無料VPN「TunnelBear」は安全?ログ保存なしで透明度の高いサービスです

無料で使える VPN アプリ「TunnelBear

このアプリを使えば暗号化されていない無料 Wi-Fi を使っても安全にインターネットを楽しむことができるとして日本人にも人気です。

しかしそれは本当なのでしょうか?

VPNアプリというのは、一度 VPN を提供している運営のサーバーを経由するので、その気になれば閲覧履歴などの個人情報を盗むことだってできるのです。

そこで、TunnelBearが提供する VPN は本当に安全なのか、分析していきます。

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TunnelBearは実在する企業のサービス

まず第一に疑うべきことは、運営する企業が存在するかどうかです。

運営する企業が不明な VPN といえば「VPNネコ」がありますが、あれはなぜか日本でシェアされすぎて人気を得てしまっています。

運営元不明で個人情報を売却して利益を作っている可能性が高いとも言われているVPNサービスでもあります。

TunnelBearはカナダの会社が運営しているVPN サービスで、住所が公開されていました。

会社についていざ調べてみるとどうやら実在する企業のようでした。

要約すると、カナダに本社があって、資本金が2140万ドル(約24億円)、従業員は107名でソフトウェア事業などを行っている会社ということでした。

なにより資本金の多さにびっくりですね。
日本だと大企業を名乗れるレベルです。

ここまで規模が大きいかつ資本情報・従業員数などの資産を公表している企業だと、不正を働くために立ち上げられた会社とはとてもいえないでしょう。

会社にとって不正を働くメリットよりデメリットのほうが大きい

VPNを提供している運営は、その気になれば以下のことで収益を上げることができます。

  • アクセスログを収集して売却する
  • IP アドレスなどの個人情報を盗んで売却する
  • クレジットカード情報などを盗んで不正な取引を行う

詳しいことを話してしまうと本筋から離れてしまうので割愛しますが、悪用する気になればこのようなことができてしまうのが VPN なのです。

小規模な企業であれば、このような不正行為で収益を上げるほうが利益面でメリットが上回ることもあるでしょう。

しかしTunnelBearは小規模な企業ではなく、規模が大きい大企業です。
もし不正を働いてそれがバレてしまうと大企業としての信頼も失われ、最悪倒産して全てがパーになるどころか莫大な借金を抱えた上で実刑を受けることにもなるでしょう。

ですので不正を働いた結果、バレてしまう可能性を考えるとこのような不正行為をするメリットが全くないのです。

そのような危険なことをしてまで短期間で小銭を稼ぐよりも、長期に渡って良いサービスを提供して利益を上げ続けるほうが、会社にとってメリットが大きいのです。

ですので、ビジネス的に考えてもTunnelBearのVPNが危険ということはないでしょう。

有料プランがあるので収益面も問題ない

TunnelBearのVPNは基本無料で使えるものの、もっと便利に使いたい場合は有料プランを選択させることができるようにしているため、VPN サーバーを運用するコストもしっかり確保して、ビジネスを成功させているのです。

資本金が2000万ドルを超えている企業が、既に成功させているビジネスをちょっとした不正行為で捨てるほど馬鹿じゃないはずなのです。

万が一大きな赤字になる場合はVPNサービスを終了させるはずです。

VPNの性能もバッチリ

こちらは当然のことですがTunnelBearは性能もバッチリです。
性能が高い代わりに、無料では通信量500MBまでと制限しているため、本当に安全な VPN を利用したい場合は、それに見合ったお金をかけるようにするべきです。

かかる費用も1ヶ月5ドル(約540円)程度ですので、吉野家の牛丼を1杯ちょっと我慢すればいいだけの金額です。しっかり安全性を買いたい場合は、VPNを運営してくれている企業のためにも、しっかりお金を払ってあげましょう。

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