パソコンで作業・ゲームをしていると、すぐにメモリがいっぱいになってパソコンを重くなるといった経験はないでしょうか。
そういうとき、パソコンを買い換えずメモリの増設で対応したい方もいるでしょう。
そのときに気をつけなければならないのがメモリの規格です。メモリの規格が異なるとメモリスロットに刺さらないため、使い物になりません。
ですが、いざメモリの規格がDDR2・DDR3・DDR4なのかを確認しようとやり方がわからないということもよく聞きます。
そこで、パソコンを分解せず誰でも簡単に今使っているパソコンのメモリの規格を調べる方法を紹介します。
メモリには規格がある
メモリにはDDR2・DDR3・DDR4というように規格があります。
規格はメモリ性能が違うだけではなく、物理的に形が異なります。
そのため、規格が異なるメモリを装着しようとしてもスロットがメモリの規格に合わないため使用できません。
上から順にノートパソコン用DDR2・DDR3・DDR4メモリですが、各メモリ下部の端子が微妙に違っているのがわかるはずです。
そのため、メモリを増設する際は必ずDDR3/DDR4といったメモリの規格を調べる必要があります。
パソコンは分解せずにチェック可能
メモリの規格はパソコンの設定画面からチェックできないので、一度パソコンを分解してメモリを取り出してチェックしようとする方がいるかもしれません。
確かにその方法でも確認することできますが、メモリの規格を調べることができる「Speccy」というフリーソフトが存在します。
インストール
ダウンロードしたSpeccyを起動します。
しばらく待つとセットアップウィザードが表示されるので、[Install]をクリック
インストールが完了すると「Setup Completed」と表示されます。
[Run Speccy]を押すとSpeccyが起動します。
日本語化できますが、仕様上日本語化するメリットは本当の意味でないので、やらなくて大丈夫です。
メモリの規格の確認方法
インストールが完了したら実際にメモリの規格を確認しに行きましょう。
Speccyを起動すると、自動的にパソコンパーツの分析が始まります。
以下の画像のようにOSやCPUなどが全て表示されるまで待ちましょう
一覧表示されたスペックの[RAM]をクリックします。
搭載メモリ詳細の一番下にある「SPD」の[Slot]をダブルクリックして展開します
確認するスロットはどれでも構いません。
展開したスロット情報はこのように表示されるはずです
メモリの規格は「Max Bandwidth」という項目に載っています。
上記画像だと「DDR4-2666」なので、メモリの規格はDDR4です。
DDR4のあとにある「2666」はメモリの性能を表す数値なので、規格とは関係ありません。
基本的には1スロット分だけ調べればメモリの規格がすぐに分かります。
この方法でメモリの規格を調べると良いでしょう。