります。
ですが、この機能を悪用されてウイルスに感染させられるケースが存在します。たとえ自分が管理しているUSBメモリーでなくても、ほかの誰かがUSBメモリーを挿入してウイルスを侵入させるかも知れません。
USBメモリーのセキュリティ対策方法
自動再生機能をオフにする
一番簡単なセキュリティ対策は、Windows10の自動再生機能をオフにする方法です。
自動再生機能をオフにしておけば、自動再生機能で勝手にUSBメモリーのファイルが読み込まれてウイルスに感染してしまうリスクを減らせるので、やっておくといいでしょう。
接続時以外はパスワードロックをかけれるツールを使う
USBメモリーは、パソコンなどのデバイスを接続すれば誰でもUSBメモリーにアクセスできるため、ちょっと目を離したスキにウイルスをUSBメモリーに書き込まれてしまったら終わりです。
ですが、USBメモリーを取り外すと自動的にロックがかかるソフトウェアを使用することで、自分以外の人が勝手にUSBメモリーを操作することを防げます。
パスワードロックをかけれるツール | |
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ツール名 | 価格 |
USB暗号化セキュリティキー Hard Key EG/Pro | 9800円 |
USBセキュリティキー RAKUSE8 | 5980円 |
USBメモリのセキュリティ## | 5217円 |
セキュリティソフトを利用する
セキュリティソフトによっては、USBメモリーなどの外部デバイスを接続すると自動的にスキャンしてくれるセキュリティソフトが存在します。
そういったセキュリティ機能が強力なセキュリティソフトの一つが「ノートン」。ノートンは、ウイルス侵入の原因になりやすい自動再生機能を制御し、USBメモリーからウイルスに感染することを防いでくれます。
ロック機能付きUSBメモリーを使用する
USBメモリーを勝手に触られて不正なウイルスを仕込まれないように、ロックを掛けられるUSBメモリーが存在します
例えばこちらのようなUSBメモリーですね。
こういうタイプのUSBメモリーは接続時にパスワードを求められるようになっていて、パスワードがわからないとUSBメモリーの読み書きを行えません。
紛失時のデータ流出トラブルも防げるのでウイルス対策とあわせて一石二鳥です
オークションサイトで購入しない
USBメモリーはどれだけ安かったとしてもオークションサイトでは購入しないようにしましょう。
オークションサイトで販売されているUSBメモリーには、ウイルスが含まれている可能性があり、パソコンに接続すると自動再生機能が悪用されてウィルスに侵入されてしまいます。
ですので、安かったとしてもヤフオクやメルカリなどのオークションサイトでは購入しないようにしましょう。
中古品は買わない
オークションサイトでなくても、中古のUSBメモリーを購入するのは避けましょう。中古ということは誰かしらがアクセスした可能性が高く、何らかのプログラムが仕込まれたまま販売されている可能性もゼロではありません。
ですので、USBメモリーを購入する際は必ず新品を購入するようにしましょう。
怪しい販売元から購入しない
オークションサイトでなくても、よくわからないブランドの怪しい販売元から購入するのは避けましょう。
SanDiskブランドのUSBメモリーのような、正規品を安心して購入できるサイト(Amazonや楽天などの大手ショップ)、もしくは家電量販店から購入するのが一番です。
USBメモリーのセキュリティ対策も忘れずに
USBメモリーは、パソコンにウイルスを侵入させるハッカーにとって都合の良い道具です。
ですので、ウィルス感染被害に遭わないためにもセキュリティ機能付きUSBメモリーやUSB自動スキャン機能を備えたセキュリティソフトを使うなど、何かしら対策をとるようにしましょう。
おすすめはUSBメモリーの種類に関係なく対策できる「USBメモリー自動スキャン機能付きセキュリティソフトを使うこと」です。
まだセキュリティソフトを使っていない方や、そろそろセキュリティソフトの更新が近づいている方は検討してみてください。