Excelをさらに使いこなす上で必要不可欠なEscel VBA。
Excel VBAを使えるようになると、1ファイル内すべてのシートのPDFを自動作成できたり、シートに登録したメールアドレス宛てでまとめてメールを送信するといった作業の自動化ができるようになります。
また、そのままでは Excel で読み込めないファイルをVBAで変換して読み込めるようにできるなど、独自形式のファイルにも対応させることが可能です。
そういった効率化をExcel VBAで行うことで、業務上のヒューマンエラーを減らすことができ、なおかつ作業時間も短縮できるなどたくさんのメリットがあります。
そのためにはExcel VBAの知識をつける必要があるのですが、Excel VBAの習得に役立つテキストは、たくさん出版されています。そこで、Excel VBAを触ったことがない人にもおすすめできる入門テキストと、書籍を使って勉強が苦手な方向けのおすすめの動画講座を紹介してきます。
書籍ではなく動画を使って勉強したいという方も、しっかり見ていってくださいね。
はじめてExcel VBAに挑戦する上での注意点
今まで一度もExcel VBAを使ったことがない場合、自分に合わない参考書を購入してしまうと全く参考にならないことがあります。
そこで一旦、はじめてExcel VBAの習得を目指す方が注意すべきポイントを解説していきます。
逆引き辞典・リファレンスは非推奨
いわゆるこういうものです。

辞書みたいになっているので調べて使う分だととても使いやすく、そういう目的ならおすすめしたい一冊です。ですが、Excel VBA初心者には使いにくい内容となっています。
というのも、逆引き系・リファレンス系の参考書というのは、
- 基本をわかった上で役立つ書籍
- 勉強する順番が書かれていない
- 1つ1つの内容が独立したパーツのようになっている
という特徴があるため、はじめてExcel VBAを勉強する方にはあまり向いていないのです。
逆引き・リファレンス系の参考書は、Excel VBAの基本が分かってから購入するようにしましょう。
ディプラーニングやスクレイピングなどよくわからない単語が表紙にある書籍
こちらもおすすめできません。
確かにこういった書籍も入門書ではあるのですが、特定の分野に特化した入門書となっています。


そのため、Excel VBAの基礎は習得できている前提で解説されていることが多く、学べる範囲も狭いためExcel VBAの基本を身に付けるために購入するのをおすすめしません
Excelの基本操作は抑えておく
Excelを今まで一度も使ったことがない人は、まずExcelの基本操作から身に着けるようにしてください。
Excel VBAというのはExcelの使い方を知っていて初めて役に立つテクニックであり、基本操作が分からないとうまくExcel VBAを使いこなすことができません。
おすすめのExcel入門書は別の記事で紹介していますので、Excelの使い方よく分かっていない方はまずExcelの使い方から勉強するようにしてください。
Excel VBAはその次でも大丈夫です。
初心者におすすめのExcelVBA入門書ベスト3
それでは、「はじめてExcel VBAに挑戦する上での注意点」を踏まえた上で厳選した3冊の入門書を紹介します。
どの書籍も一度もExcel VBAを使ったことがない方でも使える入門書となっているので、直感でコレが良いと思ったものを選んでみてくださいね。
図解! Excel VBAのツボとコツがゼッタイにわかる本 “超”入門編

- Excel VBAとはなにか?使うメリット
- Excel VBAの基本中の基本の書き方
- マクロとは一体何か
Excel VBAでプログラミングする事において一番大変なのが、頭でイメージすることです。
プログラミングの実行結果をある程度頭でイメージできるようにならないと使いこなすことが難しいため、文章とサンプルコードばかりの参考書では挫折してしまう可能性があります。
そういう時に役立つのが図解を使って解説されている入門書籍です。
こちらはExcel VBAを使うメリットから始まり、図解を使ってExcel VBAの特徴や使い方・書き方が解説されています。
ですので、今までプログラミングを一切したことがなく、Excel VBAがはじめてのプログラミングというのであれば、こちらの図解付き初心者向け入門者がベストでしょう。

