【C言語】絶対値(整数・少数)の計算をする関数4つ!

C言語では標準ライブラリに用意されているabs関数を使って絶対値を計算できます。

今回はabs関数を使って絶対値を求める方法を見ていきましょう。

また、abs関数を使って絶対値を求めるにおいて気を付けなければいけないポイントもあるのでそちらについても解説していきます。

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abs関数を使って絶対値を計算する

abs関数を使って絶対値を求める方法は簡単です。

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

int main()
{
  int a = -10;
  int b = 5;
  a = abs(a);
  b = abs(b);

}

このように、絶対値を求めたい変数をabs関数に引数として与えるだけです。

これだけで絶対値を計算できます。

abs関数を使う際の注意点

abs関数を使う際の注意点は大きく分けて2つあるので、それぞれ確認しておいてください。

stdlib.hのインクルードを忘れない

abs関数はC言語標準ライブラリ「stdlib.h」で定義されています。

ですので、abs関数を使う際はstdlib.hのインクルードを忘れないようにしてください。

型に対応したabs関数を使い分けないといけない

今回紹介したabs関数はint型に対応した絶対値計算関数です。

そのため、double型やfloat型の値を与えても、暗黙的にキャストされて少数が切り捨てられてしまいます。

そのためC言語ではfloat型やdouble型などに対応したabs関数が用意されています。

ですので、必ず値の型に対応したabs関数を使うようにしてください。

それぞれの型に対応したabs関数

関数名
intabs関数
longlabs関数
doublefabsf関数
floatfabs関数

それぞれのabs関数の使い方は全く同じです。引数の型が異なるだけです。

型によって使用する使用する関数を使い分けないと、少数が切り捨てられてしまったり、コンパイルそのものが通らない可能性があります。

ですので、しっかり各変数に対応したabs関数を使うようにしてください。

abs関数を使わずに絶対値を計算したい

絶対値を求める計算プログラムの作成はとても簡単です。

詳しいプログラムの作り方については別の記事で解説していますので、自作してみたい人は参考にしてみてください。

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