Unityの基礎がわかってきた?なら逆引きリファレンスを一冊持っておこう!

Unityを独学・入門書で学習などなど。色々Unityを触ってみて使い方が結構わかってきたのではないでしょうか?ですが、使い方が分かったからといって作りたいゲームを思い通りのまま開発できると思ったら違いますよね?

使い方はわかっても海を表現したり炎や雷などのエフェクト、3Dモデルの処理など実際にゲーム開発するときにどう書いたら良いのかわからないという方も多いかと思います。

そういう時に役立つのが逆引きリファレンス。今回は逆引きリファレンスとは一体どういう参考書なのか、逆引きリファレンスを使うメリットやおすすめの逆引きリファレンスを紹介します。

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逆引きリファレンスとは?

逆引き(ぎゃくひき、ぎゃくびき)とは、辞典などで通常とは反対方向に引く(探す)行為や結果である。

具体的には以下の2つに分類できる。 見出し語を後から前へ読む方式で引くこと(#逆引き辞典); 意味や事柄などから見出し語を引くこと

逆引き – Wikipedia

プログラミングでいう逆引きリファレンスとは、関数名などのキーワードから何ができるのかを探すのではなく、やりたいこと(目的)からサンプルコードなどを探せる辞書のことです。

関数名を知らなくても目的のサンプルコードを探せる

逆引きリファレンスの最大の特徴は、サンプルコードで使われている関数名を全く知らなくても目的のサンプルコードを見つけ出せるということです。

例えばUnityで毎フレーム行う処理はUpdateメソッドに記述します。

void Update() {
    //処理
}

Updateメソッドの名前を知っていたら、使い方がわからなくてもメソッド名から検索できるでしょう。

ですがUpdateメソッドを知らない初心者だった場合、Updateメソッドの名前すら知らないので調べることができません。そこで役立つのが逆引きリファレンス

逆引きリファレンスなら定期的に実行するイベント 毎フレーム行う処理といったように、やりたいこと・目的からサンプルコードを探すことができます。

  • 2D・3Dの衝突判定
  • メールの送信方法
  • 山の作り方
  • 雷の鳴らし方

などなど。目的からサンプルコードを見つけ出せます。

知らなかった関数を見つけられる

サンプルコードを逆引きしていると、今まで知らなかった関数や文法を見つけられることがあります。

新しく知った関数や文法を使って、別のプログラムを書いたり既存のプログラムを改良して最適化することもできるでしょう。

関数名さえわかれば関数の詳しい使い方をネットで調べられるので、まだ見ぬ関数や実用的な関数の使い方を知ることにも役立ちます。

応用して新たなアルゴリズムを開発できる

逆引きリファレンスに掲載されているサンプルコードはあくまでサンプルであり、サンプルコードを改変して自分のプログラムに組み込むことが一般的です。

そのため、サンプルコードをベースに新しいプログラムを開発することでサンプルコードをさらに改良することも可能というわけです。

Unityの基礎は理解しておくように

逆引きリファレンスを使用する場合、C#プログラミングを含む、Unityの基礎は最低限理解しておいてください。

逆引きリファレンスは入門書ではなくレシピブックのようなものです。

料理で例えると、フライパンや包丁・その他調理器具の使い方くらいは理解しておいてくださいというものです。

ゲームプログラミング経験者なら、Unityの基本から応用テクニックまで扱っている逆引きリファレンスがあれば十分学習できますが、プログラミング未経験・初心者だと荷が重いでしょう。

Unityを全然触ったことがないという人は、逆引きリファレンスよりも一般的な入門書がおすすめですのでそちらから先に勉強しておいてください。

おすすめのUnity逆引きリファレンス

実はおすすめはコレ一冊しかありません。Unityの逆引きリファレンスが欲しいとなれば、これ一冊あれば十分なくらいです。

リファレンスで学べる主な要素
  • マテリアルの扱い方
  • 空や床の設定
  • さまざまなマウスイベント
  • uGUIボタン処理
  • 3Dモデル処理
  • ナビゲーション処理
  • パーティクルシステム
  • 衝突処理
  • オーディオ処理
  • Prefabの扱い

などなど。ゲーム開発で役立つありとあらゆるサンプルコードが掲載されています。

解説も丁寧で画像・スクリーンショットがふんだんに使われているため、Unityの入門書を読み終えたばかりの初心者でも大丈夫な内容です。

それどころかUnityのインストールからプロジェクト作成までといった「初めてUnityを触る人」でもUnityの使い方・プログラミングができるようになっています。

いくら丁寧に解説されているとはいえ、C#の基礎知識は必要があります。

Unityに関するあらゆることを広く学べますが、C#の基礎は最低限しか触れられていないので、Unity未経験かつC#の知識もない場合は先にC#の入門書かUnity C#の入門書を読んでからにしましょう。

C#の知識が不安な方はこちらも合わせて持っておくといいでしょう。

C#の逆引きリファレンスもオススメ

UnityはC#を使用するので、C#の逆引きリファレンスも役立ちます。プログラム部分の最適化につながるので、Unityの勉強に必死で、C#はあまり手をつけていないという方は、一冊持っておくと安心です。

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