できるExcel マクロ&VBA

- Excel VBAの基礎をマスターできる
- 動画解説&電話サポートを利用できる
- 古いExcelにも対応している。(2007~2016に対応)
Excel VBAの基本からかんたんな応用テクニックまでマスターしたいのであれば、できるシリーズのExcel VBA入門テキストがおすすめです。
プログラミングのプの字も知らないようなレベルの方向けの解説から入り、後半では実用レベルのExcel VBAの書き方やサンプルが紹介されています。
また、無料電話サポートも付属していて実際に目で見て聞いて勉強できる動画も用意されているので、テキストだけだとちゃんと学習できるか不安という方にも安心でしょう。
Kindle Unlimited対応ですのでKindle Unlimitedに加入すればタダで読むことができますよ。

Excel VBA 誰でもできる「即席マクロ」でかんたん効率化

- 短時間でExcel VBAを身につけられる
- 知ってると便利なマクロがコード全文付きで解説
- もちろんExcel VBAの基礎の基礎からマスターできる
超初心者向けのExcel VBA入門書で、プログラミングする前の下準備から解説が始まります。
エディタの起動方法など、超が何個ついても足りないくらい初歩的なことも丁寧に解説されているので、Excel VBA以前にExcel・パソコンの扱いに慣れていない方でも安心でしょう。
- 1行おきに色をつける
- データの並びを素早く切り替える
- セルのデータを条件にしたがって抽出する
といったカンタンなことから教えてくれますので、プログラミング未経験者でも安心の一冊です。

本が苦手なら動画で勉強するのもベター
本が苦手でなかなか思うように勉強できないけど、高額なパソコンスクールには通いたくないという方もいるでしょう。
そういう場合は、実践しているところを目で見て聞いて学ぶことができるUdemyの動画講座がおすすめです。
UdemyにはExcel VBAに関する動画講座がたくさんありますが、その中でも評価が高くて受講者数も多いものを少し紹介していきますね。
Excel VBA[第1弾](超入門) マクロの魔法 文系・非IT職もできるプログラミング
- エクセルの単純作業を1ボタンで終わらせる仕組みがわかる
- 全くわからない入門者でもマクロやVBAの基礎がわかる
- 書籍やテキストを読んで3秒で挫折した人でも救済される
- 文系・非IT職種・ノンプログラマーでもプログラミングの初歩がわかる
- 一歩進んだエクセルのスキルを身に付けて職場で評価される
- 毎日、苦痛なエクセル作業に追われる日々から解放される糸口がつかめる
とりあえずExcel VBAの基本をマスターしたいのであればこちらの動画講座が一番です。
エクセルの初歩的な使い方(ファイルを開いたりセルにテキストを手入力すなど)さえ知っておけば大丈夫なレベルで解説が行われており、Excelの使い方が不安という方でも見進められる内容となっています。
非IT職などパソコン操作に疎いノンプログラマーの方でも大丈夫な内容となっているので、理系じゃないからできるか不安という方もこちらを見てみるといいですよ。

ここから始める!本気でExcelマクロ(VBA)を学びたい人のための基礎講座【超入門編】
- ExcelVBA(マクロ)プログラミングの基礎が習得できる
- VBAを使用して実務に活かせる知識が身につく
- VBAを構築していく考え方を理解できる
Excel VBAについて基礎中の基礎から動画で勉強したいのであればこちらの講座がおすすめです。
講座自体がとても短く、3時間程度しかありません。そのためあまり時間が無い方でもサクッと勉強を進めやすく、ゆっくり勉強を進めたとしても1週間あれば十分でしょう。

まとめ:頭でイメージできないなら動画が一番
参考書は手軽に始めやすいというメリットがありますが、頭の中で「なぜそうなのか」「なぜうまくいっているのか」といったことを頭でイメージできないと中途半端な状態でExcel VBAのスキルが身についてしまいます。
中途半端な状態でもある程度使いこなすことはできるんですが、いざというときに動作や仕組みの理解不足・勘違いで上手くいかないということが少なくありません。
不安な方は目で見てイメージしやすい動画解説で勉強をしてみるといいかもしれません。