定期的に行われる大型アップデート、それとは別で行われる不定期のアップデートがあります。
時期によっては頻繁にアップデート配信されるので、毎回Windows Updateを適用するのがめんどくさいと思う方も多いはずです。
そこで、
- なぜWindows Updateをして最新バージョンを維持しないといけないのか
- Windows Updateを適用せずに放置するリスク
- Windows10のセキュリティを高める方法
をそれぞれ解説します。
Windows Updateは何をやっている?
バグ修正
一定の動作をするとフリーズする・動作が重くなるといったバグの修正もWindows Update経由で修正されます。
Windowsの動作に大きく影響するバグだった場合はすぐに新しいWindows Updateが配信されて修正されることがほとんどです。
脆弱性の修正
厳密にはバグの修正ですが、バグの中にセキュリティ上の問題(脆弱性)があった場合が最も深刻です。
アプリがエラーを吐いて落ちる・ブルースクリーンになる程度であればまだ可愛いのですが、脆弱性があると
- パソコンを乗っ取られる
- パソコン上のすべてのデータを人質に取られる(暗号化されて使えなくなる)
- キーボード入力情報を盗聴されてアカウントログイン情報やクレジットカード情報などの大事なデータが抜き取られる
- Webカメラで部屋を盗み見られる
などといった危険性が高まります。
そういったセキュリティ上の問題こと脆弱性もWindows Update経由で修正されています。
機能追加・改善
セキュリティとは全く関係のない、単なる機能追加や既存機能の改善目的でアップデートが行われることもあります。
Windows標準のメモ帳ソフトもWindows Updateで更新されています。
Windows Updateを最新にしなければならない理由
一番の理由がセキュリティトラブルをなくすためです。
最新のWindows Updateを適用せず、古いバージョンのWindows10を使い続けているとセキュリティ上の問題を放置しているということになります。
運悪く、そのセキュリティ上の問題を突かれた攻撃を受けてしまうと、
- パソコンの情報が抜かれる
- キーボード入力情報を盗み見られて、入力したクレジットカード情報やパスワードを盗まれる(キーロガー)
- パソコンのデータを人質に身代金を請求される(ランサムウェア)
といった取り返しのつかないトラブルにつながってしまいます。
そのため、Windows Updateはできる限りし続けて最新バージョンを維持するべきなのです。
不定期に配信されるセキュリティアップデートは必ず適用する
Windows Updateを全部当てているなら問題ありませんが、セキュリティ強化のためだけのアップデートが配信されることがあります。
非常に重要なものはこのように配信されています。
セキュリティアップデートが配信されているということは、今現在使用しているWindows10にセキュリティ上の問題があるということです。
つまり、「Windows10に危ないところがあったから直したよ~。早くアップデートして安全な状態にしてね」ということですので、セキュリティアップデートが配信されていたらすぐにも適用すべきです。
Windows Updateが最新かどうか確かめる方法
現在使用しているWindows10に最新のWindows Updateがインストールされているかどうかチェックしたい場合は以下の手順で行います。
これでWindows Updateが正常に適用されます。
Windows Updateを勝手にされて困る場合
セキュリティアップデート配信された時だけ手動ですぐにインストールし、それ以外は極力アップデートを避けておきたいという方も多いハズ。
Windows10使用中にWindows Updateが勝手に行われて再起動される問題を回避する方法はありますので、気になる方は参考にしてください。
さらにセキュリティを高めるには?
PINコードを設定する
PINコードは今使用しているパソコンでのみ有効なパスワードです。
万が一PINコードが流出してもアカウントにログインできず、全く意味のないコードとなります。
信頼できるセキュリティソフトを導入する
とにかくセキュリティを高めたいのであれば、優秀なセキュリティソフトを導入することです。
セキュリティソフトを導入しておけば、万が一Windows10の脆弱性を利用した攻撃を受けても防御できる可能性が高まります。
日本で一番人気のセキュリティソフトはウイルスバスターですが、ウイルスバスターは、セキュリティソフトそのものに脆弱性があって好適に利用されるなど、安全性よりも危険性も方が高いです。
ですので、ウイルスバスターだけは避けるようにしましょう。
といっても、今まで一度もセキュリティソフトを使ったことがないという方だと、何をどのようにしてセキュリティソフトを導入すればいいのか分からないと思います。
そういう場合はインストールと設定が簡単なセキュリティソフトをまとめている記事を参考にしてください。