【必見】Macユーザーを狙ったマルウェアに対策する方法【カンタン】

パソコンのウイルスにはたくさん種類があり、そのうちの一種がマルウェアです。

マルウェアに感染すると感染したパソコンとって良くないことがたくさん起こりますが、具体的にマルウェアに感染すると何が起きてしまうのでしょうか?

また、「Macはセキュリティが高いからウイルスに感染しない」という諸説が通用しなくなったことについても詳しく見ていきましょう。

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マルウェアとは? – カンタンなおさらい

マルウェアとは、パソコンなどのシステムを則ったり破壊するといった悪意ある目的を持って作成されたプログラム・ソフトウェアの総称です。

マルウェアでも色んな種類があり、種類によって引き起こされる被害は異なってきます。

マルウェアに感染するとどうなる?

実際にマルウェアに感染してしまうとどうなってしまうのかという話ですが、ほぼ例外なく良いことはありません。

単なる腕試しでマルウェアに感染させる愉快犯なら被害は少なくなる可能性がありますが、基本的には大きな被害が出ることを知っておいてください。

せっかくですので、実際にあったMacのマルウェア感染の被害事例を見てみましょうか。

Appleアカウントのハッキング・盗難

Macユーザーを攻撃対象にしたマルウェア「OSX/Dox」によるアカウントハッキング被害事例です。

メールにウイルスの入ったZIPファイルをツールを使って大量に拡散し、添付された ZIP ファイルを開いてしまったMacユーザーのAppleアカウントを乗っ取るといった非常に危険なマルウェアです。

Macはウイルスに感染しないと思っている方もいると思いますが、気をつけて使わないと簡単にウイルスに感染してしまいます。

個人情報流出

Meltdown・Spectreという2つのマルウェアもMacをターゲットとしたマルウェアで、感染してしまうとキャッシュ機能を悪用して様々な個人情報が盗まれてしまうというものでした。

万が一キャッシュにクレジットカードやパスワードなどの非常に重要なデータが入ってしまっているとそれら全部抜かれて不正な決済やアカウント乗っ取り方の二次被害に繋がってしまうため、こちらもかなり危険なウイルスです。

ウイルスの無断インストール

Mamiというウイルスを間違えて実行してしまうと簡単にウィルスに侵入される状態になってしまいます。

この状態になってしまうとあらゆるセキュリティソフトでもマルウェアを検知できず、

  • 無断でスクリーンショットの撮影
  • あらゆるマウス操作の記録
  • ウイルスの自動起動
  • 無断でファイルのアップロードやダウンロード(さらなるウイルス感染や情報漏えい)

といったことがハッカーにやられてしまう状態になります。

つまり事実上Macを乗っ取られた状態になり、重要なデータも全て盗める状態になるということです。

このウイルスは2018年とごく最近発見されたものであり、最新のMacであっても油断なりません。

フィッシング詐欺

マルウェアの感染によって不正なフィッシング詐欺サイトに強制的にアクセスされてしまい、クレジットカードや様々のアカウントを盗もうとするウイルスもMacには存在していました。

実際にあった事例は、無料でPhotoshopを使いたい方が海賊版サイトでクラック版Photoshopをインストールし、そのPhotoshopにウイルスが仕込まれていたというものです。

このウイルスにより悪意あるソフトウェアが勝手にインストールされてしまい、フィッシング詐欺などの二次被害に繋がってしまったのです。

こういうフィッシング詐欺サイトはユーザーを焦らすために「ウイルスに感染しています」「今すぐパスワードを変更してください」といった心理的恐怖を煽って無理やり行動させるため、インターネットリテラシーが高くないと回避が難しい問題でもあります。

その事に気づいたときには時既に遅しということが少なくないため、しっかり注意しましょう。

なぜマルウェアに感染するMacが増えているのか?

昔は「Macはウイルスに感染しない」という諸説が流れており、現に当時はウイルスに感染して被害にあった事例が全くと行っていいほどありませんでした。

ですが、この考えはもう通用しません。

  • セキュリティソフト不要論が悪用されている
  • ウイルスの発見が遅れている
  • Macをターゲットにしたハッカーが増えた

今は昔と違ってMacもWindowsと同じようにしっかり対策しないと簡単にウイルスに感染してしまいます。

セキュリティソフト不要論が悪用されている

カスペルスキーやウイルスバスター・ノートンなどのMacでも使えるセキュリティソフトはたくさん開発されていますが、実際にセキュリティソフトを導入しているMacユーザーは多くありません。

