無料で使えるVPNアプリは大丈夫なの?セキュリティ問題など危険性はある?

セキュリティを高めてインターネットをより安全に利用できる環境づくりに役立つVPN。

最近では無料でリリースされているVPNアプリもたくさん存在しますね。

ですがこれらの無料のVPNアプリは本当にセキュリティを高めてくれるものなのでしょうか?

アプリを公開するということは基本的にビジネスなのですから、何かしらのメリットがないと無料でリリースすることはないですよね?
となると、無料で使えるVPNアプリが怪しくなってきませんか?

この記事ではより安全に無料のVPNアプリを選ぶために注目すべきポイントを紹介していきます。

なお冒頭で述べておきますが、安定性やセキュリティ面を考慮すると、信頼性の高い有料のVPNの方が安全です。

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安全な無料VPNアプリを見極めるポイント

手っ取り早く分かりやすいポイントを紹介していきます。
どれも無料アプリならではの特徴なので、VPNアプリに限らず思い当たる節はいくつかあると思います。

広告が掲載されている

春一番初めに注目して欲しいのがVPNアプリ内に広告が掲載されているかどうかです。

広告が掲載されているということは掲載している広告を通じて収入を得ているため、「VPNアプリを公開する=広告収入を得る」ということで合理的に判断できます。

この場合下手にセキュリティを緩めて個人情報を抜き取るようなことをするよりも、継続的に広告収入を得る方が低リスクで継続的に収入が入ってくるため、安全である場合が多いです。

○時間ごとに自動切断される

接続時間・通信量制限を設けているアプリは、より快適に使える有料プランを用意していることが多く、有料プランを契約しない限りは制限付きの無料版を使用できることになっています。

このアプリもVPNを利用したビジネスで収入を得ようとしているため、セキュリティを緩めて個人情報抜き取りようなことをする方がリスクが高く、やる価値がありません。

そのため、必然的に消去法で安全なVPNアプリの一つとして判断できます。

通信量の制限がある

通信量の制限がある場合も「○時間ごとに自動切断される」と同じように別で有料プランが用意されていることが多く、同様の理由で安全である場合が多いです。

これに加えて広告を掲載しているのであればほぼ確実に安全と言ってもいいでしょう。

変に個人情報を盗もうとしてアプリがリジェクト(削除)される方が開発者にとって不利益であるため、安心して利用できます

接続するエリアを選べない

無料のVPNアプリの中には接続するエリアを選べないパターンもあります。

VPNサーバー複数用意していたとしても、プライバシーの保護という名目で接続先が自動的に決められてしまい、目的の地域のVPNサーバーに接続できないということがあります。

例えば本当はアメリカのVPNサーバーに接続したかったのに、日本のVPNサーバーと接続させられてしまったということもあります。

プライバシーが守られた匿名通信をできるのはいいのですが、目的のVPNサーバーに接続できないことで生じる問題がある場合があります(接続したかったサイトに接続できないなど)。

この場合も、制限された無料版は有料版の体験版的な立ち位置であるため安全であるケースが多いです。

ビジネス的に(収入源の確保)大丈夫かどうかで見ると判断しやすい

アプリを開発することにもお金がかかっているのですから、そのお金を回収するための収入源を用意していないアプリは少し危険が高いです。

公的に認可されている慈善団体でなければ、利用するメリットがありません。

広告もなく使用制限もないVPNアプリは、目先の金銭ではなく個人情報を盗むことが目的である可能性が考えられるため、広告なしVPNアプリは少し警戒しましょう。

また、収入源を一切用意していないVPNアプリでも安全かどうか判断する方法はありますが、それはちょっと難しいので割愛します。

どのような判断方法を頼る場面は少ないため、ここで紹介した「安全な無料VPNアプリを見極めるポイント」で紹介した四つのポイントを参考に、安全なVPNアプリを探すといいでしょう。

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