WordPressのパフォーマンスを劇的に高めることができる超高速CMS実行環境「KUSANAGI」
当サイトもKUSANAGIを使って運用しています。
本来なら、KUSANAGIのセットアップをしようと思うとサーバーの知識だけでなくネットワークセキュリティ知識が必要です。
KUSANAGIの初回セットアップから、KUSANAGIを使う上で最低限やっておきたいセキュリティ対策(SSL導入を含む)を自動的に行なってくれるアプリケーションイメージが、ConoHa VPSで提供されています。
今回はConoHa VPSでKUSANAGIをセットアップする流れを紹介します。
KUSANAGIとは?
KUSANAGIとは、WordPress などの CMS の実行速度を大幅に上げることができる高速化チューニング済み仮想マシンイメージです。
WordPressもCMSの一つであるため、KUSANAGI上にWordPress環境を構築するだけで大幅にパフォーマンスを高めることできます。
特に顕著なのがWordPressダッシュボードです。公開しているページはキャッシュプラグインなどを使って高速化できますが、ダッシュボード・管理画面はキャッシュできないため、サーバースペックがあまり高くなかったり、導入しているプラグインが多いとかなり動作が遅いです。
ですが、KUSANAGIはダッシュボード・管理画面に関しても最適化してくれるため記事執筆などのサイト管理効率が大幅に上がります。
一度使うとKUSANAGIなしではやっていけないくらい最適化されるので一度使ってみることをおすすめします。
ConoHa VPSでKUSANAGIを使ってみる
それでは早速ConoHa VPSでKUSANAGIイメージを使って構築していきます。
ConoHaアカウントを作成していない場合は作成しておきましょう。
ConoHaにログインしたら
を選択次に、サーバープランを選択します。
KUSANAGIは512MBプランでは使用できません。無理やり512MBで動かしてもメモリ不足でパフォーマンスが劇的に悪化するので、必ず1GB以上を選びましょう。
個人ブログ程度なら1GB、個人でもかなりパフォーマンスを上げたいなら2GBでいいしょう。
公式は4GBを推奨していますが、個人サイト程度なら2GBで十分です
を に切り替え、 を選択
続いてrootパスワードを設定します。ここで入力するパスワードはVPSにSSH接続する際に必要な初期パスワードです。
rootパスワードの設定まで終わったら、
をクリックして申し込みに進みます。申し込みが完了するとサーバーの構築が行われます。完了するまでしばらく待ちましょう
完了したら起動中
になり、VPSを操作できるようになります。
VPSに接続する
ネームタグをクリックしてVPSの詳細にアクセスします。
アプリケーションイメージで
を選択した場合、 という項目が追加されているので、それをクリックします。この際、サーバー申し込みに入力したパスワードを使ってログインします(ログインユーザー名はroot)
の クリック
運用するサイトのドメインとメールアドレスを入力します。
しばらく経つとWordPressのインストールが完了し、IPアドレスが表示されます。
表示されたアドレスをドメインのDNSレコードに登録しておいてください。
これでKUSANAGIでWordPressが使えるようになります。
SSL設定やKUSANAGIのキャッシュ設定などはConoHaのコントロールパネルから行えるので、色々試してみてください。
プランがどれが一番最適?
初めてならプランは1GBでいいでしょう。1GBプラン以上ならいつでも好きなタイミングでプランのアップグレード・ダウングレードできるので、記事数やアクセスが増えてきて重くなってきたと感じたらプラをアップグレードしてメモリーやvCPU数を増やすといいでしょう。