「Macはウイルスに感染しない」はもう通用しません。普通に感染します

Macはセキュリティが強いからウイルスに感染しないと思っていますよね?

ですが、それは昔だったらの話です。今は全然違っており、Macでも注意して使わないとカンタンにウイルスに感染してデータが盗まれてしまったり、パソコンが動作しなくなってしまう可能性があります。

これまで「Macはウイルスに感染しないから大丈夫」と信じていた方からするとあまり信じたくない話ですよね?

そこでなぜ、Macもウイルス感染のリスクが高まってきているのか解説していきます。

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Macのウイルス感染の可能性が高まっている理由

なぜMacがウイルスに感染してしまう危険性が高まっているのか気になりますよね?

まずはウイルス感染の可能性が高まっている理由について見ていきましょう。

MacがマイナーなOSではなくなりつつある

一番の理由が、MacがマイナーなOSではなくなりつつあるということです。

 パソコンOSのシェア 2014年 2019年
Windows91.5%86.0%
Mac6.7%11.6%
Linux1.7%1.8%
その他0.1%0.6%

シェアがずば抜けて高いWindowsはおいておき、明らかにMacOSのシェアが伸びてきているのがわかると思います。

コレでもあまり多く見えないと思いますが、実はMacのアクティブユーザーは1億人を超えている人気パソコンOSなのです。

言い方を変えると「ハッキング攻撃対象のMacユーザーが1億人以上もいる」とも見れるでしょう。

つまり、単純に攻撃できるMacパソコンが増えたからこそ、Macユーザーを標的にする悪質なハッカーが活動を活発にしているのです。

Macユーザーが少なかった昔は、単純に攻撃対象が少なかったのとMacハッカーが多くなかった関係でハッキング技術が発達していなかったために、「Macはセキュリティソフトなしでも安心安全」と言われていました。

現状は明らかにMacユーザーも増加し、ハッカーも増加したので気をつけて使わないとある日突然ハッキングされてしまう可能性があります。

ハッキング技術が発達した

先程も少し触れましたが、単純にハッキング技術が発達しているという背景があります。

Windowsは昔からユーザー数も多く、標的にしているハッカーも多かったのでハッキング技術が発達していましたが、昔のMacはそうでもありませんでした。

ですが、現在は徐々にMacのハッキング技術が発達し、Mac向けウイルスも次々と開発されています。

ちなみにこれはMacだけでなくiPhoneなどのiOS端末も当てはまります。

ちゃんとした使い方をしないとiPhoneでもウイルス感染するリスクは存在しますので覚えておいてください。

Macでウイルス感染する原因

いくらMacを攻撃しようとするハッカーが増えたといっても、Mac自体のセキュリティはWindowsと比べると高いです。

それなのにウイルスに感染してしまう大元の原因を見ていきましょう。

AppStore外からインストールする

Macでウイルスに感染してしまう一番の原因がコレです。

通常、MacアプリをインストールするときはApple Storeからダウンロード・インストールを行います。

ですが、マイナーなアプリでApple Storeに公開されておらず、別のサイトでしかインストールできないアプリが存在します。

Apple Store外で公開されているアプリはAppleの審査(セキュリティ審査も含む)を一切受けていないため、ウイルスが混在している可能性があるのです。

そうと知らずにApple Store外で入手したアプリをインストールしてしまうとウイルスに感染してしまい、個人情報を盗まれたりデータを人質に身代金を請求されてしまうトラブル(ランサムウェア)に巻き込まれてしまいます。

Appleのサポートを受けられない可能性

Appleは公式Apple Store外からのダウンロードは非推奨としています。

つまり、Appleが保証しない・サポートしないとも解釈できるため、ウイルス感染の被害にあってもすべて自己責任で終わってしまう可能性があります。

ですので、何か理由がない限りは必ずApple Storeからアプリをダウンロードするようにしましょう。

MacOSの脆弱性を突かれる

Macに限らずあらゆる電子機器で言える話ですが、脆弱性(セキュリティ欠陥)を突いた攻撃でウイルスに感染してしまう可能性があります。

ただし、この場合もApple Store外アプリのインストールがきっかけの可能性が極めて高いため、とにかくApple Storeからのみアプリをインストールするように心がけることが大切です。

Macでウイルスに感染しないための対策方法

Macは「自分は大丈夫」と思って使っているとある日突然ウイルスに感染してしまう可能性があります。

ですので、可能な限りウイルスに感染てしまうリスクを減らすための方法を紹介します。

セキュリティソフトを導入する

これだけはやっておきましょう。セキュリティソフトを入れて常にウィルス感染のチェックを行える体制を整えておくと、ウイルスに感染してしまうリスクを大幅に減らすことができます。

おすすめなのは、

の3つです。この中のうちどれか一つを入れておいてください。

よりセキュリティを高めるために複体が数のセキュリティソフト入れておきたいと思うかもしれませんが、互いにセキュリティ動作のジャマをしあって競合してしまう可能性があります。

ですので、 導入するセキュリティソフトは1つと決めておいてくださいね。

ちなみにですがウイルスバスターはあまりおすすめしません。セキュリティソフトとしては優秀かもしれませんが、勝手にブラウザの履歴情報送信したという良くないニュースがあって信用に欠けるため、できればやめておきましょう。

危ない橋は渡らないのが吉です。

OSを最新バージョンにアップデートする

Mac OS本体に脆弱性があるバージョンは優先的に狙われます。

ですので、既知の脆弱性が修正されている最新バージョンの OS を使うようにしましょう。

最新バージョンであればウィルスに感染してしまう可能性も少なくなります。

使用中アプリのアップデートを定期的に確認する

脆弱性が悪用されるのはMac OS本体の脆弱性だけではありません。

利用中アプリの脆弱性も攻撃対象です。なぜ新しい機能が追加されたわけでもないのにアップデートが行われているのか気になったことはありませんか?

動作の軽量化などアップデートによって変更点が異なりますが、その中に脆弱性修正などのセキュリティアップデートが配信されていることがあります。

セキュリティアップデートが配信されるということは、そのアップデートが適用されていないバージョンのアプリにはハッキング攻撃を受ける可能性のある脆弱性が残されているということなのです。

ですので利用中のアプリのアップデートは定期的に確認し、ハッカーの攻撃チャンスを潰すようにしましょう。

未対策のままフリーWi-Fiに接続しない

マクドナルドやスターバックスなどにあるフリーWi-Fiですが、セキュリティのことを考えるとあまり使用すべきではありません。

というのも、ほぼ全てのフリーWi-Fiは暗号化されておらず、通信内容を盗聴されてしまう可能性があります。

それだけならまだ個人情報が流出するだけで済みますが、フリーWi-Fiの仕組みを利用してウイルスを仕込んだサイトに強制的にアクセスさせられてしまうことがあります。

Wi2 Premiumなどの信頼できる有料Wi-Fiを使えば問題ないと思うかもしれませんが、なりすましで間違えて接続してしまったら有料Wi-Fiの意味がありません。

ですのでもし外でWi-Fiに接続したいのであれば格安SIMやポケットWi-Fiを利用するようにしましょう。

まとめ:慢心せずセキュリティソフトは導入するように!

Macだからウイルスに感染しないという考えはもう通用しません。

少しでもパソコンが乗っ取られるリスクを減らすためにセキュリティソフトを導入するようにしましょう。

おすすめはセキュリティ性能が高く、セキュリティ関係の賞を大量に獲得しているアバストです。

Amazonでも購入できるので、Macにセキュリティソフト入れていない方は導入してみることをおすすめします。

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