AppleがVPNアプリの審査を強化中 FacebookのVPNアプリも削除済み

匿名でインターネット通信ができるVPNは、マクドナルドなどにあるフリー Wi-Fi を使う人にとても人気があるとセキュリティアプリです。

しかしVPNアプリは、その気になればVPN提供者が簡単に利用者の個人情報を得ることができるアプリでもあり、AppleはVPNアプリの審査を強化しています。

先日Facebookが不適切な手段で提供していたiOS向けのVPNアプリが削除されるというニュースがありました。

要約すると、

  • 社内で使う目的のアプリを一般向けに公開していた
  • 月額20ドルをユーザーに支払うことと引き換えに、Web閲覧履歴やインストールアプリ一覧などあらゆる情報を収集していた

ということがTechCrunchのスクープ記事で表沙汰になり、Appleがすぐさま削除しました。

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2018年8月までは一応問題はなかった

2018年8月まではVPN アプリを使って個人情報を収集してはいけないという契約はなかったため、プライバシーの問題の云々は置いといて契約上は問題ありませんでした。

Appleは2018年8月に「VPN アプリを使って不必要に個人情報を収集することを禁ずる」ということを発表したため、一部取り下げられたVPNアプリもありました。

しかし、 Facebook は規約が変更された後も個人情報の収集ができる VPN アプリを規約に反する方法で提供し続けたため削除されました。

本当に安全なVPNアプリはなにか

このFacebook の VPN は、Apple が設けている規約を違反していたとはいえ、ユーザーに同意を得た上で行っていました。

しかし、悪質なアプリはユーザーの同意を得ずに個人情報を収集しているケースがあり、インターネットを安全に使えると思い込んでいた VPN が、実は個人情報流出の原因だったということも少なくありません。

特に、iPhone アプリよりも審査が緩いAndroidアプリで起きやすい問題であり、いかに安全なVPNアプリを選ぶかどうかが大切です。

安全な VPN アプリを選ぶたった2つのポイント

有料プランの存在しない無料VPNは避ける

VPN というのは運営がサーバーを用意する必要があるためそれなりのコストがかかります。
そのため、完全無料でVPNを提供するというのはただのボランティアでしかなく全くメリットがありません。

しかし、冒頭でも少し話しましたが、「運営がその気になれば個人情報を簡単に盗むことができる」のがVPNです。

つまり、VPN も悪用して以下のような方法で収入を作ることができるのです。

  • 盗んだ個人情報を売却して収入を得る
  • アカウント情報を盗んでそれを売却する

ですので、このような個人情報が盗まれる危険性を秘めている「完全無料の VPN」は避けるべきです。
もう少し詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。

セキュリティ実績のある企業のVPNのみを選ぶ

例えば、アバストやカスペルスキーといったパソコン向けセキュリティソフトでも実績が豊富なセキュリティ企業が提供している VPN アプリを使うことです。

アバストであれば「アバストセキュアライン VPN」、カスペルスキーなら「カスペルスキーセキュアコネクション」といった信頼性が極めて高い VPN が提供されています。

特にアバストセキュアライン VPN の人気が高く、VPNとしての性能も高い・海外でも十分に使えるというものですので、このサイトで一番おすすめするとしたらアバストの VPN でしょう。

インターネットを安全に使う環境を毎月数百円で買えるのであれば安いものです。

お金をかけるべきところはかけるように

セキュリティに関しては無料にこだわる方が逆にセキュリティ的に危ないです。
カンタンな話、タダで雇った警備員(無料VPN)がしっかり働いてくれる(守ってくれる)保証なんて何もないのです。

ですので、お金をかけるべきところにはしっかりかけ、逆にお金をかけるべきではない他の要素で節約を考えるといいでしょう。

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