ソフトウェアをアンインストールしたはずなのに完全に削除されていない、ファイルが残っていて困っている、というときに役立つのがアンインストール支援ソフト「Geek Uninstaller」です。
Geek Uninstallerは正常にインストールできないソフトウェアやそもそもアンインストール機能が使えないインストール型ソフトウェアを強制削除できるツールで、無料で使用できます。
今回は、Geek Uninstallerについて使い方などを解説していきます。
Geek Uninstallerとは?
Geek Uninstallerとは、Windowsで使えるアンインストール支援ソフトで、インストールせずに使うことができます。
USBメモリやSDカードから起動可能
インストールする必要がないため、USBメモリーやSDカードにGeek Uninstallerを入れて持ち運ぶことができます。
通常のアンインストールでは残るレジストリやファイルも強制削除可能
再インストールした際の設定を省くために、ソフトウェアによっては通常のアンインストールでは削除されないファイルやレジストリがあります。
ですが、Geek Uninstallerはそれらのファイル・レジストリも強制削除できるため、パソコン内からアンインストールしたソフトウェアに関する情報を全て削除できます。
無料で使える
Geek Uninstallerは無料で利用できます。
スタートアッププログラム管理機能などの追加機能は有料版(24.95ドル)じゃないと使えないですが、アンインストール機能は無料版で全て使用可能です。
Geek Uninstallerのダウンロード・インストール
Geek Uninstallerは、ポータブルソフトであるためインストールが必要ありません。
そのため、Geek Uninstaller本体を公式サイトからダウンロードしたらそのまま使用できます。
解凍したらでてくる「geek.exe」がGeek Uninstaller本体です。インストールせず起動したらそのまま使えます。
Geek Uninstallerの使い方
通常アンインストール
強制アンインストールではなく、ソフトウェア側が用意したアンインストーラを使って削除する場合は、アンインストールしたいソフトウェアをダブルクリックします。
すると、ソフトウェア毎に用意されているアンインストーラー・セットアップウィザードが起動するので、案内に従ってアンインストールしましょう。
こちらはGeek Uninstaller経由でVMwareを通常アンインストールしようとしたときの画面です
強制アンインストール
通常のインストールで削除できない場合は、強制アンインストール機能を使用します。
確認画面が表示されるので[はい]を選択
「トレース(これから削除するレジストリ・ファイル)」が表示されたら[完了]をクリック
これで強制削除完了です。普通にアンインストールできないソフトウェアはこの方法を取りましょう。
エントリの削除とは?
エントリの削除とは、インストールしたファイルは削除しせず、インストール情報のみを削除する機能です。
エントリの削除を行うと、インストールしたソフトウェア一覧に表示されなくなり、使い勝手が悪くなるため、あまりすべきではありません。
Geek Uninstallerの削除・アンインストール方法
Geek Uninstallerそのものが必要なくなった時は、Geek Uninstaller本体である「geek.exe」を削除してゴミ箱に入れるだけでアンインストールできます。
IObit Uninstallerなど、アンインストール支援ソフトのアンインストールが出来ないということが少なくないのですが、Geek Uninstallerはそもそもインストールしないため、削除はカンタンです。