その大きな理由が、「Macにセキュリティソフトを入れる必要がない」ということをずっと信じている方が多いことが原因であり、無防備な状態を晒しているMacユーザーが大変多いためです。

確かにMacのセキュリティが高いのは事実ですが、100%安全ではありません。

このスキをハッカーが狙ってウイルス・マルウェアの感染を狙ってくるのです。

ウイルスの発見が遅れている

Macは全世界1億人以上が利用するパソコンではありますが、Macを専門とするセキュリティスペシャリストはWindows と比べるととても少ないです。

そのため新しいウイルスが広がったとしても発見が遅れてしまうことが多く、誰にも気づかれないままスパイ活動などを行なっているウイルスが少なくありません。

また、仮に発見されたとしてもMacの開発元Appleが即修正できるとは限らないというのも大きな理由の一つです。

セキュリティソフトであれば発見されしてすぐに対策してくれることが大半ですので、いざという時に備えてセキュリティソフトを入れておくことは大切でしょう。

Macをターゲットにしたハッカーが増えた

これもMacに感染するウイルスが急増した理由の一つです。

Macの利用ユーザーの増加に合わせてハッカーも増え続けているため、そのぶん新しいマルウェアが開発・拡散されているのです。

そのため、Macだから安全というのはもう通用しません。

マルウェアから身を守る方法

Macは100%安全ではありません。

しっかり自分のMacのデータや個人情報・アカウントを守るためにはある程度対策する必要があります。

続いては自分でできるマルウェアから身を守る方法を見ていきましょう。

セキュリティソフトを必ず導入する

まだセキュリティソフトを導入していないかたは必ずできるソフトをインストールするようにてください。

導入するのも無料のものではなく、有料で実績豊富なセキュリティソフトです。

何があっても「有料版セキュリティソフトをクラックして無料で使えるもの」を探さないでください。

ほぼ確実にウイルスに混入していてセキュリティソフトを導入する以前よりもひどい状態になってしまいます。

この3つのどれかがおすすめです。

セキュリティソフトの導入を検討している方はこちらを参考にしてください。

Apple Store外からアプリをインストールしない

以外でやってる方も多いと思いますが、Apple Store外のMacアプリは可能な限りインストールしないでください。

AppStore外のアプリはAppleの審査を受けていないため、ウイルス混入のリスクがあります。

特に問題ないアプリであれば普通にAppleに審査を出して公開すればいい話であるにも関わらず、Apple Store以外でリリースしているということは、なにか後ろめたい理由がある可能性があるかもしれません。

ですのでよっぽど信頼できるアプリでない限りApple Store外のアプリは使わないようにしてください。

最初は大丈夫でも、途中からウイルスとして活動し始める遅発性のウイルスの可能性も考えられますよ。

有料アプリを無料でインストールできるサイトは要注意

これだけは絶対ダメです。

とにかく無性にこだわって有料アプリを無料でダウンロードインストールできるサイトを探す方もいるでしょう。

ですがこれは非常にリスクが高くウイルスに感染してしまう可能性が高いです。

無料でダウンロードできると思ってダウンロードしていざ実行してみると、アプリアイコンや参考用スクリーンショットだけは本物を複製してきたもので、インストールしたアプリはただの偽物・ウイルスということが少なくありません。

何より問題なのが、インストールの際に管理者権限などを与えてしまうためセキュリティソフトを入れていたとしても防ぎようがない可能性が極めて高いのです。

ですので、有料アプリを無料でダウンロードできるサイト、いわゆる海賊版サイトを探すようなことは絶対にしないでください。

定期的にウイルススキャンをする

セキュリティソフトを入れているなら数ヶ月に一回程度はフルスキャンをかけるようにしましょう。

フルスキャンをかけなくてもセキュリティソフトが勝手にスキャンを掛けていますが、フルスキャンをかけた際にウイルスが見つかるときも少なくありません。

また、セキュリティソフトインストールした直後はすぐにフルスキャンをかけるようにしましょう。

はじめは何もスキャンされていない状態ですので、それスキャンをかけないとウイルスが検知されないことがあります。

まとめ:「Macはウイルスに感染しない」はもう通用しないので注意!

Macはウイルスに感染します。もし感染しないのであればMacがウイルスに感染して被害が発生したというニュースは出ることはないでしょう。

ですが、現にMacのウイルス被害がニュースになるレベルで存在しているため、油断していると自分のMacも犠牲になるかもしれません。

MacはWindowsと比べてとても高いですから、数千円で導入できるセキュリティソフトを使ってでもしっかり守るようにしてくださいね。

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